活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

仏教を考える 7. 「法(道)そのもの」

2015年04月23日 | 仏教
仏教の修行は様々な問題を抱えています。

原因は只一つ、【「法(道)」が求められていない】という事です。

これは、仏教の究極が正しく把握されていないからです。


仏教の究極は、大変矛盾しているようですが、仏教の中にあるのではなく、仏教を越えたもの「法(道)そのもの」にあります。

「法(道)そのもの」が究極であるという事は、仏教の聞き方も、その修行も、「法(道)そのもの」に直結するものでなくてはなりません。

それによって初めて一切が絶学へ向く訳です。

ところが多くの人は、仏教や覚者と言われる方々の教えの中に究極があると見誤る為に、修行の様子も、仏教に直結してしまうのです。

その為すべての修行が習学へ向かって法理の上に立っての修行になってしまうのです。





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