季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

点数稼ぎ

2016年04月29日 | 音楽
最近とくに気になることを。

音大、音高で点数稼ぎのために殆ど演奏されない曲を探し出して弾く傾向があるようだ。

それも生徒は乗り気でないのに教師が推奨するらしい。

これは感心しない。気に入った曲ばかりを弾いていてはよろしくない、というのとは訳が違う。

無名の曲にも優れたものがある、というのとも違う。

こんなことを続けていて後進の指導もへったくれもないではないか。

騙されて高得点を与える方も与える方だが、それでは力をつける事にならないではないか、くらいは若い人にも思って貰いたいものだ。というのも、これは自分自身のことだから。自分が可愛いのならば自分の身は守らなければ。


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5月の講座案内

2016年04月25日 | 音楽
5月22日(日)14:30開講
京王新線・幡ヶ谷のKMアートホールにて。

今回はヴァイオリニストの広岡香さんに手伝って頂き、ヴァイオリンとピアノの技術的な共通点などを通じてピアノの技術を理解して貰おうと思います。

同時にピアノを通してヴァイオリンや弦楽器一般に僕が感じる欠点にも言及できたらと欲張ってもいます。

出来れば広岡さんに僕が沢山質問したい、僕の好奇心を満足させる良い機会でもありたいと念じています。

そんな企画ですから、ピアノ関係者のみならず、愛好家、弦楽器関係者の皆さんの参加を歓迎します。

ブラームスの3番ソナタ1、2楽章やソロ組曲の演奏(ピアノ・福間優子さん)のほか、例えばインヴェンションやフランス組曲の一節をヴァイオリンで弾くと美しさが増すことなども示せたらと計画しています。
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動画から

2016年04月22日 | 音楽
以前ちょっとだけ触れたことがあるのだが、ドイツに歌手へのインタビュー番組があった。エヴァーディンクという演出家がインタビュアーであった。

You tube のおかげで今日まとめて視聴できる。残念ながら日本語の字幕はない。僕なぞは細かいことは聞き取れずに悔しい思いをする。

ドイツ・オーストリアで活躍した非ドイツ系歌手のドイツ語は比較的聞き取りやすい。ドイツ系歌手は総じて恐ろしく早口だ。

ただ、面白いことにシュヴァルツコップはとても聞き取りやすい。1時間番組だから、最後は頭がクラクラしてくるけれど。

その番組が始まる前に亡くなった名歌手も多いけれど、それでも僕の世代よりもずっと上の歌手の(普段の)肉声を聞ける喜びは大きい。

名歌手名歌手を連発したが、中にはトンデモ歌手もいる。僕が聴いていた公演で激しいブーイングを浴びせられたテノールもいる。この愉快な出来事はそのうちに書こう。

総じて言えることは、出てくる歌手が皆、普通のおじさん、おばさん、いや、とっくに引退しているのだからおじいさん、おばあさんか、要するに単なる人間だという、当たり前のことだ。

これがわが国では難しいらしい。スポーツ選手でもゲージュツ家でも。

つい話題が逸れていくのが悪いクセだ。
でも歌手たちの佇まいに話の内容以上に感じるところがあったのも本当だ。

アントン・デルモータという名テノールの慎み深い話し方(この収録から間もなく亡くなったようだ)はドン・ジョヴァンニのオッターヴィオでの歌唱を思い出す。

ゼーフリートはスザンナなどよりなお、はるかにはるかに活発なオバさんで、全盛期の可憐な歌声しか知らぬ僕はひっくり返るほど笑ってしまった。

マルタ・メードルというワーグナーソプラノは、歌手になる前にデパートの売り子をしていたという。円満に退職した老婦人といった風情で、落ち着いた態度は揺り椅子とレース編みが似合いそうだ。この人の最後の舞台を僕は見たはずである。「スペードの女王」の老婆だった。

このように次から次へと記憶がよみがえる。

ドイツ語なんか一言も分からなくても良い、知った歌手がいたら(いなくても)話ぶり、顔つきだけでも見てみたら楽しかろう。アントン・デルモータのを紹介しておこう。6分すぎから若き日の歌唱が紹介されるので是非。(ドン・ジョヴァンニのドン・オッターヴィオ)

1時間番組とはいえ、ある人は50分、またある人は70分くらい、とそうしたルーズな?番組構成も懐かしい。
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むかし話 その後

2016年04月18日 | 動物
ウサギの寿命は6、7年と言われる

大邸宅、何度も言うがうさぎ小屋としてはだぞ、に住んだポチとプチは寿命をはるかに超えて14歳まで生きた。

その結果、男の家は通常のむかし話と違い、宝ものが見つかるどころか、光熱費の高騰で傾いた。24時間完全暖冷房なのだから無理もない。

あまりの金額に音を上げて、何とか家庭で電気をつくりだせないかと頭をひねった。

自転車こぎで電気を発生させるというアイデアとか、暇なのを幸いバカげたことばかりを本気で考えた。その際、どれ位こぐ必要があるのかまるで考慮していないのはご愛嬌であろうか。

筆者はこの男と面識があるばかりか、少し詳しく知っているといえるほどである。

ところが彼の諸事一般への知識ときたら適当なもので、筆者は家族が彼を「てき父さん」と呼ぶのを聞いたことがある。諸事一般どころか、彼の専門分野でも適当らしかった。

筆者は偶然この男の「専門分野」のブログを見つけ一読したが、なるほど「てき父さん」とは言い得て妙だと深く納得したのである。

しかし彼は信仰心だけは篤く、筆者も彼が昔話で動物達が恩返しをする話にいたく心動かされているのを知っている。そのために毎週富くじを買っているのを見るにつけ、「待ちぼうけ」を地で行っているではないか、との感想を持ってしまうのは無理らしからぬ所であろう。







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奇々怪々

2016年04月11日 | その他
ブログランキングなるものに(何のことかも知らず)参加した。今ではそれが何か位は分かっているが。

当ブログの下を見てもらえば一目瞭然だ。ピアノ関係ランキング?をクリックしてもらえればそのランキングサイトに行く仕組みである。

で、左側のは僕が訳も分からず登録して、直ぐに重複する愚に気付いて抹消したものだ。

ところがこれがふと気づくと復活しているではないか。しかも、ジャンルがその日によって違う。

僕が復活に気付いたのは数日前で、教育問題!のジャンルで、しかもえらく上の順位であった。

また抹消手続きを済ませたら良いのだが面倒でそのままにしてある。

この復活劇はいったいどうして起こったのだろうか?僕が寝ぼけて再申請したとでも言うのか?

別段被害も何もないが、ネットの仕組みなんて分からないや、という点で気持がよろしくない。第一毎日のようにジャンルが違うとはどんな仕組みなのだろう。

ランクを競っている訳ではないが、もしも私もそう思うな、という方は右側のランキングボタンを押して貰えたら有難い。

左側だと何かの災いが降りかかるかもしれないヨ。
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講座の録画 また

2016年04月05日 | 音楽
今回も生徒が撮ってくれていたのでまぁ記録としてyoutubeにアップしてみた。同じ携帯で撮ったはずなのに、前回よりは僕の声も聞こえるようだ。

それもそのはず、この二ヶ月の間発声練習に励んだのだから。嘘だが。

携帯はより遠くにセットしてあったのに。

それにしても自分の声がここまで悪いと嫌悪してしまう。また、どんな人も自分の声を一生聞くことがないという事実を突きつけられる。

これはピアノの音についても言える。勿論他の楽器や声楽にも同じことが言える。

では自分の音を聴け、というのは何であるか?一生自分の音を聴くことが出来ないならば。

これを説明するのが中々難しい。僕たちは練習しながら何をどう判断しているのだろうか?

聴いているのは、いったい今鳴っている音は楽音というに相応しいのか、強いて言えばこんなことであろうか。

それが距離を置いた他人にどう聞こえるのか?それは知る術がない。自分が得心いけば、あとは人まかせにする以外ない。

こんな根本的で素朴な疑問でも、うまく答えることはできない。勘です、とでも言った方が良いと思ってしまう。
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