毎年 8 月の最終日曜日に行われる通訳案内士試験の 1 次試験がいよいよ明日に迫りましたね !
僕は通訳案内士試験 (英語)を 5 年受け続け、5 回目にやっと今年の2 月に 2 次試験の最終合格の通知を受け取ったので、この試験に対してはかなり思い入れがあります。
20 年前は通訳案内士試験の合格率は数パーセントで、極めて難しい試験の 1つでしたが、今は国交省の思惑もあり、昨年の英語の合格率は約 30 %でした。それほど手の届かないほど難易度の高い試験ではなくなりました。
しかし、難易度が下がったとしても、語学系の唯一の国家試験ですし、いわゆる資格のないヤミ通訳ガイドが野放図に跋扈している中で、正規の合格者はそれだけ重要視されると思います。どのような時代でもオーソドックスに勉強を重ね、努力してきた人は、評価されます。
最近は弁護士や公認会計士などの難易度の高い試験でも、合格者が増え、供給過剰気味ですが、どのような職業でも本当に実力をつけてきた人は強いです。
日本は少子高齢化に加え、2020 年の東京オリンピックを控え、ますます外国人の入国が増えると思いますので、日本の事象を英語(外国語)でキッチリ説明出来る人のニーズはますます高まると思います。そこで、通訳案内士の正規の国家資格を持っていることは、アドバンテージになります。ただし、どの職業でも実力を常に磨き続けなければならないのは、野球でも将棋の世界でも同じです。(僕もまだまだ勉強しなけれなならないことが沢山あります。)
通訳案内士の 1 次試験はいつも夏の終わりの暑いさ中に行われますが、受験される方は、体調にご留意され、普段通りの実力を発揮して、一人でも多く合格されることをお祈りしています。