夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

百人力

2017-02-11 22:29:57 | 日記
今日は昨年から依頼されていた、市民対象の講演会の日。
しかし、山陰地方は数年に1度という記録的な寒気の影響で、昨夜から大雪となってしまった。
米子でも土砂降りのように雪が降り、積雪の影響で列車が止まり、道路も思うように進まない。
午前中に市立図書館の司書の方から、講演会を延期にもできますが、どうしますかと連絡があったが、今からでは以前お誘いした方々に中止の連絡が行き届かないので、思い切って決行することにした。

その時の私の気持ちとしては、たとえ来場者が一人でもやるつもりでいたが、実際には13人もの方が来てくださった。
職場の古文書の会の方、境港の古文書の会代表、鳥取県歌人会代表、源氏物語講座の受講者の方…。図書館司書の方は、「この状況での13人の参加者は、通常の場合の百人にも匹敵する。」と感激していた。


確かにこの悪天候で交通も不便を極める中、こんなに多くの方が足を運んでくださったのには感謝感謝で、私には会場がいっぱいになったように見えた。
講演では、米子・境港にゆかりの歌人3人(門脇重綾・飯田年平・小谷古蔭)を主たる対象として、彼らの和歌に幕末・明治維新期の世相や郷土の自然がどのように歌われているかを紹介した。
事前の準備が十分であったとはいえず、拙い発表ではあったが、会場から百人分のお力添えをいただいているように感じつつ、無事最後まで話を終えることができた。

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1 コメント

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山陰 (piccology)
2017-02-19 00:01:29
さすが山陰、立春が過ぎたというのに大雪でしたか。多くの方々が講演会をお楽しみにしていたはずなのに、残念です。参加された13人にとっては、米子ゆかりの有益な一時だったでしょう。お疲れ様でした^^
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