お出かけですか？
ではワタシはここで寝ています。
目を固く固く閉じて。
何があっても見なかったことにします。
聞かなかったことにします。
だってコワイもの。
この目を絶対開けるものかー
・・・とどうやら思っているらしい。
だから、誰かが帰ってきても、安全確認できるまでは狸寝入り。
”アナタはミカンが食べたくなーる”
今日のお食事にはビタミンが足りないと思うでしょ？
暖房でノドが乾いたでしょ？
日本人の冬の定番でしょ、コタツにミカン。
ささっどうぞ召し上がれ。
何ももらえそうなものが無い時は、こうして半強制的にオススメされます。
ミカン取ってこいと。
予防注射のついでにリカさんの足も病院で見てもらいました。
結果、骨が折れているとか、異常が有るということはないとのこと。
まあ、予想はしていたけれど、
ズバリ
”年です”
と言われました。
病気とかケガと言われるよりはいいですが、要するに何もできない、との意味ですね。
あとは毎度お馴染み、気休めにグルコサミン飲ませるとか・・・
”今日は痛い事はされなかったわ”
”年”って言われたけどね。
あ、そうそう注射はしたけど、それはされた記憶も無いみたいです・・・
ねぇ、お外に出ない？
"聞こえませーん"
誰が、何のために？
...。
そう言われると身もフタも無いですが。
寒くなってから、トイレのついでにウロウロするのなら、今の方がいいと思ったから。
でも、今は寝ているから、行きたくないのよね。
それと階段降りるのも大変なので、全て用事は一気に片付けたいっていうのも有るかな・・・
崖から飛び降りるような形相で降りているものね。
コレもどうにかしないとね・・・。
床暖ON
”なんだかココ暖かいような・・・”
なぜ？
気のせい？
なんだか自分の感覚が分からなくなってきたわ。
あまりに暖を求めすぎて、ちょっとワタシおかしくなっているのかも。
そりゃそうよね。
いつも暖かいわけではないから。
確かここ暖かかったはずと思ったら、次は冷たかったり。
なんだか釈然としないものの、しっかり暖は取るリカさんです。
”フムフム、今日の金利は・・・と”
新聞を折り目の隙間から活字を拾い読み。
・・・をしているということはまず無く、
新聞と人の体の隙間から見つめるのはテーブルの奥に有る、柿という名の物体。
字は読めないけれど、単語は知っています。
どういう形で、どういう味かも知っています。
意外と学習して物知りなのよ、ワタクシは。
