馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

2014年蔵訪問記「八尾酒造編」

2014年02月05日 | Weblog
八尾酒造・鈴正宗さんは滋賀県の南東部(甲賀の辺りにあります)

思えば、初めてお邪魔したのは18年前やろか…
日本吟醸酒協会の集まりに来られてた記憶があり、多分そこでいつものように
「あ~!是非お伺いします」と、社交辞令の如く言ったんやろう。

なんと、その蔵の息子さんが「大治郎」の酒蔵でお手伝いしてた訳ですね…。
わたくし「おぉ~!八尾さんの息子かいな」
「ほなら、今度行くわ~!」

いつもの事で、自分で言うのもなんやけど見事な無計画・無秩序な奴。
(基本、思いついたら実行するタイプに自身も呆れる事多し…)
てな、経緯で到着~!
ほんま久しぶりに来たけど、先日お邪魔した薄桜さんと比べたら(そんなん、比べんなや~)
10倍くらいあるわ…。

でかい!でか過ぎる~!
アポを取ってた息子さんの案内で、蔵の中を見せて頂きましたが

どんだけ造んねん!ぐらいの規模です。

びっくりくりくりく~り栗(かなり古い)
昔来たときこんなにでかかったかなぁ、と思うけど
残念ながら、おっさんには記憶が欠如したみたいやわ。
おそらく、初めて見たタイル張りの槽(ふね)
なんじゃ、こりゃ~!(松田優作風にお願いいたします)
籔田式ではないやぶたも、間違いなく年代物。
昔は、8000石もの生産量の為この形式の搾り機を使ってたらしい。

これからが搾りの時期なので、まだお酒は醪発酵中。

昨年のお酒をきき酒しながら
???!
そや!当時あったあの冷蔵庫は、どうなったんや。

実は18年前の事。
確か今回と同じように蔵訪問して同じようにきき酒をしながら

わたくし「熟成酒とかは、どう保管してはるんですか?」
吟醸酒協会の集まりにかなり怪しい熟成酒を出してはった事を思い出した!

あ~!それは、冷蔵庫で保管してんねん(八尾社長談)
そこから冷蔵庫の中に入り込んで、これ何ですか?とやった思い出が甦る。

少し戻って
息子さん「冷蔵庫は、親父の許可なく開けれないので呼んできますわ」
の展開で、八尾社長登場!

「あ~!確か京都の高田さんやったなぁ」
凄いぞ、ボケてない!(いや、失礼)

そうそう。八尾さん久しぶりです。
まだ怪しい冷蔵庫あると、息子さんに聞きましたけど見せてもらえませんか?
「捨てよか、思てる酒がまだあるわ」

確かにそこに怪しい酒は、ありましたが…
どうも、何か記憶にない酒もあるわ。

社長~!何やったか思い出して!
あ~!これ18年前もやった記憶あるわ…。

なんやかんやで、取り合えず記憶にある中の三種類をゲット!
ふ~、疲れた。

そんなかなり怪しい熟成酒(無濾過・生・原酒)は平成7年物から姉妹店「魚戸いなせや」にて販売中。

どうぞよろしく!




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