まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

Tokyo Guiter Jamboree

2020-12-27 21:01:53 | 日記
このご時世に、と
眉をひそめる向きも
おありでしょうが
ライブ観戦してきました。
東京ギタージャンボリー
両国国技館

出演は

竹原ピストル

Caravan
崎山蒼志
田島貴男(ORIGINAL LOVE)
Anly
奥田民生
MOROHA
山内総一郎(フジファブリック)

かねがね
奥田民生をナマで
ききたいもんだ
とおもってて
三月に予定していた
こちらのライブを
予約したところ

ちょっとまずいよねえ
という空気になり中止。

それが9ヶ月経って
やっぱり、やる
となったので
再度予約。

会場に入る前には
Googleフォームで
個人情報をばっちり登録
入り口で検温消毒
席は前後一メートル空け
声援は禁止

それでもだいぶ
空席目立つライブでした。

opening actのおじさんが
会場にコール・アンド・レスポンスを
「はいみんな、心のなかでー」
ってやるから
あーめんどくせとおもい

目当ての奥田氏は
いつもユーチューブで
みてるとおり
ひょうひょうと
3曲くらいで
そそくさと

もちろん楽しませて
いただきましたが
それよりなにより
竹原氏と
田島氏に
感動しました

竹原氏は
唯一わたしが
彼の歌で知っている
アメイジンググレースの
替え歌を歌ってくれて
もう涙とまらず

田島氏は
圧倒的なギターと歌と
パーカッションで
エネルギッシュに
歌い上げてくれて
めちゃめちゃアガりました。

プロってこういうことか
ギターってこうやって弾くのか
といろいろとても勉強になりました。

いっぽうで
なにやってんのかまったくわかんない演者もいて
幅広い世界であることを
知りました。

たぶん次にライブ行くとしたら
竹原氏の単独とかに
するんじゃないかしら。
可能であれば
キャパ100人くらいの
音響の素敵な
ライブハウスがいいなぁ。

ヒロと姐さん2020~atelier 結心のセカンドクリスマス~

2020-12-25 23:02:28 | 日記
もんじゃ焼きみたいなもん。

ヒロさんのたとえに
塩鯖定食吹きそうになった。

atelier 結心のお隣のカフェ。
二日続けてランチをごちそうに。

2019年2月にオープンした、ゆっこちゃんのケーキ屋は二回目のクリスマスを迎えた。
今月に入り各方面から何人もが、それぞれ複数回応援に来ている。
わたしも去年に続き、販売当日に参戦。今年は24と25の二日間。

去年もご一緒したヒロさんは23日から三連戦。一年ぶりの笑顔と愛のある毒舌が嬉しい。

「みなさん、ボランティアなんですよね。なぜそんなすごいことになってるんですかね。」とよく行く珈琲屋店主(ワンオペ)が驚いていたので、「うーん、なんでって、親衛隊だからですかねー。」と答えた。当のゆっこちゃんも、わたしが気に入ってるフリーズドライのけんちん汁を差し入れしたら、「◯◯さんはワインくれるし、◯◯さんはコーヒーくれるし、みんななんでタダ働きしにくるのにお土産くれるんでしょう。」って笑ってた。去年達成しなかったクリスマスケーキ100台予約を今年は12/13にキメたゆっこちゃん、全力で応援しないでどうするよって思いはみんなおんなじだったと思う。わたしもこんな時のために会社でゆっこちゃんのお菓子をなにかにつけて配り、「美味しいは正義」を刷り込んであるため、遅い夏休み二連休に「がんばってくださいねー」と激励されて送り出された。

いつもすごいなと思うのは、キャリアも性格も様々な人らをとても上手に使える能力。そう言ったらヒロさんは笑いながら、「いやいや、みんなが回りから一生懸命整えてるところをまんなかでがしゃがしゃやってるんですよ。」キャベツの土手が決壊するたんびに、緩い生地の流れてくるのをヘラで止めるみたいな。
それでも、そのもんじゃ焼き食べたいな、美味しそうだなと思えばこそのヘラ隊なわけで、崩れようがどうなろうがどうでもいいやつだったらそうはならない。そう言ったらヒロさんも笑いながら同意してくれた。

今年で13年のつきあいだというヒロさん、ボスに気に入られて出世するために他人を蹴落とすような職人の世界で、「わたしは人の輪を大切にしたい。」というゆっこちゃんの挨拶に驚き、このひとについていこうと決めたのだそう。当時のヒロさんはゆっこちゃんによれば「く◯なまいきなガキ」で、偏食甚だしいのを心配したゆっこちゃんが細かく刻んだ野菜を混ぜた卵焼きを作ってあげても、箸で混ぜ物を全部つまみ出して卵だけ食べてたんだそう。「そんならもう全部食べなきゃいいのにさ。」と思い出して文句言うゆっこちゃんに、「いやー、なんで食べないってわかってんのに入れるかなーとおもいながら抜いてた。」とニコニコしてるヒロさん。

去年より台数が多いのに、販売当日のこの穏やかな時間の流れは、事前準備がきっちりされてるから。それと、「二年目なので我々が馴れたから。去年は姐さんが何言ってるかよくわかんなかった。」とヒロさん。鮮やかな手つきでつぎつぎに生ケーキを仕上げていく彼女にワレワレって言ってもらえることにちょっと感動。

引き取り時刻開始直後は混雑が予想されるのでご配慮ください、というようなアナウンスをしたゆっこちゃん、シャッター開けてもなかなかやってこないお客さんに今度はやきもき。みんなほんとうに真面目なんですねー、なんていっちゃって、誰の躾やねん。それでもキャンセルも大幅な遅刻もなく、無事に嫁いでいったケーキたち。箱を開けて中を確認するとき、歓声があがっているのを作業しながら横で聞いて心がそのたびにほかほかした。大変ですよね、がんばってくださいね。そんな風に声をかけてくれるお客さんもたくさんいる。

そんなお客さんのためにゆっこちゃんが密かに考えている新しい作戦、早く公開されるといいな。

お手伝いのお礼に生デコもらえて大喜び。5号を4カットで夫と食べる。上質な素材、丁寧な組み立て、これ以上は挟めないってくらい入っている美味しい海老名いちご。これがいちばんすきなショートケーキ。ずっと永遠に食べていたい。

なので来年もまた呼んでね。
ヘラ持っていくから。


年の瀬焚き火

2020-12-22 18:51:06 | 日記
いつもなら一時間は粘る教室撮影を35分で切り上げて、駅のコインロッカーに預けたリュックを背負い、横浜線に乗り込む。

リュックの中には大事な人々に渡すプレゼントが入ってるので、はみ出したケトルは網に入れてカラピナで外にぶらさげる。その隣にはいつものククサ、こっちは見せびらかすため常時カラピナ。

目的地の駅を降りて歩くと、いつもは車でざっと走る道がやたら長い。

現地ではすでに開始から四時間以上を経過してるみんなが、火を囲んでどっかり根っこをはやしてる。

手の消毒をしてオーナーに参加費をお渡しした次の瞬間、「スンドゥブ食べる?」「ウインナーいる?」「焼き肉はじめちゃう?」と立て続けに声をかけていただき、どれにも元気よく「はいっ」と答える。

わたしの今日のブツはインスタントの味噌汁とレトルトのおしるこ、あとはルイボスティ。どんなひとびとが何を持ってくるかわかんなかったから、とりあえず余ったら誰かに持ち帰ってもらうものにした。

今日も威勢よくごうごうと薪が燃えている。そのむこうではスウェーデントーチがかすかにしゅうしゅう音をたてて燃えている。自分で焚き火をやるようになってはじめて、ここのしつらえの贅沢なことに気づく。いや、前々からうっすらと気づいてはいたけれど、今やくっきりはっきりわかる。感謝するしかない。

かつては数えきれないほどの人が集まって賑やかに開催された会も、こんな世の中になってしまったのと、オーナーの意向により、ひそやかな会となった。なので、毎回お声がかかるとも限らないため、もらったチャンスは逃せない。

せわしない一日を経ておなかもぺこぺこだったので、美味しいものをたくさん食べてやっと落ち着いたあたりで、オーナーに「あの梅の枝を燃やしてもいいですか?」と頼む。快諾し、ヘッドライトで枝の置き場に案内してくれるオーナー。

隣の敷地で梅の木を伐採していた友人から「おい、もらってくぞ」といって自分の敷地のはじのほうに積み上げてある膨大な量の枝は、よく乾いていて、膝にあてると簡単にぱきんと折れる。それをゆるゆる燃えている焚き火台の上に円錐状に並べていくと、炎の勢いが強く、高くなる。

隣のスウェーデントーチを静かに見守る友人曰く「まだまだ若いな。大人はもっとしっぽりした火じゃないと。」しかしこの若く勢いのある火はべらぼうにあたたかい。トーチ組も時おりやって来て背中をあっためてまた戻ったりする。

オーナーが会津に開設中のすてきなシェアハウスの話を聞く。もしそこで山に入って木を伐り薪を作るアクティビティがあったらやりたいか?と聞かれ、もちろんです、と答える。今度は、もしマタギについていって狩りを見学し、獲物を解体するアクティビティがあったら、と聞かれたので、見学まではぜひ(解体はしんどい)と答える。いつか世の中落ち着いたら、会津を訪れることができるんだろうか。それまでにまず、体力つけておかないと。

美容師の友人が、ここから年末まで駆け抜けるというので、小さい頃に行ってた母の実家の手伝いを思い出した。叔父夫婦が床屋をやっていて、その子供らのベビーシッターと店の手伝いをしに年末の数日間泊まり込んでいた。思えばそこでタオルをゆすぎつつたたみながら引き上げて絞るってのを教わったんだった。それと、パーマの手元の助手。不織布とロットと輪ゴムと楊子を順番に渡すやつ。叔父さんが特別だといって前髪をくるんとパーマかけてくれたのを、お客のおやじが「おー、ねぇちゃんかわいいねえ。おれもあれにして。」というのを聞いて、あたまだいじょぶかな、と思ってた。正月を小綺麗な髪にして迎えるという風習は変わらずあるんだなと思う。

あんまりそれっぼくないなあと思うが、確実に冬が来たし、年末も来た。正月も来る。娘の家のそばに越してきたという仲良しのお嬢さんが、三重の実家には帰らないというので、娘が正月にこっちに来るときに連れてくるように言った。せめてみんなでお雑煮食べたり百人一首したりアホなテレビ見て笑ったりしようかね。

思い出した、年賀状つくらなきゃ。去年こっちから出すのやめてみようとトライして後悔したんだ。

年内まだビッグなイベントは続く。ウイルスとか食らってる場合じゃない。

鬼滅の刃

2020-12-06 23:20:11 | 日記

アニメ20本以上見て、映画見て、漫画読んだ。最初にアニメ見てから半年くらいのことになるのかな。

少年まんがの王道。別に目新しくも無いテーマ。何がここまで惹きつけるのだろう。

そもそもまんがにさほど詳しくも無い私がちょっとだけ考察してみる。

突出してるな、と思うのは「それっぽい技の名前を漢字適当に並べて作る能力」と「絶対ないだろそれっていう人物の名前を漢字適当に並べて作る能力」と「凄まじくグロい場面をなんだか美しさを感じさせるように描く能力」。

鬼と人間の闘い。でもしばしば「どっちが鬼やら」ってことになる。まんまそういうセリフも出てくる。つまり私たちってそういう生き物だ。鬼成分もあるし人成分もあって、個体により濃淡があったり、場合により優劣があったり。人類の永遠の願い「不老不死」を鬼なら可能にする。その誘惑の強いこと。それでもなおそれに打ち勝てる精神力の存在が映画の肝だった。で、そっからの漫画は、なんというか、グニョグニョしてた。

パターンとして「悪行三昧な鬼」→「成敗」→「消滅の直前に蘇る、人間時代の不遇」ね。人間もそんな感じ。倒す側と倒される側は全く並列になってる。人間は大体、鬼は時々、平穏を持って消滅する。

書いた人はまず、「人が味わう不幸の種類」を紙に書き出したかもしれないな。どんなことがあると辛いだろう?ってね。思いついた種類の数のキャラクターを作った。圧倒的に家族ネタだらけだ。性差別する気はないけど、そこの部分はとても女性らしいなと感じた。ラスボスの外見が美しいのもね。

全くの偶然だけど、人間は今150年ぶりくらいに厄介な敵と戦ってる最中で、いまだに決定打が見出せないでいる。政府は「とりあえず三週間、我慢して」っていうのを40回くらい繰り返して凌ぐつもりでいる。犠牲がたくさんでてる、でも生き残った私たちは諦めないで頑張っていつか勝とう、っていう精神論がこの漫画とおんなじ。仕掛けてるのは案外そういう機関かも知れないね。タイアップ商品の多さにもきな臭さを感じる。

映画の興行スタイルも不気味だよ。封切りの日、新宿の全ての映画館で1日100本以上の上映があったんだそう。私が見たのはそれから2ヶ月後くらいだけど、ららぽの一箇所で1時間おきに一日中どっかのシアターで上映し続けていた。収入が300億にあと20億くらい、年内無理かも知れないけど来年どうかすると「千と千尋」をぬいてしまう。なんかおかしい。私は千と千尋はロードショー3回お代わりしたけど、鬼滅はしないもん。

人気の絶頂で筆を置いた作者を潔いという意見があったけど、いやいや、相当引っ張ったし、最後の方もたついてたし、最終回なんかそんなふうに持ってくるのかい?って驚いた。カツ丼食べた後デザートにナポリタン小盛りで付いてきたみたいな感じ。季節の果物二切れくらいでいいんだが。

涙は出たよ。何回も。でも感動したっていうより条件反射かな。玉ねぎみじん切りみたいなもん。それと老化。友達のお嬢さん@小学校低学年が映画見て泣いてきたっていうのだけど、どの辺がそんなに低年齢に響いたんだろうか。

そして最後までわからない、娘の推しが「善逸」だっていうね・・・そんな子に育てた覚えないんだが。