コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

意図は方向を示す灯台

2007-12-12 06:29:32 | Weblog
いつも読んでいただいて心から感謝いたします。
神谷和宏http://www.katch.ne.jp/~k-kami/です。 


自分の会社の目標が
例えば、「安全で快適な食生活に貢献する」とか
「品質には自信があります」
などと、口にしてはいても
賞味期限を偽るようでは、
行動が目標の意図にかなっていません。

コーチというのは常に、
計画や行動が意図にかなっているかを見ていなければなりません。
遠回りのように見えても必ず意図に戻ってくるよう、
逐一、意図に立っているか
意図にふさわしいかを意識している必要があるのです。

そして必要があれば相手に、
「あなたと私はこの意図に基づいて、
このことをつくり出そうとしてやっている。
今はきついかもしれないけれど、とにかく努力してほしい」

「その方法は法に触れている。
いくら結果が出ても、それでは世の中の信頼を得ることができない。
それでは意図にかなっていない。だからそれはやるべきではない」
などと伝えなければなりません。

意図からきて、意図に戻すのです。
意図とは常に港で照らす「灯台」のようなものです。
そこに到達することはないかもしれないが、
方向が正しいかどうかを必ず教えてくれるもの、
それが意図なのです。

こんな例もあります。
ある人は、会社でプロジェクトを成功させ、
その結果出世し、経済的に豊かになり
家族で幸せな生活を過ごしたいと言うものでした。

しかし、いつの間にか
「会社で出世する」というゴールを目指して
一生懸命に働きましたが、
仕事漬けの毎日で家族をないがしろにすることになり、
家庭内の雰囲気は冷え冷えとしたものになってしまいました。
そして、一生懸命に働いていたのは一体何のためだったのか、
わからなくなってしまいました。
家族を幸福にするために働いていたのですが、
その行動が意図にかなっていなかったのです。