TAXIとマルセイユ

2007年07月10日 | 旅行・ホテル
パペーテ(タヒチ)からヌメア(ニューカレドニア)へは、週に1便だけエアーカランが飛んでいます。
土曜の夜8時発で、日付変更線を超えるので5時間30程度のフライトの後ヌメアにつくのは日曜の0時。1日ワープ。

エアーカランはエアータヒチヌイ同様、座席の前についているテレビで好きな映画を選ぶことができます。
私はラブソングができるまでとTAXI4とハッピーフィートをちょっとだけ見ました。

TAXIは、マルセイユが舞台。
マルセイユ人のステレオタイプを大げさにしてからかっているところが笑えるコメディで、1と2は見た事があります。
マルセイユ人はことを大げさに言ってしまうことが多いからか、嘘つきのイメージがあったり、パスティスを飲んでペタンクをして昼寝をするイメージから怠け者扱いされたり、昔からおもしろおかしく映画にされていたりします。(フェルナンデルとか)

パリとは犬猿の仲。というか地方の人はパリは嫌い。
昔アルバイト先に熊本の子がいて、福岡出身の親会社の人のことを『福岡の男はちゃらちゃらして、九州男児じゃなか』って言っていたのを、当の福岡の人に言ってみたら『あいつら、僻んじょる。福岡だけが栄えているからって』と言われたことがありましたが、そんな感じ。

サッカーもパリPSGとオランピック・ド・マルセイユの試合は熱く、ファンがフーリガン化したりします。

そんなマルセイユは私たちには懐かしい町。
旦那は近郊の町トゥーロンの出身(でも生まれはパリ郊外)でマルセイユ大学卒業。
子供の頃マルセイユに住んでいたこともあります。

私は旦那の実家に行くたびにマルセイユへ遊びに行ったりしました。


最後にマルセイユに行ったのは、4年前。お義父さんが亡くなったとき。
倒れてから約1週間毎日トゥーロンからマルセイユの病院に通いました。
亡くなった日に、棺をつれてトゥーロンに戻った日が、最後にマルセイユに行った日。


あれきり、行く気になれなかったんですよね。
それでそのままタヒチへ来てしまいました。


映画の最初の方で、町の入り口の高架橋の側にある、EUの旗が描かれているビルが映っていました。
マルセイユに行くたびに見た風景。
懐かしい訛り。

なんだかマルセイユへ行きたくなりました。



...............とそんな感傷に浸ったりしましたが、映画の方はすこぶるお間抜けで笑えます。


ラブソングができるまでの方は、デュランデュランを彷彿させるシーンがあったりして、こちらも懐かしくなりました。年がばれるわ。
私はデュランデュランのThe riflex(サントリーQのコマーシャルだったの)で洋楽入りしたんです。

という訳で今回の飛行機の旅は懐かしい旅となりました。
ディナーはまずかったけど、人も少なくて快適でした。


ホテルについたのは夜中の1時過ぎ。
くたくたでした。

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2 コメント

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Unknown (愛犬ももな)
2007-07-11 18:37:17
TAXIシリーズ、たぶん3まで見てます。
単純に笑えて頭空っぽで見れてなんかいいですよね。
maiさんの思い入れがあるマルセイユが舞台だなんて私も早く見たくなりました。
この映画がまたマルセイユを訪れるきっかけになるといいですね。
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Unknown (mai)
2007-07-12 07:39:01
ももなさん
そうそう、深く考えず楽しめますよね。
ももなさんもいつかぜひマルセイユに行ってみてください。
ブイヤベースがおいしいです。
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