３月のお菓子レッスン☆シブースト・オランジュ

昨日の春一番が、空気をあっというまに温めて
おひさまの眩しさと舞い上がる埃っぽさに
目を細めつつ登るスタジオへの坂道

今日のお菓子は、シブースト
実はあんまりチョイスしないケーキ
なんでだろう、と思ったら
正体が不明だから、という理由に思い当たった
プリンとの違いはあるかな、とか

初めて作りつつ、思ったことは
こんなにフクザツだったのか！ということと
多分もう二度と作らないな、ということ

フィユテを敷いて焼いた、タルトリングに
サワークリームたっぷりのアパレイユ
そこに、あり得ない量のコンパウンドオレンジ！
いくらなんでも、これじゃ、苦いんじゃないか？

上に重ねるのは、カスタードにゼラチンとイタメレの
ふわっふわクレーム
このクレームの考案者が、シブーストさんらしい
ステンレスボウルで炊くカスタード、難しい
あっというまに、煮卵になりそう

間に並べる、オレンジのシロップ漬け
オレンジショートのときと、おなじもの
超おいしいけど、３日がかり
でも先生が仕込んでくれてるから幸せ

で、仕上げのキャラメリゼ

グラニュー糖をふりかけ、バーナーであぶる
なんか、弱いなーとおもってると、気づいたら焦げてる

レシピには
オレンジの香りを楽しめるように、弱めの色づけで
とか、あるけど

ど、どーすりゃいいんすか。。

２度目のグラのあと、粉砂糖と焼きごてで

煙がすごいことになって、目も鼻も痛い。。
ケーキ作りながら痛い目にあうことって
わりとめずらしいことではないか

悪戦苦闘の結果、こんなかんじ



弱い色づけでは、ないっすね


先生の作ったものの試食
ぱりんとしたキャラメリゼと
爽やかなオレンジの香り
とろけるクレーム
香ばしいフィユテ

感動のおいしさです。。。

自宅で家族と食べても、やはり感動の嵐
キャラメリゼのぱりぱりは、すでに消えてたが

まあ、桜にせよしゃぼんだまにせよ
儚いからこそうつくしいのかも
(笑)