夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

旭山動物園 その1

2012-12-11 23:55:13 | 日記



今日の午後は、旭川市の旭山動物園へ。
富良野のホテルのロビーで見た、癒し系白クマくんの正体は、ここの北極グマだったことが判明した。
本物はデカイし、せわしなく動き回るし、威嚇するように吠えたりして恐い。
今日はもう遅いので、動物園リポートはまた後日。


【12/13追記】

この日、旭川市内に入ると、道路が凍結しており、しかもそれが波打ったような形状でギザギザに凍っているので、その上を走るバスの車内は絶えずガタガタと振動していた。地元ナンバーの車でも、こんな道では時々スリップしたりもするなあ、と思って見ていたら、なんと前方に、道路左側の畑に軽自動車が突っ込んでいる。見晴らしのよい一本道なのにと思いつつ、追い越すときに窓から見ると、もともと対向車線を走っていたのが、凍結した道路でハンドルを取られて大きくスリップし、センターラインを超えてこちら側の道路へ突入したまま、縁石も乗り越えて畑に転落したことがわかった。



すっかり胆を冷やしながら、動物園に入る。気温は-2.7℃でとても寒い。平日なのに、人出が多く、カップルもたくさん来ている。デートコースとしても、きっと人気があるのだろう。そういえば、以前に見た映画「Mayu~ココロの星~」(2007)は札幌が舞台だったが、主役の平山あやとその恋人役の池内博之がデートする場面で、この動物園に来て、ペンギンを見ていたような気がする。

来園している人々が話している言葉に耳をとめると、中国語、韓国語、関西弁など、さまざまな地域から観光客が訪れていることがわかる。国内トップクラスの人気動物園というのもうなずける。園内のいたるところに、主に手書きで、それぞれの動物の特徴や生態などを懇切丁寧に説明した掲示があったり、スタッフが親切に案内や解説をしてくれたり、また動物たちを身近に感じ理解したり、触れ合ったりできるような工夫が色々と凝らされている。こういったところも、人気の理由だろうと感じた。



キリン、北極グマ、オオカミ、テナガザル、エゾシカ、レッサーパンダなど、どの動物にも生徒は関心を示していたが、このアザラシにはかなり癒されているようだった。カメラを向けても平気な表情で、凍り付いた雪をかじっているのが、なんともかわいらしい。

ダウンヒル

2012-12-11 23:33:51 | 日記



午前中のスキーの話題。



昨日はリフトで行く初心者用コースだったが、今日は高速ロープウェイで山頂駅まで行き、標高900m地点からのダウンヒル(滑降)にチャレンジした。



駅を出てすぐ前の山頂を見ると、峰のほうの木々が凍りつき、樹氷になっていた。早めにホテルに戻るため、感動を覚えている間もなく、下に向かって滑り降りなければならない。(次の歌はあとでできた)

  山高く登りて見れば朝日さす峰にかがやく銀(しろがね)の木々



一応、「初心者用」と書かれた看板の方から滑って行ったのだが、昨日と違って、傾斜が急でコースの幅が狭い。

さらに途中から、別れたはずの中級コースに合流し、傾斜はさらにきつくなった。

急斜面は、そこにさしかかるまでは下が見えないので、崖に向かっていくように感じられるところに、上級者たちがビュンビュン飛ばして私を抜かしていくプレッシャーが加わる。「トロトロ走るな、このど素人が!」と思われているんだろうなあ、とはわかっているが、無理をして2つとない命を失いたくないので、昨日先生に教わった基本に忠実に滑った。

それでもロープウェイ乗り場に戻るまで約2.5kmの道のりは泣きたくなるほど遠く感じられたし、途中で5回もこけた。しかし、「あきらめたり、集中力をなくしたりしたら、即大ケガだ」と自分に言い聞かせ、歯を食いしばりつつ、最後まで滑りきった。



その後、整理体操がてら、昨日のコースを滑ってみたら、なんで昨日はこんな簡単なところで、あんなに悪戦苦闘していたんだろうと思った。



先ほどはまったく景色を見ている余裕はなかったが、ここでは眼前に広がるパノラマを楽しみつつ、滑ってくることができた。今日はよく晴れて、富良野盆地が一望できたが、大雪山系のほうには雲がかかり、道内最高峰の旭岳(2291)が見られなかったのが残念だった。(写真下に見える建物は、私たちが泊まった新富良野プリンスホテル)。この景色を眺めながら、「さよなら富良野、きっとまた来るよ!」と心の中で叫んだ。今度はもう少し、町の歴史や自然・地理などについて勉強してから来たい。