タイトル書いてみて30が重なってることに気づいたよ。前半は歌のタイトルだ。今月の文明ライブの一曲より。文明ライブを知らない人のために説明すると、わたしの住んでいるところの隣町に白楽という町があって、そこに珈琲文明というスペシャルティコーヒーの店があって、マスターはミュージシャンでもあるので、毎月第４金曜日は閉店後に弾き語りライブをやっているのだ。開店以来この13年一度も休まず。緊急事態宣言の間は、無観客試合だったけど、ネット配信してくれた。約1時間のうち歌が4割であとは音楽や楽曲に対する熱いトークね。説明終わり。
この歌の歌詞に、30を超えて知り合った同じ歳の友人と、ここで交差するまでの間、お互い存在は知らないまでも、同じテレビ番組を見たり、同じ音楽を聴いたりしていたことを今一緒に懐かしむことが出来るのが嬉しいというような箇所がある。マスターと同じ４年間同じ大学に通っていて、サークルや部のたまり場がほんの数メートルしか離れていなかったのに、お互いの存在を知らなかったわたしはそこでいつも心の中でうなづく。しかも我々の場合Over 40だったもんね。
長い時間お互いを知っているからって必ずしも仲良くなれるとも限らない。小学校に入学した時同じクラスにいたHちゃんとわたしはその後、中学も高校も大学も同じだった。可愛らしい顔で頭が良くて運動神経も良くて気が強い（それだけ条件揃っていて気が弱いわけはない）人気者のHちゃんは多分わたしの存在を意識すらしていなかったんじゃないかな。今はどうしているだろう。バリキャリなら納得するし、おうちにいて子どもいっぱい産んでまだ育ててる最中だったら素敵だな。
最近フェイスブックのおかげで学生時代の友達と久しぶりにメッセージのやりとりをしたら、その頃と全く雰囲気が変わっていないので笑ってしまった。18歳の精神構造のままのOver 50。でももしかしたら、学生時代の友達に対しては時間がスリップするけど、実社会では部下が恐れる役職者なのかもしれない。いずれにしても、楽しく生きてることがわかって嬉しい。
例えば「3BのBFFT」「荒牧レッスン」みたいにその時代そこに居た人にしかわからない共通用語で話せるのって、とてもワクワクする。それは、その時代が自分にとって楽しかったからで、もし暗黒時代なのだとしたらもう聞くのも嫌な単語かも知れない。ワクワクか、暗黒かは自分次第で、この先10年後20年後に出会う同じ歳の人と、どこかの時代を取り出して話すときにいつも嬉しいと思えるように、続きを生きていきたいなと思う。