活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

仏と教え

2015年04月08日 | おシャカ様
おシャカ様(仏) が説かれたので、おシャカ様の教えを「仏法」又は「仏教」と言っている訳です。

私達一人一人の衆生が、本当に自己の正体を見極め、そして「法」を説けば、私達一人一人の衆生の教えになります。


教えというものを、自我を持っている「私」が一度聞けば「私」が色々教えを解釈してしまう訳です。

自我を持ったまま、どれだけ教えを鮮明に克明に覚え追求していっても「法」までは到達しません。

何故ならば、おシャカ様の教えは【自我を本当に無くした人の教え】だからです。

極論すれば、自我のあるうちは本当の教えは聞けない(解釈できない) ことになるのです。


「仏」は、そのものということです。真そのもの、事実そのものです。

説明も理も何も必要ないものを「仏」と言います。

宗教の「宗」とは、最も大切な事、大事な事、本源という事です。

この本(もと) を究めるという事が、実はおシャカ様の大切な教えなのです。




精神世界ランキング