みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

The Fourfold Work Of Christ In His Cross, #1

2016年04月07日 | 聖書研究・信仰
さて、準備が整ったので、次のステップへと進んでいく。

主イエスキリストの十字架がどれほど広大な範囲を照らしているかを考えてみたい。

キリスト者の経験という観点から、神の贖いの御業を4つの面から分析して理解すると分かりやすい。

ただし、キリストの十字架は、(いくつかのパーツには分割できない)ひとつの神の御業であるということを銘じておくことが肝要だ。

2千年前のある日ユダヤの地で、主イエスが死んで復活した。

今、主は「上げられて、神の右におられる」(使徒2:33)

御業は完了した。

くり返す必要はない。

付け加えることもない。

これから言及する主の十字架の4つの側面のうち3つについては、すでに詳細を検討した。

最後の側面については、次の2章で考察することにしたい。

4つの側面を要約しておく。

1.キリストの血潮は、我々の罪々と過失を処理する。

2.キリストの十字架は、原罪、すなわち肉と生まれつきの人を処理する。

3.キリストの命は、人の内に住まい、人を再生し、人に力を与える。

4.キリストの死と復活の命が、生まれつきの人の内で徐々に形作られていく。

最初の2つは、救済的側面を持つ。

サタンの業の束縛から解かれることと原罪からの解放と関連している。

残りの2つは、救済的というよりもポジティブな側面を持つ。

神の目的の達成と、より直接的に関連している。

最初の2つは、アダムが堕落によって失ったものからの回復に関係する。

最後の2つは、キリストへの内住、キリストの内住、アダムが決して得られなかった何かと関係する。

つまり、こうだ。

死と復活における主イエスの完了は、贖いの御業と神の目的の達成から成る




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