函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

楽しい新聞ゲーム

2017年04月19日 10時43分58秒 | えいこう語る

▼最近の国内外の情勢だ。英国のEU離脱、豊洲移転問題、森友学園問題、次は北朝鮮問題と、新聞の報道もめまぐるしく変わる。それと同時に、私の頭の中も整理整頓ができない、ゴミ屋敷状態だ。もし私が報道番組の司会者なら、情報の“ゴミ屋敷高塵(やしきたかじん)”と言われて、ぴったりの感じだ。

▼田舎に住んでいるので、日々の生活に全く動きがない。主な情報源はテレビと新聞だ。テレビはどこの局も、同時に同じニュースだ。ニュースが飽きたので、他のチャンネルに変えても、口裂け女が、逃げても逃げても後を追いかけてくるようで、テレビを消してしまう。

▼新聞は活字なので、見出しで興味がわかなければパスしてもいい。だが、楽しみなのは関連記事を探すことだ。2つ3つと見つけると、それを自分流の考えで組み立てると、その情報の真意のようなものが浮かび上がってくるからだ。自分の解釈が、後に事実となって現れると、自分が新聞記者になったようで楽しいのだ。

▼19日の北海道新聞朝刊。2面に「原子力規制委員長に、更田氏昇格」とある。私は大間原発反対運動に参加しているので、読み始める。初代委員長の田中俊一氏に代わるのは、田中氏と考えが近い、委員長代理だった更田氏だ。だが新しい規制委員には、大阪大副学長の山中伸介氏とある。「ノーベル賞の山中教授が」と驚く。

▼だが36面に「規制委員候補、核燃料会社から研究費」とある。山中伸介氏、2社から研究費用として400万円を受け取っていたという。ということは中山氏も「原子力ムラ」の一員だということだ。それに、ノーベル賞の山中氏は,伸弥さんだったのだ。この間違いに思わず笑ってしまったが、だが、まだ注目する記事があったのだ。

▼5面の「米宇宙専門家、道知事を表敬訪問」だ。17日の東京でのシンポジュームの来日だが、わざわざ北海道まで来ているという記事だ。十勝の大樹町の、国も検討するロケット発射場の候補地や、ホリエモンこと堀江貴文氏の小型ロケットの会社も視察したという。そこにはるみ知事の談話だ。「人工衛星の農業分野への活用に関心がある。アラスカの発射場とも連携していければ」と話した。

▼ここのロケット開発は、いわゆる平和利用だが、ロケットはミサイルに変身する可能性がある。ホリエモンの会社が設立されたと同時に、対岸の北方領土にミサイル基地が建設されたという記事を思い出す。原発再稼働→核爆弾の製造→ミサイル・・・と私の妄想連想ゲームが展開する。さらに興味を引く記事がまだあるが、それを書けば、私の18番のエンドレス・ブログになる。

▼最後にもう一言だけ、付け加えさせていただきたい。北朝鮮の前線視察を終えて来日したペンス米副大統領。アベ総理に「力による平和」を強調すると「対話のための対話では意味がない」と受け答えた。私はこの言葉を聞いて、アベ総理はやはり多くの憲法学者が言う「違憲総理」ということを、全く理解していない「憲法音痴」の人物だと思った。

▼私が、今日の新聞から得た最大の真実は、我が国の総理は、憲法解釈以前に、日本国憲法前文すら理解できない総理だということだ。

▼「新聞から真実を読み取る」。これを私は「新聞ゲーム」と称している。ゲームだけに、当たりはずれもあるが、当たりがあれば、結構楽しいゲームなのだ。

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2 コメント

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Unknown (かわぐちえいこう)
2017-04-20 12:52:54
遅れましたが今日手紙を出しました。5月は風が冷たいですが、6月は北海道が最も清々しい季節です。
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対話とは (志村建世)
2017-04-19 23:23:26
安倍ちゃんは「会話」の意味をわかってないんですね。自分が中身のあることを言えないから。
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