パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

おめでとう、史子さん

2008-08-23 17:30:29 | Weblog
 「仙ちゃん」なんて愛称を使って損した。というか、不適切だった。撤回します。

 昨日、帰宅してから日韓戦のビデオ放映を見たが、岩瀬が出てきたところでアナウンサーが、「え? 岩瀬ですか? 大丈夫でしょうか。これまでは通用していないのですが」と不安そうだった。

 そして、一人目の打者にあっさりセンター前ヒットを打たれ、星野が自らマウンドに近づくと、「ピッチャー交代でしょうか」とアナウンサーがほっとした調子で言った。声も心なしか、弾んで聞こえるl。

 ところがそうではなかった。解説の野村が「いや、そうじゃないです。激励に来たのです。お前に任せた,頑張れ、と言ったのでしょう」

 アナウンサーは、「ここは頑張ってほしいです」と野村に調子を合わせたが、その後も、「腕が振れていない」「球が来ていない」としきりに言っていた。

 さすが、現場で直接選手を見ているだけに,「腕が振れていない」とか、発言も専門的だ。私なんかには全然わからないが。

 結果はご存知の通りだが、なんとも気分が悪い。別に,特に熱烈な野球ファンというわけでもないのだが、400メートルリレーの歴史的銅メダルにおめでたい気分になっても、「星野ジャパン」を思い出すと、一気にしぼんでしまう。こんなに後味の悪い敗戦はちょっとない。

 しかし、今日の3位決定戦にはさすがに勝つだろうと思った。アメリカとはいえ、マイナー選手ばかりだし、それから、さすがに岩瀬がまた出てくることはないだろうからだ。

 でも、勝ってもちっとも嬉しくないだろうなあ、などと思っていたら、あけてびっくり、そのアメリカにも負けてしまった。

 私は3回ぐらいまではテレビで見ていたのだが、事務所についてパソコンを見たら、8対4で負けが決まっていた。

 またしてもGG佐藤がエラーを犯したらしい。

 実は,テレビで見ていた時も、平凡な外野フライを落としていて、それは和田がなんとか押さえてことなきを得たのだったが、またやったのか!

 しかし、ここは佐藤を責めることはできない。韓国戦の失敗を引きずって、とても普通の心理状態ではない。ここは、守備のいい選手に任せて、チームのためにも,佐藤自身のためにも、佐藤は指名打者にすればいいではないか。指名打者制ではないのならいざ知らず、そうじゃないんだから。

 星野は日本に帰ったらいろいろ言われるだろうが、おそらく,全て、「結果論ならどうとも言える」で退けるつもりだろう。それがわかっているだけに、後味が悪いのだ。

 しかし、400メ-トルリレーは、強豪チームが失格したとはいえ、よくやった。これからも、スピードが増すにつれてバトンリレーそのものも難しくなるだろうし、ちょこまかと手渡し技術に優れた日本チームは、これからも有望かも。

 しかし、この結果を一番喜んでいるのは、麻原…おっと、朝原選手の奥さん、旧姓奥野史子さんだろう。

 よっぽどダンナさんのことを愛しているのか、それとも他にも理由があるのかなんなのか、よくわからないが、奥野史子さんてば、普通じゃなく、えらくダンナさんに気を使っている…ように見える。

 まあ,余計なお世話だが、史ちゃんのためにも、リレーの健闘を喜びたい。