勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

マディソン郡の恋

2009-03-02 23:59:58 | Weblog
 花は散るもの、葉は枯れるもの。陽は昇り陽は沈む。そして季節は巡り、新しい生命が生まれる。世の常である。
 秋に枯れた柏の葉は、春に新芽が出るまでは落葉しないことから、子孫繁栄を願い、端午の節句の柏餅を包むのに用いられるようになったとか。

 人は老い、やがて朽ちる。「自分が死ぬときに“俺の人生はなんと華々しく素晴らしかったのだろう、満足だ、あばよ”と言って死ねるのが一番。そのためには出し惜しみしないで突っ走ることです」と、高齢者の眼疾患治療を支える、小田原の佐伯眼科の佐伯宏三院長は言う。

 61歳での紅白初出場は、紅組史上歴代最高齢記録であり、「団塊世代の星」といわれる秋元順子さんが歌う『マディソン郡の恋』という歌がある。あの『愛のままで』より早く2006年に発売され、僕もCDを持っている。タイトルでおわかりのように、映画「マディソン郡の橋」をモチーフにした歌である。

 片田舎に暮らす平凡な中年の主婦に訪れた、運命の出逢いの四日間。結ばれぬ恋の命は炎(も)え尽きたが、想い出の橋の上から散骨されたふたりは永遠に結ばれる。


枯葉が青葉に蘇る
不思議な恋なの
魔法かしら

 と、大人の恋を歌う彼女の魅力は、中高年に勇気と希望を与えてくれる。悪魔が仕組んだ出逢いと、サタンの接吻(くちづけ)で、しばし大人の世界に浸ってみませんか?