季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

12月の講座

2014年11月19日 | 音楽
12月14日(日)14:30 KMアートホール

古典派の曲を古典的に演奏するように、とアドヴァイスして伝わるだろうか?言っている人は何らかの感覚に応じて言っているのでしょう。

でも言われた方がこれで理解したのだったら、そもそも言われてしまう前に出来ているのではないですか?

実際には、この手のアドヴァイスを受けた人は、何やらとてつもない深遠なことを言われたように思って、ひたすら反省する。

時代背景を考慮して、というアドヴァイスもよく見かけますが、こちらも同じような次第でしょう。

念のために書いておきますけれど、僕とて古典的な美しさに不案内ではない。また、例えばベートーヴェンはいかにもナポレオンの時代の人だと強く感じる。

でもそれは、確かに僕の内部で感じることであって、口にすることが大変難しい、ある種の感覚です。化学式のように説明できる代物ではないのです。

それらが欠けた演奏だと思った場合、必要なのは具体的な指示であって、高邁なお説教ではないはずです。

具体的なことが言えない場合にお茶を濁しているのではないかと皮肉のひとつも言いたくなる。

今月のホールが取れなかったので12月にしました。来年も続けるつもりではありますが、まずは今年最後の講座です。ご多用中と思いますが是非ご参加下さい。
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