まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

信じる。

2015-05-31 21:41:39 | 日記


まっすぐ云ってしまえば
サクラをやりに行ったのだ。

なんだ、そうか、そうだよね、と
親しい人は思う筈。

リアリティが服着てるようなもん。
宇宙との交信とかって
ふーん?って感じ。

だけど、ボウルの響きは好きだ。
からだのなかにまで共鳴するパルス。
なぜ好きかといったら
心地よいから。それだけである。

てっきり、でっかい水晶玉を
くりぬいて作るのかとおもったら
粉砕した水晶を溶かして
遠心力で型にはりつけ
均等な厚みにしあげ
外側には飾りに金やルビーなどで
色をつけるのだそう。アメリカ製。
日本に入ってきたのはつい最近、
まだ17年くらい前のこと。

演奏したのは、石塚さんという女性。
10年ちょっと前には普通のOLしてた。
それがクリスタルボウルに出会い
これを広めるのが使命だと思ったそう。

「全世界の空港に、クリスタルボウルカフェを設置します。」
「国を行き来するひとが、ボウルのパワーで浄化され、全世界が平和になります。」
「カフェで使うカップをクリスタルにして、持ち帰れるようにします。
一家に一台これを置くのが理想。」

と、いうのが、一番近いところにある夢なのだそうだ。

そのために、ボウルの製作を研究中。
フルクリスタルだと、ある程度の大きさがないと、鳴らないので
いろんな物と合成しつつ、縮小を目指している。
日本で作るには、ガラス職人の手吹きにたよるしかないのだけど
何ミリ厚で、というとちゃんとその厚みで均等に作ってしまうそう。

そして、もう少し遠い夢は
月に演奏ホールを作ること。

そのために、月の土地を購入済み。

。。。え?

誰から買うの?いくらするの?
権利書とかあるの?
固定資産税とかかかるの?
(ていうか空気ないのにボウル鳴るの?!)

つっこみどころが多すぎて困惑。

でね、帰宅してから調べたら
ちゃんと、売ってた、月の土地!

あるアメリカ人が
月はだれのもの?と調べたら
個人所有を禁じる項目がなかったんだって。
なので書類つくって地元サンフランシスコの官庁へ提出、受理。
地球外不動産業開始。
念のためNASAやロシアにも書類だし
「べつだん異義もなかったので」
月ばかりか、火星木星、手広くやってる。

異義なし、っていうんじゃなく
あほちゃうかこいつ、さわらんとこ、
ってことなんじゃあないのか?

。。。って、ほらね、
これだからリアリストってやぁーねぇー。

とにかく、彼女は、
クリスタルボウルの響きが
にんげんや宇宙やさまざまなものごとを
あるべきように整えると信じてるし
だから自信まんまんに
今日から一週間はいいことばかり起きますよ、
楽しみにしててね、ふふふ
と、微笑むのだ。

とても残念だとおもうけど
私にはおそらく、それは起きない。
信じる力がないからね。
cdは買った、熟睡できそうだから。
よく眠れたらよく働けるから
それがつまりいいこと、と
考えるならあたってるかな。

星を買う、といえば
私の大事な本のひとつに
星の王子さま(内藤濯訳)があって

そのなかに
星を持ってるという実業家が登場する。

彼は、眼下に広がるあまたの星を数え
帳面に記載し、にやにやしてる。

王子さまに問われ
実業家が答える。

「星はいったい、だれのものかね」
「僕、知らないけど、だれのものでもないでしょ」
「じゃあ、俺のものだよ。俺がいちばんに、星を持つことを考えたのだから」
「思い付くだけでいいの?」
「そうだよ」

この問答の最後の王子さまの台詞が
とても好きなのだけど
書いちゃうとつまんないから
ぜひ、ご存じない方は読んでね。


話を彼女に戻すと
母国語はスピリチャル系で
あったとしても
とにかく、ひとりでもおおくのひとに
ボウルをひろめたいので
「脳のこの部分になんメガヘルツの周波数が」などというロジカル系言語も
習得しようと努力してるのだそう。

そこまで、なにかを信じて
まっすぐ突き進めるパワーって
なんなのだろう?

満月におさいふをかざせば
私にも入ってくるんだろうか。


青空に浮かぶ雲

2015-05-23 21:23:54 | 日記


今日は楽しいお手伝い。
前からわくわくしてたのに

「あれ?ちかさん、名前リストにありませんよ」

ええっ。
でもずっと前から先生には云ってたもん!

と、居直る。(笑)

ま、会社では新人の営業ちゃんに
口頭では受け付けませーん、
ちゃんと指示書くださーい、
とか云っちゃってるんだけどね。



それにしても、300枚。
この、こまかいパーツったら。
細くてちっちゃい「音符」を抜くお仕事のひとが
これデザイン決めたのだれですかって
キレたとかキレないとか(笑)

今日のお仕事は、丸い土台に
パーツを貼り付けて
デコレーションすること。



台の上にパーツを配置するひと
パーツを台に接着するひと
アイシングで飾りを描くひと

分担しての流れ作業
早い早い!

先生がレッスンの合間に出てきて
「どう?終わりそう?」

ってまだ開始45分ですけど。

それでも、先生が
どう?終わりそう?を
三回くらい云ったところで
だいたい終了。



さて、このかわいいプレートは
明日きれいにラッピングして
壊れないように梱包して
福島県へ送り出す。

先生のお友だちの
二胡奏者の岩本さんが
ライブをする小学校へ。

先生も現地へ赴き
贈呈式に立ち会うのだそう。

プレートに描かれてるのは
青い空に白い雲
カラフルな風船がふわふわ
楽しい音楽もゆらゆら。

彼の地のこどもたちが
いちにちも早く
そんなお空を取り戻せるよう
願いを込めて。

食べるものはNGとのことで
チョイスされたシュガープレート。

でもね、もし私がこれもらったら
かけてもいいけど
かじってみるね。ぜったい。(笑)



晴れの日

2015-05-20 20:29:46 | 日記


コードバンになった気分だって。
クリームで毛穴をきれいにパテして
鏡のように磨きあげる、あの感じ。
生まれて初めて化粧をされたムスメ。
ほっぺに木漏れ日が反射して
目をやられるかと思うほどだったよ。

化粧に一時間、髪結いに30分、
着付けに一時間。
えらい騒ぎ。
ひもだの帯だので、ぎゅーぎゅーしながら
「いじめてるんじゃ、ないからね」
って、美容師のねーさん、おもしろい。

レストランのきれいな庭に着くと
すぐさま、川名マッキー氏登場。

今回のイベントおもいついてすぐ
なにしたかって
彼の予定をおさえたこと。

一時間にわたり、娘やわたしたちの
ポートレイトを撮り続けてくれた。



そこの花に顔をちかづけて、
かわいいなーってかんじね
とか

あの木の先をみて、
みてるとなんだかにこにこしちゃうんだ
とか



汗いっぱいのマッキー氏。
楽しそうな娘。
見守り好き勝手いう家族。

着飾るとか、写真撮られるとか
本来避けたい種類のもので
数週間前、下見に行った美容室で
最後の親孝行なんで、と
美容室オーナー氏に
言い放った娘。

私はなんか間違ったことしたのかなと
思ったのだが
そうだ、最後に思う存分やったる、
そしたらなんの未練もない
私は私の一部かのように思ってきた娘を
放つことができる
と、開き直ったんだった。

そのわりには
衿つけがしんどいだの
準備不足で最後までばったばただの
仕事忙しくてやばいだの
文句たらたらだった私。

でもそういうのぜんぶ
ほんとにぜんぶ
吹き飛ばしてくれた。
うちの師匠やっぱりすごいよ。



楽しかった、ありがとう
って
帰りにはそう云ってた娘。

君も将来、おんなじ大騒ぎをして
おんなじ感情のアゲサゲをして
おんなじように感動したらよいよ。

そしてマッキー氏の予約は
くれぐれも
早めにね。

わがままにつきあってくれた
みなさんに感謝を。


教室撮影 再開

2015-05-14 18:20:54 | 日記


最近、うちの営業さんらは
へんてこなセミナーを受けていて

毎月、関西弁のちっちゃいおじさんが
会議室の戸を締め切ってるのもなんのその
あんまり大音量でしゃべりまくるため
もれなく外の事務室にいる私たちも
講義を受けてしまってる

そのなかでとくに、ボスが気に入ったフレーズ

誰にも知られない店なら、無いと同じ



とりあえずそこにある無料ツールを
使い倒すべし

そんなわけで、この夏の集客のために
まずは教室検索画面を充実させよう!
となったのだが

うちの先生たちって、ほんとに
売り込みがヘタ。。。

月謝なんだから、取って当たり前なのに
「お金持ってきてくださいって、言いにくいのよねー」
とかいうんだもの

なので、ボスが希望者対象に
クリニックをはじめた

あなたのいちばん大事にしてるポイントはなんですか?
ここに来た生徒にどんなふうになってもらいたいの?
これまでのあなたのキャリアをちゃんと表示しましょう!

そのイッカンとして
教室風景の撮影サービスも
行うことに

年始からしばらく間が空いて
さみしかったんだけど
めでたく再開

まずは早起きしてチャリ整備
カメラのバッテリーも確認
昼過ぎまで通常業務をこなし
うきうきと漕ぎ出す

綱島街道、トラック脇をすりぬけ
30分ほどで到着
ここの先生、8年くらい前に
私が契約した方なので
とてもなつかしい道
おっきな声じゃ言えないけど
資格試験の算数の点がすこし届かず
再テストしてもらってる間
近所をふらふら散歩したんだった

もちろん猛勉強されての今なので
立派な指導者になっていらして
ちょっと、いや、だいぶ感動

こういっちゃなんだけど
小さい子がぐんぐん育つのは
まあ、あたりまえで

それにくらべると
大人になって、努力して、
継続して、なにかを成すって
本当に尊敬することだ

先生をはじめるにあたり
教材一式ぜーんぶ解くのが
お約束なんだけど
その姿を見て、子供たちが
なんとなく寄ってきて
じぶんも勉強はじめる、って
話はとてもよく聞く

見せたい背中

ふと我が身を振り返り

。。。がんばろっと






巻いてないひだまり☆誕生日ケーキ

2015-05-13 19:54:26 | お菓子作り


この姿を撮ると、ああ5月だなと
思うここ数年。
何故かムスメの胃袋を捕らえて
離さないこのお菓子。

だってもう8年通ってるわけですよ。
お菓子教室。
毎月増えるレシピはいまや
本棚の一角を埋め尽くさんばかり。

なのに、誕生日何作る?と聞くと
決まってこれです。
ワンパターンの美学。

そして私、この時期たいてい
仕事がたてこんでおり
作るには計画たてにゃなりません。
今年ものの見事にしくじりました。

最初は
バターない!!

バターケーキだっつのに。

それをどうにかかき集めたら
今度は
コンパウンドオレンジがない!!

イルプルのエピスリー定休日。。

しかたないから
キュラソーでごまかし

あげくは
マルコナ産アーモンドスライスがない!!

いつもあるあの店なのに。。

しかたない。カリフォルニア産で
かんべんしてもらおう。。

と、いうことで
いろいろちがうケーキになりました。


本来は、ビスキュイをスライスして
ロールケーキに仕立てるのですが
かなり早い段階で
キャドル型のまんま3層仕立てに
スイッチしちゃった。

弓田先生怒るだろーなー。
でも知るよしもないからいっか。


いつか、ゆっくり時間とって
完璧な再現をしたいと思うのです。

「早い春のひだまり」という
名前のケーキです。