まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

陶芸教室に行ってきた

2019-03-24 22:14:36 | 日記


弘明寺にある「荒井工房」さんでは
沖縄で18年修行してきた荒井さんが
陶芸を教えてくれます。

その手のものは確実に不得意なわたし
荒井さんが「大丈夫、ちゃんと教えるから」
と請け負ってくれたので
挑戦してきました。

1キロの粘土はしっとりひんやり
空気を抜くように数回練り
手回しロクロを使って
底の部分から太い紐を
順番に盛り上げていきます。
手があったかいと粘土が乾燥するので
スポンジで湿らせながら
ひねったり撫で付けたり。

指先に余計な力が入ると
粘土が寄ってヘンテコな形に
なってしまいます。
タルト生地みたいなもんでしょ
と思っていたけど
型のないところで形にするのは
とても難しい。
頭で思っていることと
手先がやってることが
どうしても違うんです。

荒井さんはなんとか良いところを
見つけて褒めながら
危ないところはすかさず
助けてくれます。
おかげでなんとか形になりました。

内側を整えるのに使う
変わった形のヘラは
荒井さんお手製。
いろんな道具をいちいち買っていると
お金がいくらあっても足りなくなるので
作れるものは作るんですって。

何日か乾かして
外側を削って形を整え
素焼きしたら次は
釉薬をかけて
もう一度焼いて出来上がり。

完成するのが楽しみです。

お空に向かって歌う男〜珈琲文明ライブ〜

2019-03-23 10:32:09 | 日記
我が家のサードプレイス、白楽にある珈琲文明
今やすっかりフェイマスコーヒーショップ
第四金曜日の弾き語りライブに
なんと今回はアコギクラブのお友達3人を
お連れすることができました
一旦お席をキープのち
腹ごしらえに絶品ローストビーフ茶漬けを
食べに東白楽へ
これ以上魅力的な金曜夜の過ごし方って
ないんじゃない?
定時のチャイムと共に立ち上がるってもんですよ

ライブの始まる8時より30分くらい早く着席
ほぼ満席のお客さんに珈琲を淹れまくるマスター
予定15分押してのスタートです

1曲目、ビリージョエル
ニューヨークの想い
10年前にこの店でマスターが敬愛する
樋口了一さんと一緒に歌った歌
年月の経つことの速さに驚くマスター
樋口さんとマスターは大学の軽音つながり
軽音ついでに昨日同窓会でやったばかりという
米津さんのlooserも歌ってくれました

初めて人前で披露する曲、今月は
ポールマッカートニー
tag of war、わたしも相当聴いていたので
シングルにもなってない3曲目
somebody who cares
マスターの歌に合わせてちゃんと歌詞が出てきます
それこそ何十年経ってるんだろう

オリジナルの
オポジションポジション
この眼鏡は俺んじゃない
新旧取り混ぜてお送りしてくれました
眼鏡の歌大好き
さゆりって誰よ
係長高橋に出てくる、あけみってのも誰よ

ライブの締めくくりはいつもの
悪くない
ここで初めてある人について触れます
マスターのライブに必ず
カメラ担いで来てくれていたその人は
2週間ほど前にお空に旅立ちました
ライブの常連さんとも顔見知り
トリビュートライブにしようと思えば
できたわけですが
あえていつもの普通の
なんでもない日のライブを
お空で聴いて欲しかったというマスター
歌い終わって「〇〇さんありがとう〜」
彼もきっと喜んでくれてることでしょう

お客さんがみんな帰ったあと
アコギクラブの皆さんと談笑するマスター
気前よくギターを貸してくれたりして

マスター、ご一緒したお友達、
楽しい夜をありがとうございました

3月のフランス菓子研究所 タルト・フリュイ・セック

2019-03-02 13:28:21 | お菓子作り


ところでみなさん、フィグは黒派ですか?
それとも白派ですか?

フランス菓子の生徒さんには黒派が多いようです

わたくしあまのじゃくなので白派です

長年やってるとすききらいがバレバレなので

ちかさん、ブリゼですってよ、だいじょうぶ?
ちかさん、ピスターシュですってよ、どうする?

と、様々お気遣いいただきます

だいじょうぶですよー

今回は生クリームと蜂蜜を
いいかんじに煮詰めるのが
ポイントです
そしてそこに
オレンジフラワーウォーターという
オレンジのお花から採った
香料を入れます
これがとても効くのです

ころころにカットした
黒フィグとプルーン
ピスターシュ
ラムレーズンを
空焼きした薄いブリゼに
敷き詰めて
煮詰めた生クリームをかけ
焼くこと18分

ふつふつ沸いてる
ブラウンクリームカラー
のぞいてるフィグのかんじが

キノコクリームグラタン

みたいねー
と評判です

ねっとり蜂蜜の風味
オレンジが華やかに調和して
ドライフルーツの奥行きと
ピスターシュのアクセントが
とても素敵なタルトです

今日の試食の話題は
美味しい(おいしくない)
ケーキやさん

デパートの地下で売ってる
イチゴショートなんかの
クリームが純白なのは
純生クリームじゃないから
ですし
でも、まっしろくなきゃ
売れないから
コンパウンドいりなのです
それって不思議だなー
そもそも、世の中には
コンパウンドいりの
あの味が
ケーキのクリームの味だと
信じてるひとが
たくさんいるのかなー

美味しいケーキ食べたかったら
じぶんですきなように
作るのがいちばん早いかも
しれません

作るのめんどくさいひとは
大和にいって
atelier 結心さんで
買ってねー(*^^*)

松本先生、ご一緒したみなさん、
楽しいレッスンありがとうございましたー

鴨居の川原でお茶する人々。

2019-03-01 21:31:33 | 日記


河野さんにアルスト教えてもらってから
ずっと行きたかった川原コーヒー
前日の雨も上がりようやく本日決行

先にやってるよ、というのに合流しようと
電車降りて橋を渡りながら
川岸のちょうどいい感じのところに陣取る
河野さんと実さんの方に手を振る
見てないけど

すぐ後ろまで来て声かけたらやっと気づく二人
河野さんたらテーブルや椅子や焚き火セットや
もうありとあらゆるものをドラえもんばりに
持ってきてくださってすごいんだもの

沸かしておいてくれたお湯で
ちまちまとコーヒーを落とす
だいぶ冷めちゃったけどこのこっくりした味わい
なんとも言えずいい気分

それから河野さんのお鍋を借りて
牛乳を沸かしホワイトチョコの塊を溶かす
家に余ってたジェノワーズの端っこを
切ったものに絡めて熱々チョコフォンデュ
くぅぅたまらん

気づけばすっかり日も傾いて
川面にオレンジの光が柔らかくきらめく
鴨が数羽急に降りてきて水音を立てる

日暮れてからは河野さんの中国茶会
東方美人というお茶を持ってきてくれて野点
贅沢が過ぎます

すぐそばを大量の人が歩いてるけど
ここはなぜか不思議な閉塞された空間
ヘヴィな話も包み込んで昇華してくれる
生きていくにはこういうの本当に必要
そしてそれが与えられることを
有り難いと思う

最後みんなでお片づけして
スマホライトであたりを照らして
忘れ物ないかチェックして
またすぐ日常の中に帰ってく

次はお花の季節にね

河野さん、実さん、ありがとうございました

写真は河野さんにいただきました