まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

ちゃかぽこ♪CUPS騒動記

2014-09-30 20:55:48 | 日記
テイク3、成功!の瞬間
アラフォ女子7名、大歓声。



発端はいつもアグレッシブな
S先生。新しい社長を迎え
みんなで一丸になって
がんばろー!を体現したいと。

CUPSは、アメリカの映画の
ワンシーンから
主にJK中心に広まった遊び、らしい。
カントリーソングにあわせて
プラスチックのコップを使い
軽やかなリズムを刻む。
ひとりでやることも
チームでコップをまわしながら
やることもできる。

S先生は60近いけど
アンテナはJCJKなのである。

教室で生徒たちと、
あるいは先生が集まって、
楽しく遊ぶ様子を動画にまとめ
来月の全国研修会で流したい。
ついては事務局のみんなのも
撮って載せて、と。
最終的に積み上げたコップに
メッセージをあらわしたいそうで

た、たいへんなことになった。。。

とりあえず各自、おうちで練習。
おうちに帰ればみんな
主婦だし母なので
家族の反応もさまざまで

大学生の息子に
「よかったね、大人になっても
できることが増えるのは
楽しいよね」と
なぜか上から言われるボスや

高校生の娘に
「ママ!やめて!
今試験勉強してんだから!
なにその3連符きもちわるい!」
と叱られる主任。


わたしのムスメは
なんかよくわからん課題を
持ち帰ったハハを気の毒がって
一緒に練習してくれた。


そして撮影日の今日
主任はお昼もそこそこに
事務ちゃんをつきあわせて
練習開始。

聞きしにまさるリズム音痴
(笑)

わたしも混ざって練習
歌いながらやってると

隣の事務ちゃんもいっしょに
歌い出す。

事務ちゃん、前まえから
わたしは歌がへただから
甥っ子に子守唄とか
ぜったい歌わないの
といってたのだけど

最初、三度下でハモってんのかな?
とおもったほど
(笑)


もう、みんな、
かわいいったらありゃしない(*^^*)


そして撮影間際
元女優のボスがまっさきに
メイク直しに走る
(笑)


何度か撮影してみて
主任がすっごい真剣な顔、かつ
黒い服きてるのが気になったので

イベントでつかう
ハリウッドピンクのシャツを
ひっぱりだし


なんとなく、
ブルー系とピンクで
交互になる並びに整えた。


わたしは先頭で
ピラミッドに積まれたコップを
倒さないよう
ひとつ、おろしては
ちゃかぽこして、隣に渡す。

六人目の新人ちゃんは
それをまた
ピラミッドに積み上げる。

ちゃかぽこするのに、
タイムラグがあるので
そのあいだ、どうする?


じゃ、右から揺れましょう
となったのだが

どうしても主任が
隣の事務ちゃんと
ごっつんこする
(笑)


なので、わたしが
さん、はいっ!

キューだすことに。

撮影担当のもうひとりの事務さん
なれない作業で
何度撮ってもわたしが半分見切れる
(笑)


合間にふつうの仕事の
電話とったりかけたりしながら
およそ二時間後

じゃ!本番いきます!

一本目、途中で流れがつまる。
二本目、わたしがピラミッド倒す。

そして、三本目、どうやら
使えそうな絵が撮れた。
拍手、歓声。


みんな決して暇なんかじゃなく
かなり無理してこの場に臨んだ。
仕切りの営業ちゃん(S先生担当)
恐縮しきり。
そんな彼女に、
とっても楽しかったですよー、と
いってあげる事務ちゃん。
いいこだな。



そして、唯一、心配なのが


入社半月の新人ちゃんが

ヤバイとこにきちゃったかも

と、後悔してはいまいか。。。










何度も来てるのに何度も来たい町。

2014-09-20 21:11:07 | 日記



旅館の部屋から見る夜明け。
去年はこれを見るために
仙台のホテルを4時に出たのだった。
薄闇が紅に染まりはじめ
やがてあたりが明るく輝き出す。
ほんの束の間、鮮やかに変化する
景色にどきどきする。



朝風呂浴びてごはんを食べ
お庭を散歩。

宿を引き払い、港へ。



船で塩竃へ。


たくさんの島について
テープで案内が流れるのに
かぶせて船のスタッフさんが
いろいろ説明してくださる。
(結果あまりよくききとれず。)




塩竃神社。
去年とても気に入ったので
ムスメに見せたくて再訪。



この子たちの、最初の造形は
どのようなものだったのだろう。



あでやかな色彩。
お宮参りの赤ちゃん連れや
七五三フライング?の
晴れ着の幼児もいて、賑やか。



そんな本堂につづく、急勾配の石段。
ムスメ大興奮(なぜ)

ゆっくり、降りていった。
踏み外したら、ただでは済まないな。



電車で仙台へ。
とりあえず、これ、食べなきゃ。



看板に、「餅」とだけある
お店の自慢のお餅、素晴らしい。
ずんだはていねいに練られた
鮮やかな緑の香りよい餡。

外にでてからムスメが
ここのもおいしかったけど
アイビーのおばあちゃんのも
すごくおいしかったよ。
おうちかえったら、一緒につくろ。
と。

それから駅のちかくで
ガス灯撮影会。
政宗人形があしらってあるやつは
アタリ。



仙台駅周辺は、いつ来ても
そこに満ちるパワーを感じる。
歩いてるだけで元気をもらえる。
なんの縁があるでもないのに
かつては万年筆買うためだけとか
牛タン食べるためだけとかで
ふらふら訪れていた。
不思議な魅力のある町。

たぶん、これからも
ふらふらやってきては
色々な思いを抱いて
帰るんだろうな。

チャリダームスメ、石巻60キロの旅。

2014-09-19 22:08:36 | 日記


6年前、週末休めるからという
たいそう不純な動機で
某部活を選択したムスメ。
なのに、出会った仲間はみんな素敵で
いまだに仲良く遊んでる。
そのなかに、アイビーがいる。

ヒナコちゃんという、
かわゆい本名があるにもかかわらず
なぜか愛犬の名前で呼ばれたがる
この女の子が
昨年家族で参加したという
自転車レースにムスメを誘ってくれたのが、この夏のことである。

アイビーママの実家がある宮城女川に
里帰りを兼ねて行くのだそう。
まずは抽選からなのだが
今年は3000人枠に6000人応募があり
惜しくもはずれたため
募金つきのチャリティーライダー枠で
参加することになった。
チームのボスはアイビーパパ、
メンバーはアイビーとムスメ。
アイビーパパは何度か
事前に山中湖練習にも連れていってくれ
レース前夜は自前のテントで
(見たことないくらい巨大だった!)
ムスメたちを休ませ、翌朝
万全の体制で繰り出したのだった。

だんなさまとわたしは、当日朝
イベント会場に乗り込んで
彼らのゴールを待ち構えた。
予定では、60キロコースの
ムスメたちは昼に
170キロコースのアイビーパパは
三時頃に帰ってくる。



会場の周囲を流れる
北上川とそのほとりの田圃の風景。
空は快晴。


てくてくと歩きながら
つい半年前には
ムスメが自転車乗りを
楽しむようになるなんて
あまつさえ、レースに
参加するようになるなんて
思いもしなかったなあ、と
考える。

ましてやそれに便乗して
ロードレーサーをこのわたしが
買っちゃうとは。


会場のなかを歩いていると
「なんか食べましたか?
ほたて絶品ですよ!」
などと、スタッフのおねえさんらが
にこにこ声をかけてくる。

往来では近所のひとたちが
老若男女、手をふって
レーサーを応援している。



ゴールゲートのすぐわきで
ずーっとタオルをふりまわし
「おかえりー!!」と
声をはりあげるおばあさん。

そうこうしているうちに
ムスメ到着予定時刻。
ゴール前の見通しよいところで
カメラ構えて待つこと
45分。。。




無事にゴール。おもったより元気。

休憩なんどもはさんで、
五時間半の旅。
ムスメは、途中で見た
崩壊した建物や荒れた景色、
旅を一緒にしたひとたちや
休憩所のスタッフたちとの
交流のあたたかさなど
興奮気味に喋っていた。

少し遅れてアイビーもゴール、
途中体調崩したとか。
テント外に出した椅子に座り
それでもわりと元気そうに
パパのスパルタチャリダーぶり、
趣味自由人ぶり、
ママのこと、
いまだ仮設住宅のおばあちゃんのこと
いろいろ話してくれた。

2011年3月といったら
ムスメは中学卒業したところで
そのあとの彼女の成長ぶりは
まいにち一緒にいるはずのわたしにも
目を見張るものがあるのに
この町が失ったものの大きさは
同じ年月をかけてもなお
修復しきることができない
だなんて。

比べればほんとに些細なことで
申し訳ないのだけれど
三年前、わたしのキッチンからは
炊飯器が壊れて消えた。
電化製品を新調するのは
はばかれられるような雰囲気だったので
以来、土鍋を毎朝活用している。
が、やはり不便なので
ビックカメラに寄ってくるかなー
などと、最近よく思っていた。

でも
やっばりこのままでいいかな。
それが誰かの何かのために
一切ならないのは
わかってるけど。


突然の雷雨に物思いから覚め
テントのなかに退避。
アイビーパパのゴール間際
またおひさまが戻ってきた。
みんなで出迎える。
170キロ、元気に完走。
坂道走り込みトレーニングが
ばっちり功を奏したそう。

ほんのすこしの休憩後
テントをみんなで撤収して
石巻駅まで送っていただき
電車で松島へ。
まだ線路が途切れている区間は
バスに乗り継いだ。


わたしも来年は、走ってみたいな。
変わったもの
変わらないもの
変わるべきもの
について
ゆっくり考えながら。








白楽ベーグル

2014-09-07 11:10:47 | カフェ


昨日、おいしいジャム買ったから
今日はおいしいパンを買わなきゃ。

隣町、白楽の
心あたたまる
ベーグル屋さん。
若いご夫婦でやっているお店。

扉をあけたら、奥さまが。
あ、おひさしぶりです!って
いってくださった。

ごくたまにしか行かないのに
ちゃんと覚えててくださるのは
ありがたい。

お子さんは二歳半になったとか。
追いかけるのが大変です、と
笑う奥さま。

以前はここにはカフェスペースもあって
シンプルな木の作りがとても好きだった。
奥さまご懐妊で、人手がなくなり、
販売のみとなったのだが

今日、あの笑顔を拝見して
復活も近いかな?と
ひそかに期待。

日曜とはいえ雨のおかげか
ベーグルの種類がたくさんあって
迷ったあげく
プレーン、全粒粉、オレンジクリームチーズ、マカダミアペッパー、くるみいちじく。

さらに、ショーケースのなかにあった
あんこバターサンドと
サーモンクリチーサンドも。

カフェがあった頃に頼んでいた
メープルロールにも惹かれたけど
昨日はタルト二切れたべたし
ホールの半分まだ残ってるし
ジャムもたくさんあるし
ここはがまん。

それだけ好き勝手しておいて
がまんってこともないけど。

横浜に引っ越してきて
12年経ち
近所のお店にもなじみができて
お互いのこどもの誕生や成長を
喜んで見守るような繋がりが
とても嬉しい。

ひとつきばかり先取るような
冷たい雨の朝だけど
キモチとおなかは
ほかほかしてる。