まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

休日ちゃり

2017-05-28 19:11:11 | 日記
弘明寺行こうか?
うん!
自転車で行こうか!
んんん?

と、ほぼ押し切られる形で
チャリ行き決定

行く前に自転車ナビタイムでルート確認
いつもの「坂道少ないルート」選択
ほー、あれをああ行ってこう行くのね、はいはい

ところが走り出したら
「こっちだと思う」って
違う方向へ導かれ

気づいたら全然超えなくていい山を
超えてた
スパルタ・・・

ようやく着いた目的地
京急の駅を超えて
お寺の前を通り
商店街の入り口にて
チャリを降りる

ところでなんで弘明寺かというと
ここでワクワクするようなことが
始まるから
(詳細はちょっと待ってね)

シャッターがちらほらあるのは
店主高齢化、後継者なしで
撤退する店が多いからだそうで

それでも元気に営業してる店が
たくさんあって賑わう町

味が濃くて美味しい豆腐屋
佇まいが渋い和菓子屋
着物、下駄、金物、酒
右左とキョロキョロしながら歩き
地下鉄の駅のある通りに出る

そのまま猿楽珈琲さんで
美味しい珈琲と
店主手作りのおやつを食べる
今日のはチーズケーキと
コーヒーゼリーあずき
なんだろうコーヒーゼリーあずきって?
と思ったら
普通に作ったゼリーの上に
茹であずきが敷き詰めてあって
生クリームをトロンとかけたやつ
食べたらそのまんまの味

いいなあ
弘明寺
入り浸っちゃうんだろうなあ
この街
チャリで来るかなあ
でも山は越えたくないなあ
地下鉄がいいかなあ
帰りに豆腐も買えるしなあ

帰りは山も越えず
するりと帰宅
とりあえずリビングの床に
ひっくり返って休憩

ワクワクすることがあるって
大事なことだ
チャリで山だって超えられるし
いや不可抗力だけど
でも本当に大事なことは
自分自身のワクワクを探すことだ
こうしちゃいらんないよ
動き出さなきゃ
今はひっくり返ってるけどさ

そんな日曜日


大根への憧れ

2017-05-21 18:28:39 | 日記

はるか昔インドネシアに立ち寄った時
現地法人に勤める日本人男性(独身)から
ため息まじりにこんなことを言われた。

なんだって若い日本人の女の子は
インドネシア人の男の子に
あんなに熱中するんでしょうね。
恋愛がうまくいって結婚したとしても
魚が獲れたら魚を食べ、
獲れなかったらマンゴーを食べる生活ですよ。

インドネシア人のみんながみんな
そんな勤労意欲の乏しい人ばかりとは
思えないけれど
なんとなく当時の私には
魚が獲れたら魚、獲れなかったらマンゴー
っていうのも悪く無いんじゃないかと思えた。
少なくとも飢えることはなさそうだし
マンゴー好きだし。

もちろん今になればそのチョイスをしなかったことを
幸運だったと思うし
もしムスメが魚もしくはマンゴー生活を選ぶと言い出したら
全力で止める。いやあのムスメはそんなこたぁ言わないか。

ただ、大根を作れる人になりたいと
切実に思う。
大根が作れたら、どこでどんな暮らしをしてたって
生きていけるような気がする。
フレッシュでもいけるし、煮ても良いし、
主食級にもなれるし、名バイプレイヤーにもなれる、
大根ってスーパー食材だ。
なんで大根役者だなんて失礼な例えをするんだろうか。

そんなことを会社で言ったら後輩に
何言ってるんですか、大根って大変ですよ、
土を深く掘り下げて、まっすぐ伸びるようにふわふわにしなきゃいけないし
と真顔で説教された。
でもネットなんかには「お米の袋で作るお手軽大根」なんていうのも
あるじゃないか。そんなんじゃダメかな。

というわけでそんな憧れへの一歩として
ラディッシュの種を買ってきた。
プランターに土を入れて水かけて、種を浅めに蒔く。
すっかり忘れていた土の感触や匂いが心地よい。
芽が出たら間引いて、本葉が4枚になったらまた間引いて、肥料あげて
1ヶ月経たないうちに収穫、の予定。

ラディッシュがうまく作れたら
次はミニ大根とやらに挑戦する。
それがうまく作れたらいよいよ
青首様に挑戦させていただく。
近くの畑を貸してくれそうなところに頼んでみようかな。

野菜や果物を作れる人に、今更ながら深く敬意を払う。
こないだお世話になったいちご農家さんが
赤ちゃんを前に括り付けてハウスから出てきた時の
驚愕と感動。イクメンだなんて呼称の薄っぺらいこと。
でも当の本人はごく自然に当たり前に
我が子を育てながらいちごも育ててる。
みなぎるパワーが美味しさにそのまま反映されている。

手をかけた分だけの成果物。
でもその手のかけ方が間違ってたら壊滅的。
いちごと違って育て方が超簡単というラディッシュ、
これがもしうまくいかなかったら激しく落ち込みそうで恐ろしい。
そしたら貝割れ大根から再スタートだな。

マイ大根でふろふき、なんていう日が来るだろうか。

5月のアコルネ♪ティーパーティ

2017-05-20 14:05:22 | お菓子作り


いつも思うんだけど
上永谷が地下鉄の駅なのに
ちゃんと地上にあって
おひさまの光で到着を
教えてくれるのって
アコルネとMFに通うわたしのためね

そんな爽やかな光のなか
坂道てくてく上がって
お教室に着くと
いつものEさんのほかに
はじめましてのお嬢さんが
おなまえがわたしと一文字ちがいの
Cさん
だけど年齢はほぼわたしの半分

アイシングは、はじめてとのこと
息をとめての作業が終わると
ふぅーー!なんていうしぐさが
いちいち可愛らしいですよ
ディズニーシーが大好きすぎて
関西からお引っ越ししてきたそう

今日のクッキー、前にも登場した
ティーポットとティーカップ
あこちゃんと、映画「美女と野獣」の話でわいわい

本日のポイントは
バラの模様
はじめての技法
バラってほんとにたくさんの
表現方法があるんだね
それだけ愛されている
モチーフなのね

いつか、バラ絞りをやりたいなぁ
こってこてのバラの乗っかった
カップケーキを作りたい
密かに、あのひとのあれ、って
狙ってるのがあるんだけど
なかなか敷居がね

ほかにも、あのひとのパン教室、とか
狙ってるのがある

某男子に、お菓子や料理を習うのは
将来それで営いたいからか?と
聞かれたけど
あーんまりそれは考えてない
そういうと、ではなぜお金と時間をかけて習いにいくのだ?と驚かれたけど
多分そういう疑問は多くの人(ことに男子)にあるだろうなと想像つくし
そして多分どんなに言葉を尽くしても、理解は得られないだろうなぁとおもう

そうそう、バラ絞りは
もう少し先の未来に
アコルネさんで習えるかも
お花たくさん絞って
シュガーケーキ作るかも
(あれ?あこちゃんにプレッシャー?)

シュガーのケーキやドールは
台を再利用したかったら
上からお湯をだーっとかけると
お花がみんな溶けて流れ去るらしい
めちゃめちゃサスペンスじゃない?!

あこちゃんに、もし、だーってやる日が来たら
ぜひ呼んで!と言ってみた

そしてお楽しみのお茶タイム

なんてスタイリッシュなシフォン!

Cさんが、こんなすてきなケーキまで食べられるんですか?!って感激してた
そっか、すでにこのクオリティが
いつものやつになってる私、
反省しなきゃ
ほんとにいつもありがとうなの

Eさんから、マダム御用達の長居できる素敵なカフェ情報も仕入れたし
今日もたくさん笑ったレッスン

あこちゃん、ご一緒したみなさん、
ありがとうございました


映画 美女と野獣

2017-05-16 02:53:07 | 日記
なにしろ就職活動っていうのは
当人はもちろんのこと
家族のほかのだれの予定も
勝てない最重要案件で

ふわふわ遊ぶ二親の誘いに
これまで仕方なく乗ってきたムスメも
ここんところシビアになってきて

でもやっぱりこれは揃って劇場へ
行くべきものだし
じゃあいつ行くのよ、ってなったら
結局は誕生日イベントにダブルで
なんならトリプルでぶっこみ
朝から夜まできっちきちに
しちゃうこの癖どうにかならないものか

そうまでして観た映画
そうまでして観る価値のある映画で
感涙のメモ



こっから先はこれから観るひとには
読まないことをお勧めします








われらがハーマイオニー
エマちゃんにLALALANDのオファーが来たのは
こっちの役を引き受けちゃった後のことで
断ったことを大層悔しがってるとかいないとか、って話を聞いたけど
エマちゃんはこっちで正解だったと思った
あ、あっちもエマちゃんか
紛らわしいな

歌はワトソンさんのほうが上手い
でも惹き付けられるのはストーンさんの歌
最初っからキラキラに美しいのはワトソンさん
でもぐんぐん美しく見えてくるのはストーンさん

ちゃあんと適材適所なのがすごい

そしていちばん衝撃的だったのは
アニメの再現性の半端ないこと
ベルやガストンの衣装なんか
実物が先にあったんじゃないの?と
思うくらい精巧なコピー
朝の風景もアニメのまんま
嬉しいったらありゃしない

アニメをもう何回繰り返して見たことか
そして何回見ても必ず号泣してしまう
最後のシーン

なんだけど
残念ながら
最後のそのシーン
実写では分断されちゃってた

まあ仕方ないよね
あんなふうにコマはさみたくなるよね
だからさあべつにルミエールに
ユアン・マクレガーさんとか
ビッグネームいらないんだよね
使っちゃうから使いたくなるんだよね

あのシーンはベルがたたみかける台詞で感情と涙腺が決壊するので
そのまんま駆け抜けてほしかったなぁ

もうひとつ、アニメの好きなシーンで
野獣がベルを図書館へと誘うところ
目を閉じて、の野獣の台詞から
ベルがいたずらっぽく目を閉じたり
野獣がほんとに見えてないかなって手をひらひらさせたり、
手をひっぱっていって、さあ!っていうところでのベルの舞い上がる様まで、あの流れがたまんないんだけど
それがごっそり書き変わってた

インテリっぽいジョークも
捨てがたくはあるし
エマちゃんが口を覆って
小さく叫ぶのもすっごく可愛い
見える景色が違う、なんていう
野獣の囁きなんかとても素敵
だけど
あの流れがよかったなぁ

キャラクターのなかで
いちばんアニメに似てたのは
ガストンね
筋肉バカのナルシスト
歌声もそっくりおんなじ
顎の割れ方もそっくり

いちばんアニメから遠いのは
ベルのパパ
精神年齢5 歳っていうアニメの感じではなく、ちゃんと大人でちゃんと保護者だった

そしてなんといっても
音楽担当
アラン・メンケン様
天才にもほどがある
アニメにはない挿入歌
Evermore
涙がとまらない

ざわざわ落ち着かない日常から
ざっくりばっさりと切り離され
おとぎ話の世界にどっぷり浸り
ふにゃふにゃになって還ってきた

また現実逃避しに観に行く     

ハハになった日。

2017-05-14 22:56:56 | お菓子作り


ムスメ22歳になった。
ここんとこずっと、誕生日ケーキのリクエストは
「早い春のひだまり」(ヘーゼルナッツのバタークリームケーキ)
だったんだけど
なぜか今年は「サントノレ」

あ、ひだまりより楽かも?と思ったのは
あれこれ仕込みをしてもらってるレッスンの
イメージが刷り込まれていたせいで

シュクレ作らなきゃだし
クレームオブール作らなきゃだし
(しかもたった19グラムのために!)
シュー焼いてパティシエール炊いて
ピスターシュ刻んで飴作って

なかなか、誕生日っぽいイベントになった。

そして今日は母の日でもあるため
誕生日ガールはハハのために
ニンジンをハートに抜いたカレーを作ってくれて
みんなで夕ご飯に食べた後
シュー焼くところから始めた。
なんとか誕生日のうちに
ケーキが出来上がってほっとする。

ケーキを抱えたムスメの写真を撮るのも
例年のことなんだけど
どっかにアゲるのやめてよね、というので
そっちはやめとく。

目をキラキラさせて
ニコニコしながら
パクパク食べてくれる姿を
今年も無事に見られて良かった。

シューカツの合間の休日
朝のスーパー買い出しから
ランチお出かけ、お散歩、映画(美女と野獣!エマちゃんはまごう事なき美人!)
面接用の控えめな色のリップを選んだりと
べったり1日一緒に過ごして

この人の存在が私をハハにしてくれてるんだなあと
改めてありがたく思った。
22年前の今日も、第二日曜日。

来年のリクエストはなんだろうな。
またサントノレだったら今度こそ
プチシューを均等にくっつけたい。