ブルーノ・ワルターは温厚な人柄で知られていたらしい。メニューインが披露した話では、トスカニーニはワルターを評して「センチメンタルな馬鹿」と言ったそうだ。
センチメンタルな馬鹿。トスカニーニは嫌いだが、こういう時には冴えを見せる。ワルターを僕は馬鹿と思うわけではないけれど。ついでにないしょでひと言。
その「馬鹿なワルター」は後年こんなことを言う。私は常に寛容であろうと努めてきた。しかし寛容になれない場合があることに気づかざるを得なかった。非寛容な人々に対してである。
正確さを欠くけれど、こんなことだ。
この種の正確な認識は日本ではほとんどお目にかかれない。
ついでに。ワルターの演奏が甘ったるいという定説?僕には理解できない。好んでたくさん聴いてきたわけではないが、実に端正だ。頭で聴いた気がしている人には何でもどうにでも聞こえる見本さ。
センチメンタルな馬鹿。トスカニーニは嫌いだが、こういう時には冴えを見せる。ワルターを僕は馬鹿と思うわけではないけれど。ついでにないしょでひと言。
その「馬鹿なワルター」は後年こんなことを言う。私は常に寛容であろうと努めてきた。しかし寛容になれない場合があることに気づかざるを得なかった。非寛容な人々に対してである。
正確さを欠くけれど、こんなことだ。
この種の正確な認識は日本ではほとんどお目にかかれない。
ついでに。ワルターの演奏が甘ったるいという定説?僕には理解できない。好んでたくさん聴いてきたわけではないが、実に端正だ。頭で聴いた気がしている人には何でもどうにでも聞こえる見本さ。
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