先週の日曜日に、花の写真を撮りに出かけた帰りにちょっと思いついて、岩国米軍基地方面に向かいました。厚木基地からの米空母艦載機部隊移駐計画で揺れた街として話題になりました。住民投票でも、市長選でも住民の反対の声を無視して、政府はアメリカの言いなりになって計画を進めようとしています。何度もデモで通った基地への道を今度は一人でカメラを片手に歩いてみたくなりました。
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基地のゲート側に車を走らせると、看板が英語の店が目につきます。基地のゲートのすぐ横にはTATOOの専門店や、誰が着るのか理解できないバックに刺繍の入ったスタジャンや大きなTシャツが所狭しとかかってある店が目に入ります。店の中には、日本の若者とアメリカの若者が一緒に品物を選んでいる光景が。車を止めて入ってみたかったのですが、カメラを持ったおじさんが入るにはちょっと勇気がいったかもしれません。
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ゲートの横を抜けて、金網ごしに中を見ていると黒人の若者とと日本人の若い女性が楽しく談笑している様子が見えました。楽しそうなのでちょっとカメラを向けると「ヘーイ!」のかけ声と「写すんじゃないよ!」と言う英語が聞こえてきたので、慌ててカメラを下ろしました。
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ゲートの番人は4~5人程度でふざけながらやっているほど、緊張感がない状態でした。テロ対策強化や対中国ということで軍備増強している状態とはとても思えませんでした。
それにしても、とにかく広い。中にはいろんな施設があって、外に出なくても十ぶん楽しめるようになっているそうです。それでも、休日には外に出たくなるようで、岩国や広島の街は基地関係者を少なからず目にします。この金網が閉塞感を生み出すんだろうなと思いました。
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日本の中のアメリカは、直接物言わないまでも、重圧感は十分です。米空母艦載機部隊移駐計画だけでも大変なのに、基地の沖合移設工事で、今よりもさらに強化されようとしているという事実は大変なことだと思えます。
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すぐ近くでは上関原発計画も推進されようとしています。この国に必要のないものがどんどん建てられようとしていることは、自分も含めた近隣住民にとって、頭の痛いことです。これからも一主権者として平和と安全の動向については注意深くみていきたいと思います。
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基地のゲート側に車を走らせると、看板が英語の店が目につきます。基地のゲートのすぐ横にはTATOOの専門店や、誰が着るのか理解できないバックに刺繍の入ったスタジャンや大きなTシャツが所狭しとかかってある店が目に入ります。店の中には、日本の若者とアメリカの若者が一緒に品物を選んでいる光景が。車を止めて入ってみたかったのですが、カメラを持ったおじさんが入るにはちょっと勇気がいったかもしれません。
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ゲートの横を抜けて、金網ごしに中を見ていると黒人の若者とと日本人の若い女性が楽しく談笑している様子が見えました。楽しそうなのでちょっとカメラを向けると「ヘーイ!」のかけ声と「写すんじゃないよ!」と言う英語が聞こえてきたので、慌ててカメラを下ろしました。
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ゲートの番人は4~5人程度でふざけながらやっているほど、緊張感がない状態でした。テロ対策強化や対中国ということで軍備増強している状態とはとても思えませんでした。
それにしても、とにかく広い。中にはいろんな施設があって、外に出なくても十ぶん楽しめるようになっているそうです。それでも、休日には外に出たくなるようで、岩国や広島の街は基地関係者を少なからず目にします。この金網が閉塞感を生み出すんだろうなと思いました。
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日本の中のアメリカは、直接物言わないまでも、重圧感は十分です。米空母艦載機部隊移駐計画だけでも大変なのに、基地の沖合移設工事で、今よりもさらに強化されようとしているという事実は大変なことだと思えます。
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すぐ近くでは上関原発計画も推進されようとしています。この国に必要のないものがどんどん建てられようとしていることは、自分も含めた近隣住民にとって、頭の痛いことです。これからも一主権者として平和と安全の動向については注意深くみていきたいと思います。
大学受験のために通ったということで辛い思い出の方が多いかもしれません。電車の中でウォークマンを聞きながらずっと海を眺めていたこと、レッスンの後、必ずドムドムバーガーでハンバーガーとホットチョコレートを買ってから電車に乗っていたことなどいろんな思い出があります。
私にとっては忘れられない街です。
私は、基地を外から眺めるところではなく、文字通り基地に関わるアメリカ人、日本人のそれぞれの人間に触れるところで少年期、青年期を過ごしました。
だからベトナムから帰還したアメリカ兵を見て、夜の街に繰り出さなければやり切れない、一人の人間としての苦しさやしんどさが何となくわかってしまう、そんな位置で生活していたのです。
彼らの多くは、わざわざこんなところに来たくなかった、そんな話を父からよく聞きました。
さて、基地の中では、そこだけで生活できるようになっています。中学生の頃、仲良くなった米兵に何度か連れて入れてもらったことがあります。映画館、ダンスホール、バー、ゴルフ、野球場、スーパー、衣料品店、バーバー等。要するに何でもあるのです。そこだけで街が成立している場所。
米軍はいらない。米軍は本国に帰れ!そうです。しかし、米兵は、「帰れ!」ではなく、彼らの望む場所に帰してあげるべきなのだ、といえば分かってもらえるでしょうか。
基地関係者で言えば、五木寛之の小説「海を見ていたジョニー」の中で、「自分はベトナムで人を殺して来た。今自分の吹くトランペットとまだ純粋だった時に吹いたトランペットが同じ音だったとしたら、人に伝える音楽って何だ?」と言った台詞これほど人間性を言い得たことばはないと思います。そういうことを考えさせられる街です。一人で散策することを勧めます。