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神谷和宏 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/ です
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ストロークには、
条件付きストロークと無条件ストロークがあります。
条件付きストロークというのは、
何らかの条件を満たしたら与えるものです。
例を挙げると、
・テストで100点を取ったからごほうびをあげる
・売り上げを上げたから、会社で表彰する
・(親の)言いつけを守ったから抱きしめてやる
・部屋の片づけをできたからほめてやる
・受験で志望校に合格したから旅行に連れて行ってやる
・「君は、人一倍働くから気に入ったよ」
これらが条件付きの肯定的ストロークです。
親が子どもをコントロールしようとする時などにも、
よく使われるものです。
しかし、
この条件付きストロークばかり与えられて育った子どもは、
自分の存在価値に自信がもてなくなり、
自己受容できない子になりがちです。
そして、
常に他人からの評価を気にするようになり、
他人に認めてもらうために頑張って、
自分の人生を見失ってしまう可能性があります。
また、条件付きストロークばかりを与えられて育つと、
最後には反抗的になる可能性もあります。
これは親の価値尺度に対する反発です。
そして、無条件ストロークは、
相手の人格と存在そのものに与えられるものです。
例えば、
・(子どもの行動とは関係なく)子どもを抱きしめる
・「あなたがいるだけで、私は幸せよ」
・「どんな時のどんなあなたも愛しているよ」
・いつもやさしく微笑みかける
・いつも挨拶の言葉をかける
・反抗してくる相手でも話を、さえぎらずに最後まで聴く
この無条件の肯定的ストロークこそ、
相手の自己重要感を育て、相手の成長を促し、
相手の生きる意欲を引き出します。