可愛い靴履いてますねー、と言われたので、ありがとうございます、これ1900円なんですよと答えたら驚かれた。何しろ買ってるわたしが驚いてるんだから仕方ない。高撥水のボア敷きのぬくぬくスリッポン。ワークマンプラスでお買い上げ。
このひと月にトレッサ横浜のワークマンプラスに2回行ってて、毎回2点ずつ購入してる。初回の感動はコットンキャンパー。厚手の丈夫な綿素材で焚き火の火の粉が飛んでも燃えにくい。パタゴニア のダウンにぽちぽち穴開けちゃったわたしとしては大変ありがたい。キルティングのインナーがあったかいし、何よりこれ以上は絶対いらないっていうくらいたくさんのポケットがついててすごく便利。これならナイフだって火吹き棒だってスマホだって、小さめのまな板だって入る。カラピナやハンマーがぶら下げられるループもたくさんあるけど、今のところぶら下げたいものって無いなあ。あ、ククサ ?ククサ が服にぶら下がってたらかなりウケるぞ。しかし感動ポイントはなんと言っても低価格なことだ。3900円て。Tシャツじゃ無いんだから。
もともとは作業する仕事の人のための服屋だったけど、職人人口が減ってきてターゲット広げなきゃ、とPBの開発に大々的に乗り出し、先入観の無い女性などに売り込むためにおしゃれなショッピングセンターにアパレル部門のワークマンプラスを出したのが2年前。そこから毎月二桁成長(前年比)だって。3月から5月のコロナ騒動時も成長し続けてる。若くフットワーク軽い社長が「わからないことはどんどん聞く」姿勢で高機能にこだわってる。そして低価格にするための海外の自社工場にも。
もう一つ人気が出てる理由は徹底的なユーザー目線。例えばアウトドア用の開発だったら、有名なキャンプ女子ブロガーをアンバサダーにして、「こういうのがあったらいいと思う」を極力拾う。出来たものを彼女が着てキャンプ動画をアップすれば売り上げが伸びる。
履いて動いて脚のどこにも何のストレスもかからないパンツも素晴らしいんだけど、わたしが次に欲しいのはヒーター機能付きのベスト。寒い冬の朝、あぁ、こたつを背負って学校に行くことは出来まいか、と思ってたわたしの「夢の着るこたつ」。もう雪だって怖くないぞ。コットンキャンパーの2倍以上の価格なので、来月にする。売り切れないで、お願い。
星にしても月にしても焚き火にしても、これからの季節のきーんと冷えた空気の中で見るのが一番美しくて感動する。ただそこまで気温が低いとこちらの身が保たない。しかしこの冬は体を冷やさずに極上の輝きを見ることが出来るんじゃないだろうか。完璧だ。どうかしたら、わたし冬が好きになっちゃったりするかもしれない。