季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

オンライン小音楽会

2021年07月18日 | 音楽
オンラインの発表会に便乗させて貰って僕の生徒有志の演奏会も配信して頂いた。

当ブログを読んで頂いている人はご承知のように、ほぼ毎月ホールで演奏する機会を与えている。

普段は長津田と戸塚のホールを使用しているが、今回は以前よく使用したフィリアホールで。

一階席は響きが遠く、二階席ではワンワンただ響く。そうなると録画の方がマシだということになりかねない。

関心のある方は是非聴いてあげて下さい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハーモニーの不思議

2021年07月13日 | 音楽
ひょんな事から軍楽隊の演奏に関心を持つようになったことは以前書いたような気がする。

ドイツ軍の金管楽器は実に美しい。ハーモニーとはかくあるべし、といった響きである。曲想さえ違えればそのままブラームスやブルックナーになる。

ある時沿道の観衆が撮った映像を見ておやっと思った。

すぐ近くを通り過ぎる金管楽器が決して上手ではないのである。漠然と大変洗練された音響を期待していた耳には結構なショックであった。

かつて何処かで読んだ記事の記憶が蘇った。かつてのベルリンフィルの弦楽器、就中ヴァイオリンは決して全員が名手だったのではない、というものだった。

目の詰んだ、その上艶のある響きに感嘆していた僕はそれを読んでそんなものなのか、と半信半疑だった。

しかし金管楽器群での体験をした今、僕は心からその記事を認めることができる。

ドイツ軍が奏でるバッハのコラールが如何に厳かか、マーチがどれほど引き締まって柔らかいか、音楽する人々は聴いてみたら良い。そしてハーモニーの不思議に思いを馳せてみたら良い。

因みにベートーヴェンもマーチを作っている。当然余技だが、他の行進曲の前後に聴くと力量が頭抜けているのが分かる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

又しても失敗

2021年07月10日 | 音楽
ピアノのテクニックについてHPを持っている。ある処から筆が進まず思案投げ首が続いたまま、外見上は打ち捨てられている。

そうではない。僕としても乗りかかった船だ、もう少しの処まで書き進めたのだから完成とまではいかずとも、纏まりくらいは示したい。

ただ、音を言葉で説明するのは土台無理なところへ動きまで言葉で表現する。その上動きと心理の関係を記述する。その根気が続かないというのが正直なところなのだ。

そこではまた、テクニックについてのみならず生徒主催の演奏会や僕の自主講座の案内なども見られる。

先日久しぶりに更新しようとしたのだが、何とログインが出来ない。

あれこれ試したのだがどうやってもダメなのである。ログインの方法が変わった云々の冷たい表示が出るばかり。

そのうちに1年以上前にログイン方法変更の通知メールがあった筈だということを知った。

僕は買い物はほとんどネットで済ませる。すると夥しい数の宣伝メールを受け取る仕業になる。注文のたびに案内メールは不要である旨をチェックすれば良いのだが、ついつい忘れる。

毎日沢山の不要メールを読まずに消去して、うっかりHPについての大切なメールも消去してしまったらしい。

そのような次第で、HPに載っている演奏会情報はとうの昔に終わっている。次の演奏会はいつですか、と数人に訊かれて初めてこれはまずいことになったと理解したのである。

慌てて記しておけば、次回は7月18日、青葉台東急スクエア内のフィリアホールで17:45開演。YouTubeでもリアルタイム公開する。

捨てざるを得ないHPのうちテクニックについてと音楽一般への言及だけは消えてしまう前にコピーをした。新たにきちんとしたHPを作らなければならない、やれやれである。パソコン音痴には荷が重い。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無知

2021年07月07日 | その他
僕はほとんど外食をしない。特にファミレスや回転寿司に行くことはほぼ無い。

人並な生活に憧れ回転寿司に初めて行った時のこと。

クルクル回るものが鮨だということは無知を誇る僕でも理解した。

周りの人々を見て、ベルトに乗せられた皿を勝手に取り上げ、食べ終わった皿はうず高く積み上げておけば良いと理解もした。

腹が減っていると随分なテンポで平らげるものだ。つまらぬ事に感心していると前方からプリンが乗った皿がゴトゴトやって来るではないか。

僕は甘いものが好きである。昔村に住んでいた時分、隣家に上がり込んで鍋一杯のあんこを手づかみで食べていたそうだ。そうまでして口にしたかったほど甘い食品に飢えていたのだろうか。

もちろんようやく歩くようになった幼児期だが、勘違いする人もいるから断っておく。

鮨とプリンという妙な取り合わせよりもプリンを食べたいという反射的欲求が強かった。サッと手を出し平らげた。

別段美味いとも思えないが、甘くはあった。口の欲求が満たされると精神に余裕が生じる。

落ち着いて見るとパフェだのメロンだのがしずしずと回っているではないか。これが回転寿司なのか!

僕同様精神的に余裕を取り戻した家族が急に声を潜めて、ちょっとまずいよ、と言うのである。

だいぶ離れた所にいる親子連れの一団を目配せするのでそちらを注視した。子供が店員に「プリン」と注文しているではないか。

プリンやパフェなどは注文してからベルトに乗るらしい。してみると先程僕が食べたプリンは誰かが、多分子供が注文したものだったのだ。

子供が注文して来るのを待っていたプリンはどこかの変なオッサンが横取りしてしまったのであった。

もしかしたら僕が横取りして食べているのを恨めしそうに見ていたかもしれない。携帯で撮影していたかもしれない。当時は多分ツイッターは無かったのではあるまいか?それを祈る。

後で検索してみよう。

この手の失敗談なら山ほどある。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする