勤労感謝の日とは、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている、らしい。
全く関係ないけれど、その11月23日の朝、4時前に起きてその30分後、自宅を車で出発。コンビニに寄り、朝飯用おにぎり1個、のど飴、チョコレートと熱いコーヒーを買い、高速へ入った。友人達とは名神桂川Pで5時半に待ち合わせの約束だ。きのこ狩りで朝4時起きは・・・・、あんまり経験ないな。いや、去年もそんなことあったぞ・・・。
その去年と同じ方面へなめこを採りに行くのだ。今年は、さすがに新しい場所の探索も必要との意見があり、最初に比較的近場の山に向かうことになっていた。ようやく空が明るくなった頃、登山口に到着。支度をして歩き始める。
沢沿いの道で傾斜はほとんどないが、途中で細い木の橋をロープに捕まりながら沢を渡る。その先で橋が落ちていて渡れない所があり、水面から出ている石を何とか渡って進む。しばらく先に進むが、なめこの気配を感じないまま、撤退することにした。初めての場所の探索は、十分、収穫してからじゃないとリスクが高すぎる・・・
行きにも気になっていたが、沢沿いの湿った辺りはオウレンの仲間の葉で覆われている。その中に白い花がポツポツと咲いているというので、見てみると・・・・
バイカオウレン
去年、大雪や白山などで見たミツバオウレンの花と良く似ているし、葉も形が良く似ている。ただ、ミツバではなくて、イツツバだ。この葉は帝釈の杉林の下とか雪彦山の川沿いの道とか、いろんな所で見ているな・・・・。今年は狂い咲きの花が多い。庭ではオオデマリまで咲いている・・・・。
戻る道の脇の岩の下からきのこが出ているのに気がついた。
どこかで見たことあるな・・・と思ったが、写真を撮ってからサンプリング。柄より太い根?が10cm以上、地中に伸びていた。ツエタケの仲間かな・・・、そういえばアカチャツエタケとかいうきのこがあったな・・・などと考えていたのだが・・・・。帰宅後、H氏に聞くとアカチシオタケの変異の範囲内とのこと。アカチシオタケの根っこなんて初めて見たので、混乱してしまった。。。
車に戻ったのは8時ちょっと前。次の場所へ急がなければ・・・・。去年の実績のある谷へ向かう。1時間ほど走り、谷に入ったのは9時ころだ。しばらく細流沿い上流に向かって進む。
クヌギタケ属
川の脇には古いブナの倒木が転がっていて、去年も見たようなきのこが顔を出している。
ツキヨタケ
クヌギタケ属?
流れが左に分岐している所の奥を探るが何も見つけられず。1時間後、去年はナメコとムキタケが出ていた立ち枯れのブナから1個だけ出ているなめこを見つけた。
なめこ
今日初めてのなめこの姿にホッとしたのと、1個だけ・・・という嫌な予感。
その後もなめこは見つけられないまま・・・・
クリタケ
シイタケ
ますます、嫌な予感が募る。
斜面の上の方にクリタケが出ているのを見つけて、収穫に登る。そしてその上にもクリタケの幼菌がびっしりと出ている木があった。
クリタケ
ふと気がつくと斜面にいるのは自分だけ。谷を降りて、反対側の斜面を登って行ったようだ。川を挟んで谷の両側の斜面でなめこを探すことになった。谷の木には葉は全く残っておらず、姿も何とか見えるし声も何とか届く。
なめこが見つかったようだ。でも、乾いていると言っている。。こちらもようやく・・・・
なめこ
何とか手の届くところを採って、木の裏を見るとまだ沢山出ている。でも裏に廻ると斜面が急で届かない。しょうがないので、木にしがみついて手探りでなめこをむしり取った。
それから、もう1本、立ち枯れのミズナラから出ているなめこを採って谷の反対側に移る。が、何も見つけられず。
天気予報では午後から天気が崩れ、雨になるとのこと。その通り、曇ってきて風も強く吹き出している。
空腹で何やら立ちくらみがする・・・・。いつも昼飯を食べる谷の開けた平らな場所へ向かった。最後の斜面を下るときに見えたなめこを収穫しに、別れてまた少し登る。
いいなめこだ。近づいてみると、分厚くて、大きなものは10cm位もある。焼いて食べるのに良さそうだ。。。
下って行くと、お湯を沸かしてくれている。ラーメンにお湯を・・・・、お、なめこ入りだ。
大きななめこを木から切り取った後に見上げた斜面に、根元辺りが赤味を帯びて見えた木があった。食後には、まずその木を探しに、また急斜面を登った。斜面には葉のすっかり落ちた木が沢山並んでいて、一度目を離すと同じ木を再び見つけ出すのは難しい。結局、なめこの出ていた場所まで戻って、見上げる。そして・・・・見つけた。
食べ頃の、ぬめりで傘がピカピカしているなめこがびっしり。
クリタケ
さて、時間も迫ってきたので、この辺で車に戻ることにする。戻るだけでも1時間近くかかる。
葉の落ちた谷は明るいのだが、去年よりもまた一段と明るくなった感じ。ナラガレも一段落したのか、ブナの割合が増えているようだ。ミズナラの立ち枯れは沢山あったがなめこの出は少なく、先行者が採ったわけでも、出終わって腐った跡が残っているわけでもない。この谷のなめこ狂奏曲も一段落か・・・・
思えば、ミズナラも数十年かけて大きくなるのだろう。それが、ナラガレ病で一気に枯れて、なめこの菌は住みつくと、多分、3年くらいで栄養を食い尽くす。その後はまた、空白の数十年が続くのかもしれない。いずれにしても、ここ数年のような状態は長くは続かないのが道理というもの。。
帰り道はなめこを気にせずに歩いたせいか、こんなものも。
サワフタギの実
そして、来たときには気付かなかった道の脇のなめこ
ウリハダカエデの紅葉?を置いてみたけれど・・・、ヤラセ丸出しだな。
峠を越えて車を目指す。遠い・・・
白いきのこ
ようやく、車に着き、その後、帰宅。出発が早かったのか京都の紅葉見物の渋滞にも会うことなく、3時間弱のドライブだった。
帰宅後のなめこの掃除が・・・・大変だ。収穫は思いの外重く、3kgほどだった。
全く関係ないけれど、その11月23日の朝、4時前に起きてその30分後、自宅を車で出発。コンビニに寄り、朝飯用おにぎり1個、のど飴、チョコレートと熱いコーヒーを買い、高速へ入った。友人達とは名神桂川Pで5時半に待ち合わせの約束だ。きのこ狩りで朝4時起きは・・・・、あんまり経験ないな。いや、去年もそんなことあったぞ・・・。
その去年と同じ方面へなめこを採りに行くのだ。今年は、さすがに新しい場所の探索も必要との意見があり、最初に比較的近場の山に向かうことになっていた。ようやく空が明るくなった頃、登山口に到着。支度をして歩き始める。
沢沿いの道で傾斜はほとんどないが、途中で細い木の橋をロープに捕まりながら沢を渡る。その先で橋が落ちていて渡れない所があり、水面から出ている石を何とか渡って進む。しばらく先に進むが、なめこの気配を感じないまま、撤退することにした。初めての場所の探索は、十分、収穫してからじゃないとリスクが高すぎる・・・
行きにも気になっていたが、沢沿いの湿った辺りはオウレンの仲間の葉で覆われている。その中に白い花がポツポツと咲いているというので、見てみると・・・・
バイカオウレン
去年、大雪や白山などで見たミツバオウレンの花と良く似ているし、葉も形が良く似ている。ただ、ミツバではなくて、イツツバだ。この葉は帝釈の杉林の下とか雪彦山の川沿いの道とか、いろんな所で見ているな・・・・。今年は狂い咲きの花が多い。庭ではオオデマリまで咲いている・・・・。
戻る道の脇の岩の下からきのこが出ているのに気がついた。
どこかで見たことあるな・・・と思ったが、写真を撮ってからサンプリング。柄より太い根?が10cm以上、地中に伸びていた。ツエタケの仲間かな・・・、そういえばアカチャツエタケとかいうきのこがあったな・・・などと考えていたのだが・・・・。帰宅後、H氏に聞くとアカチシオタケの変異の範囲内とのこと。アカチシオタケの根っこなんて初めて見たので、混乱してしまった。。。
車に戻ったのは8時ちょっと前。次の場所へ急がなければ・・・・。去年の実績のある谷へ向かう。1時間ほど走り、谷に入ったのは9時ころだ。しばらく細流沿い上流に向かって進む。
クヌギタケ属
川の脇には古いブナの倒木が転がっていて、去年も見たようなきのこが顔を出している。
ツキヨタケ
クヌギタケ属?
流れが左に分岐している所の奥を探るが何も見つけられず。1時間後、去年はナメコとムキタケが出ていた立ち枯れのブナから1個だけ出ているなめこを見つけた。
なめこ
今日初めてのなめこの姿にホッとしたのと、1個だけ・・・という嫌な予感。
その後もなめこは見つけられないまま・・・・
クリタケ
シイタケ
ますます、嫌な予感が募る。
斜面の上の方にクリタケが出ているのを見つけて、収穫に登る。そしてその上にもクリタケの幼菌がびっしりと出ている木があった。
クリタケ
ふと気がつくと斜面にいるのは自分だけ。谷を降りて、反対側の斜面を登って行ったようだ。川を挟んで谷の両側の斜面でなめこを探すことになった。谷の木には葉は全く残っておらず、姿も何とか見えるし声も何とか届く。
なめこが見つかったようだ。でも、乾いていると言っている。。こちらもようやく・・・・
なめこ
何とか手の届くところを採って、木の裏を見るとまだ沢山出ている。でも裏に廻ると斜面が急で届かない。しょうがないので、木にしがみついて手探りでなめこをむしり取った。
それから、もう1本、立ち枯れのミズナラから出ているなめこを採って谷の反対側に移る。が、何も見つけられず。
天気予報では午後から天気が崩れ、雨になるとのこと。その通り、曇ってきて風も強く吹き出している。
空腹で何やら立ちくらみがする・・・・。いつも昼飯を食べる谷の開けた平らな場所へ向かった。最後の斜面を下るときに見えたなめこを収穫しに、別れてまた少し登る。
いいなめこだ。近づいてみると、分厚くて、大きなものは10cm位もある。焼いて食べるのに良さそうだ。。。
下って行くと、お湯を沸かしてくれている。ラーメンにお湯を・・・・、お、なめこ入りだ。
大きななめこを木から切り取った後に見上げた斜面に、根元辺りが赤味を帯びて見えた木があった。食後には、まずその木を探しに、また急斜面を登った。斜面には葉のすっかり落ちた木が沢山並んでいて、一度目を離すと同じ木を再び見つけ出すのは難しい。結局、なめこの出ていた場所まで戻って、見上げる。そして・・・・見つけた。
食べ頃の、ぬめりで傘がピカピカしているなめこがびっしり。
クリタケ
さて、時間も迫ってきたので、この辺で車に戻ることにする。戻るだけでも1時間近くかかる。
葉の落ちた谷は明るいのだが、去年よりもまた一段と明るくなった感じ。ナラガレも一段落したのか、ブナの割合が増えているようだ。ミズナラの立ち枯れは沢山あったがなめこの出は少なく、先行者が採ったわけでも、出終わって腐った跡が残っているわけでもない。この谷のなめこ狂奏曲も一段落か・・・・
思えば、ミズナラも数十年かけて大きくなるのだろう。それが、ナラガレ病で一気に枯れて、なめこの菌は住みつくと、多分、3年くらいで栄養を食い尽くす。その後はまた、空白の数十年が続くのかもしれない。いずれにしても、ここ数年のような状態は長くは続かないのが道理というもの。。
帰り道はなめこを気にせずに歩いたせいか、こんなものも。
サワフタギの実
そして、来たときには気付かなかった道の脇のなめこ
ウリハダカエデの紅葉?を置いてみたけれど・・・、ヤラセ丸出しだな。
峠を越えて車を目指す。遠い・・・
白いきのこ
ようやく、車に着き、その後、帰宅。出発が早かったのか京都の紅葉見物の渋滞にも会うことなく、3時間弱のドライブだった。
帰宅後のなめこの掃除が・・・・大変だ。収穫は思いの外重く、3kgほどだった。