いつも読んでいただいて心から感謝いたします。
神谷和宏 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/ です。
コーチングを行えば
「仕事が楽しくなる」とか「職場が明るくなる」、
と肯う人がいますが、
コーチングは、やはり「結果」を出さないといけません。
スポーツでいえば、いくら楽しくても結果が伴わなければ
コーチはクビです。
チームが負ければ、コーチ全員が進退を問われるのです。
だからといって、スパルタ方式でピシピシとムチを振るうのが
コーチングではありません。
得たいと考えている「未来」、
つまりゴールを明らかにし、
その人が今いる場所やその人の資質、
形に一番合ったスタイルでコーチしていかなければなりません。
もっとも、スポーツの世界であれば
「結果」の内容は勝ち負けですから単純ですが、
ビジネスや教育の世界では、
その内各が非常にあいまいなケースが多くあります。
だからコーチングを行う場合は、
まず、ゴールを明確化しなければならないのです。
ゴールを明確にする質問の仕方には、いろいろなものがあります。
いつまでに、
何を、
どのように取り組みますか?
外してはいけないのは何ですか?
どんなルールの下で取り組みますか?
どんな分野で取り組みますか?
何人で取り組みますか?
もし結果が出なかったら、どのように考えますか?
これらのことを明らかにしていく会話を通じ、
誰がどこから見てもきちんとはかれる
外部基準を設定することで
ゴールを明確にしていきます。