まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

塗る。盛る。

2012-11-28 23:21:27 | 日記
メイクがニガテ。
カオになんか塗るのってキライ。
とはいえ、スッピンでどこにでも行けるほど
若くない。もとい、若くなくなって久しい。
しかたないのでテキトーにジコリューに。
わたしにとっての化粧は、最低限のマナーみたいなもの。

で、ジュリーなんである。

とにかくこないだ珈琲文明のおじゃ丸マスターのライヴ聴いてから
ずーーっと沢田研二モードになっちゃってて困っている。
いや困ることもないんだけどなんだか会社でもランチしながら
沢田研二ってさーなんて話をしてたりする。
だいたいおんなじくらいの年代の同僚たちと
へんてこな昔話で盛り上がる結果となる。

男が化粧してテレビで歌ったのの走りだったんじゃないか、と
だれかが言い出して
いやそれより先にデビッドボウイじゃないの?
フレディマーキュリーはちがうの?
カルチャークラブもいたねー
忌野清四郎はどうなの?

話がぐちゃぐちゃにもつれたので
わかったあたしが調べる!と言っちゃったんだった。
だれにも何にも頼まれてはいない。

沢田研二さまは1948年生まれ、今年64歳。
京都でこーこーせーやってたときに、スカウトされて
バンドのぼうやちゃんからはじめて、のちにボーカルになった。
最初はグラムロックをカバーしていたのだそう。

グラマラスなロック=グラムロック。
マークボラン、デビッドボウイに代表される
イギリス70年代の、けばけばしいカッコで退廃的に歌うスタイル。
つまり、デビッドボウイが先なのね。

沢田研二はスタイリストに早川タケジを迎えたことで
奇抜でど派手なカッコが暴走をはじめるんだけど
早川タケジ、マークボラン、デビッドボウイは
みんな1947年生まれで、沢田研二より1年早い。

カルチャークラブは結成が81年なので、
ボーイジョージよりかは沢田研二のが早くから
化粧して歌ってることになる。

彼にとっての化粧って、なんだったんだろう。
自己アピールなのは間違いないけど
たとえばいま、韓国の男の子らが
隙のない化粧をこらして大挙して押し寄せてくるなかでは
(年齢をさしおいたとしても)彼はもう化粧しないかもしれない。
スペシャルでオンリーな世界を創るために
そこに聴衆を引きずりこむために
ある「ボーダー」のようなもの、だったのではないか。

ところで
「ジュリー」の由来なんだけど

「GS結成当時、なにかファンに呼びやすい愛称が
あったほうがよい」と、当時のプロデューサーに言われて
好きだった女優さんからとったのだそうだが
それが「ジュリー・アンドリュース」だとか。

サウンド・オブ・ミュージック・・・笑



塗る。盛る。

2012-11-28 23:21:27 | 日記
メイクがニガテ。
カオになんか塗るのってキライ。
とはいえ、スッピンでどこにでも行けるほど
若くない。もとい、若くなくなって久しい。
しかたないのでテキトーにジコリューに。
わたしにとっての化粧は、最低限のマナーみたいなもの。

で、ジュリーなんである。

とにかくこないだ珈琲文明のおじゃ丸マスターのライヴ聴いてから
ずーーっと沢田研二モードになっちゃってて困っている。
いや困ることもないんだけどなんだか会社でもランチしながら
沢田研二ってさーなんて話をしてたりする。
だいたいおんなじくらいの年代の同僚たちと
へんてこな昔話で盛り上がる結果となる。

男が化粧してテレビで歌ったのの走りだったんじゃないか、と
だれかが言い出して
いやそれより先にデビッドボウイじゃないの?
フレディマーキュリーはちがうの?
カルチャークラブもいたねー
忌野清四郎はどうなの?

話がぐちゃぐちゃにもつれたので
わかったあたしが調べる!と言っちゃったんだった。
だれにも何にも頼まれてはいない。

沢田研二さまは1948年生まれ、今年64歳。
京都でこーこーせーやってたときに、スカウトされて
バンドのぼうやちゃんからはじめて、のちにボーカルになった。
最初はグラムロックをカバーしていたのだそう。

グラマラスなロック=グラムロック。
マークボラン、デビッドボウイに代表される
イギリス70年代の、けばけばしいカッコで退廃的に歌うスタイル。
つまり、デビッドボウイが先なのね。

沢田研二はスタイリストに早川タケジを迎えたことで
奇抜でど派手なカッコが暴走をはじめるんだけど
早川タケジ、マークボラン、デビッドボウイは
みんな1947年生まれで、沢田研二より1年早い。

カルチャークラブは結成が81年なので、
ボーイジョージよりかは沢田研二のが早くから
化粧して歌ってることになる。

彼にとっての化粧って、なんだったんだろう。
自己アピールなのは間違いないけど
たとえばいま、韓国の男の子らが
隙のない化粧をこらして大挙して押し寄せてくるなかでは
(年齢をさしおいたとしても)彼はもう化粧しないかもしれない。
スペシャルでオンリーな世界を創るために
そこに聴衆を引きずりこむために
ある「ボーダー」のようなもの、だったのではないか。

ところで
「ジュリー」の由来なんだけど

「GS結成当時、なにかファンに呼びやすい愛称が
あったほうがよい」と、当時のプロデューサーに言われて
好きだった女優さんからとったのだそうだが
それが「ジュリー・アンドリュース」だとか。

サウンド・オブ・ミュージック・・・笑



珈琲文明ライヴ

2012-11-24 11:44:39 | カフェ
シックなしつらえのカウンター
目の前に並ぶサイフォンの丸いシルエット
レトロなガス灯 重厚なチェロの調べ
青空と星空を交互に映す天井

の、均衡を破るかのように響く
熱いアコースティックギターと歌

それが、毎月第4金曜日の
珈琲文明ライブである

今回のテーマは
「セルフプロデュース能力に長けた歌手ベスト7」

なぜ10でなく7か、は、尺のモンダイ?笑

栄えある受賞者と楽曲は

奥田民生 イージュー☆ライダー

沢田研二 サムライ

YUI  東京

椎名林檎 歌舞伎町の女王

斉藤和義 歌うたいのバラッド

スガシカオ/SMAP 夜空ノムコウ


まったく想定外だったのだけど
沢田研二で全身鳥肌がたち
YUIで泣けた 笑


ジュリー全盛期、こどもだったわたしは
奴が嫌いだった
たぶん、エキセントリックなところが
受け付けられなかったんだとおもう
歌も、歌詞のイミわかんないしきもちわるい、くらいに
思っていた

マスターのMCによると
あの時代突出してたのは
ヤザワとジュリーだけれど
ヤザワは自分で曲も作っていたわけで
そういうイミじゃ完璧すぎるのだそう
ヒトに歌を作らせてじぶんは歌うだけで
あんだけのことをしたのだから
ここはジュリーが勝ち、と 笑

ざざっ とギターが鳴り、たった半拍で
「片手に ピストル・・・」
と歌いだしたマスター
とたんにぞくぞくっと来た

あらためて聞いてると、歌の内容は
眠っているおんなに勝手に別れを告げて
出て行く男の話で
なんで出て行くかっていうと
「男にはそうしなきゃならない時がくる」から 笑

こんな歌を真剣に歌って、聞いているひとのココロを掴むのは
並大抵のことじゃない・・・


YUIの歌は、夢を追ってイナカから都会へ出てくる心境を
素朴でまっすぐなコトバで歌っていて

「なにかをひとつ捨てて 
 なにかを手に入れる
 その繰り返し・・・」

という歌詞が
必死な覚悟をもって健気に響いた

帰宅し、(いつものように)
Youtube検索するだんなさま

モニターに映る華奢な女の子が
やっぱりギターを抱えて歌っている

今度は涙はでなかった
覚悟、健気さは伝わるのだけど
むしろ希望に溢れていて、羨ましくさえ思った

おなじコトバ、おなじメロディなのに
ふたりの歌の印象がこんなに違うのは
たぶん、スタートした「その日」から
経た年月、得た経験の量が違うからなんだろう

あるいは、聞いているわたしが
マスターと同い年で、より共鳴したのかも

マスターは、これらの歌い手の
人気が出ても守りに入らず、むしろ
ファンを置き去りにして常に変化する
というところを尊敬しているのだと

ふだん美味しい珈琲を淹れてくれて
おしゃべりにつきあってくれるマスターは
いつも穏やかでジェントルで
「変革」「破壊」というコトバとは無縁に思えるのだけど

実はそのなかに、ものすごいアグレッシブなものを抱えてる
その一端がかいまみえる、月にいちどのライヴである






11月のお菓子レッスン☆ポロ葱のフラン

2012-11-23 17:54:55 | お菓子作り
11月がはんぶん過ぎたあたりから
寒気が俄然はりきりだして
今日はもうエアコンを入れなくても
無事にパータパテをのすことができた

今日のレッスンの最大の難関は
パータパテの敷き込みである

このフランは、本来3.5センチの高さの
タルトリングを使用する
が、めったに使うこともないので
お教室にある普通のタルトリングを使い
高さが足りない分をアルミ箔で補充するという

70センチほどに切ったアルミ箔を
半分にたたみ、またそれを半分にたたみ、
さらに半分にたたんで厚めの帯を作る

それにバターを塗ってから、リングの内側に沿わせて立てると
3.5センチの高さに・・・

あれ?となりのナツミちゃんの、やたら高い
先生がチェック
たたみかたがゾンザイすぎた模様 笑

なんとか折りなおして完成
チーズコンサントレ入りの生地は
かちかちに凍ってる段階ですでに強い香り
それを3ミリにのしてから
タルトリングの中へいったん収めるが

「まんなかをちゃんと最初から合わせないと
アルミ箔がやわらかいから調節難しいですよ」

だいたいまんなかと思うところに粉で印をつけたものの
やっぱりずれてる 笑
高さの足りないところは、多いところから
はさみで切り取って持ってくる
最後はアルミ箔の縁に揃えてきれいに切り
冷凍庫へ

その間にガルニチュールの用意

ポロ葱 ベルギーから来たそうだ
直径7センチはあろうかというもの
それをいわゆる「白髪葱」状態にして
バターで炒め、生クリームとスパイスを絡める

ベーコンは脂を落とすために
一度湯通しして、少ないバターで香りをつけるように
さっと焼く

アパレイユはただ混ぜるだけ
ポイントは卵のほうにクリームを入れること

「卵でクリームを包むことで、卵がかたまるときに
全体がかたまります。
逆にしちゃうと、できあがりの硬さが変わります。」

数種類あるものを混ぜる時に、どっちをどっちにいれるっけ?
と思うことが多いのだけれど
そうやって論理的に説明を受けると、なるほど間違えない
・・・と、思う(間違えるんかい)

空焼きしたパータパテに葱とベーコン、アパレイユを流し
上からチーズをぱらりと振る
オーブンで35分



葱の食感が面白くて、カレー風味の濃厚クリームが
大満足な味



ところで、フランとキッシュってなにがちがうのか
今のところ調べてもわからないのだけど・・・
違わない、っていうことでいいのだろうか
全部食べ終わるまでにわかったらいいな



11月のムスメおやつレッスン☆さつまいものケックサレ

2012-11-23 17:40:47 | お菓子作り
お菓子教室の生徒としては
ムスメのほうがセンパイである

10歳という、受信アンテナの塊みたいなときから
先生からおいしい栄養をじゃぶじゃぶ浴びること7年

彼女の作ってくるものは、だから
多少いびつでも(めんどくさがりだからね)
文句なくおいしい

今回のケックサレは
先生が試作をいつもの倍、したそうで

ガツン系、ほわわん系、いろいろ作りながら
アシスタントのmimiさんには
「迷いがありますね」といわれ 
最終的には エッジの効いた塩味のケックに



さつまいも、たまねぎは角切りにして炒めてあり
そこに、風味豊かなチーズ、香ばしい黒ゴマ

朝食にひときれで、カラダがばきっと目覚める
パワフルな美味しさ

ムスメに作り方教わらなきゃ