勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

彼岸

2009-03-20 21:56:46 | Weblog
 夜来の雨もやみ、うららかな春の陽射しの中、お墓参りに実家に行った。兄弟姉妹が集まる数少ない機会である。
 甥の息子の成長ぶりも楽しみだが、今日は知らない子がいる。
エッ!この子は誰?
Vサインでニッコリ笑った笑顔は、春の野に突然顔を出したつくしのぼうやのよう。
 僕には二人の弟がいるが、その末弟の孫だという。
バツイチの弟の娘が国際結婚していたらしい。なんと僕の知らぬ間に、外国人の親戚ができていたわけだ。
アメリカ人の彼はしっかりした日本語を話し、箸も上手に使いこなす。
幼かった甥の息子は、急におにいちゃんのような振る舞いで、つくしのぼうやとすぐに仲良しになっていた。
 墓の中で眠っている父と母、そして兄もさぞかし驚いていることだろう。
暑さ寒さも彼岸までという。春の彼岸のサプライズは、こころまで暖かくしてくれた。