なめこの谷の紅葉が思いの外、綺麗だったので同じブナ・ミズナラ林の広がる大山で紅葉を楽しもうと思って、土曜の早朝に家を出た。
またかよ・・・・
少しは、この銀杏並木の黄葉は進んだかな?
この日は午後からは大山付近は雨模様の予報だったが、朝にも天気予報でそれは確認していた・・・・。それが、高速に入って間もなく、雨が降り出した。西進を続けるが、雨脚は強くなるばかり。
ひどい雨だ。2時間程で米子道への分岐の手前のSAに到着。
さて、本降りの雨の中、しばらく朝食のおにぎりを食べながら、大山に向かうか迷っていた。30分ほど、時間をつぶして様子を見ていたが・・・・・、雨の弱まる気配は無く・・・・諦めた。。
高速に戻り、新見ICで降り両親の家に直接向かうことにした。春に石灰岩質の山の花を探して走った道だ。走っていると懐かしいM谷の入り口が見えてきた。雨は弱まることなく降り続いていたが・・・・、この時期の谷の中を覗いてみるのも一興。傘をさして、カメラだけ持って歩き始めた。
M谷
ただでさえ薄暗い谷は、雨でさらに薄暗く、道は濡れ落ち葉で覆われていた。寒々とした、寂しげな光景だ。
実際は、気温は高目で歩くと汗ばむよう・・・
秋明菊
この野菊は何かな・・・・
谷は続いていて、雨は相変わらず。。
道沿いの花などの写真を並べておこう。
シラヤマギク?
アキギリの花のあと キバナアキギリかもしれないが、キバナ・・で、これだけ花穂の長いものはみたことがない・・・
ユキワリソウ
紅葉・・・
この谷沿いの道は奥まで続いていて、その先、山を越えて隣の谷まで続いている。
あそこまでは行こうか・・・
やがて、谷は狭まり岩壁が迫る。
イワタバコ
イワタバコというと、川沿いの岩肌で水しぶきのかかるようなところに張り付いているイメージがあったが、こんな所にもいたのか・・・・・。見上げると・・・・
花のあと
そして、あの場所に着いた。
以前は、あの岩は道のど真ん中に転がっていて、周囲には岩のかけらが散らばっていた。
この崖崩れで道は車両通行止めとなった。M谷の強い意志。硬い石。この意思/石のお蔭で谷の貴重な自然は随分と守られているに違いない。
その谷の意思/石の小さなかけらをこっそり、持ち帰った。
今では、岩は少し片寄せられていて軽自動車は何とか通り抜けられるようになってはいるが、通行止めは解除されてはいない。
さて、戻ろう。
雨はまだ、降り続いている。
クサボタン
この谷にはクサボタンも咲いていたのか・・・・
車に戻り、さらに南下する。
井原に下る川沿いの谷は暗く、雲だか霧だかに覆われていた。
紅葉は始まっているようだが、天気が・・・・。