まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

鉄板 30days blog♪day 19

2020-10-27 12:27:00 | 日記

必ず笑いが取れるやつ、のテッパンではなく、スチールで出来た重たい調理器具の方ね。

焚き火の先輩の持っているツールがいちいち羨ましくて、同じやつまたは似たようなやつを少しずつ集めている。その中に鉄板があって、なかなかこれはというものに出会えずに来ていた。近頃頻繁に見てるヒロシちゃんねるでは、ヒロシオリジナルのを使ってて、これ欲しいわと思ってるんだけど、あのお方は基本ケチなので、一回の製造ロットが300とかですぐに売り切れてしまう。チャンネル登録者数99万人をなんだと思ってるんだろうか。と、よくわからない文句を抱きつつ今日も来ましたアウトドアコーナー。今回はヨドバシね。

そしたらいい感じの鉄板がいくつかあるじゃないですか。そうそうこういうのだよ、単にフラットで、端の方だけクッと立ち上がってるやつ。サイズも数種類あって選べるのが素敵。って、あれ?このポップ。

「ヒロシさんが使っているのはこちらです。」

ああっ。思わず別の売り場にいる夫を探しに走る。見つけて袖を引っ張って連れてきた。こいつか、本に書いてあった悪い奴は。まだこんな、いけしゃあしゃあと。

最近の愛読書「ヒロシのソロキャンプ」にオリジナル鉄板を作るに至った事件が書いてあった。ある日ヒロシのもとによくわからないメーカーから「これ使ってください。」と一枚の鉄板が送られてきた。ちょうど欲しかったところなので早速ソロキャンに持って行き、いつものように動画をアゲたところ、その鉄板を使っているところを勝手に抜き出してメーカーが広告に使用し、爆売れしたと。それを知ってヒロシは当然抗議したものの、一切無視だとか。頭にきたので自作したんだって。

だけどヒロシも馬鹿じゃないと思うから、最初からメーカーの意図はわかってたんじゃないかなあ。送られてきたとき、使わせてもらうけど宣伝の部分は別途きちんと相談ね、とか、トラブル対処の方法はあったんじゃないのか。もしそうしていたらお互い大儲けだったかもよ。そしてわたしもこれを買っていたかもよ。当然今回は買いませんが。

ということで北海道のメーカー/moose/room worksさんのflying iron(フライアン)を購入。柄がないのは、自分で好きな木を突っ込んで作ってね、という趣向。ブッシュクラフトってやつですね。鉄の厚みが3.2mmで16センチ四方のサイズ。

早速帰りにスーパーでちょっと厚みのある肉を買う。鉄板は説明書の通りにシーズニング。洗剤で洗ってガスコンロにかける。炎の熱を吸い込んでみるみるうちに青光りしてくる表面。萌えるわ。いったん少し冷まして、また洗剤で洗って火にかける。水気が完全に飛んだら終了。オリーブオイルを塗っておく。ピカピカで美しいこと。改めて熱したところに牛脂をジュージューやって、これも仕入れたばかりのブレンドスパイス「Maximum」を振りかけた肉を乗せる。香りがもうたまらない。夫はこのスパイスを購入するとき、レジで係の人に「これは味がすごく濃いので、くれぐれもかけすぎ注意です。」ってわざわざ言われたらしい。バンバンかけそうな顔に見えたんじゃないの?って言ったら「失礼な」だって。ということでわたしはちょっと控えめに振ったら、少し足りなかった。炊きたての白飯に焼きたての肉、追いマキシマム。ふは。これ海辺でやったら幸せすぎて倒れるんじゃないか。使い終わったらウエスで汚れを拭いてからお湯で洗う。洗剤はもう使わない。火にかけて水気を飛ばしてオリーブオイル。耐油性の紙袋に入れておやすみなさい。

こうしてまたツールが増えた。そのうちでかいバックパックが欲しくなっちゃうな。人はこの状態を沼という。