オレンジのパウンド

オヤの欲目はまあまあアルけど
ムスメは受験生としての夏を
一生懸命に健気に生きている

朝は早くに登校し
図書室で勉強
時間になると講習を受け
大手予備校に移動
そのあと中学時代より
お世話になってる私塾へ
帰宅は22時をまわる

そんな彼女が
友達の誕生日にケーキをつくると
いったときには
半年延期でもいいんじゃないの？と
ちらりとおもったのだが

まとまった時間がとれないので
四日がかりのスケジュールで
作り始めたムスメをみていると
したいこと、しなきゃいけないことは
なにひとつあきらめません、という
意思すら感じてしまう

、、、なんて、
そんなだいそれたもんでも
ないかもしれないけれど(笑)

感化されてわたしも
なんか作りたくなった

冷蔵庫にオレンジピールと
コンパウンドオレンジがあったので
パウンドにした
エンゼル型でころんと焼くのが
気に入っているこのごろ

パウンドはていねいに混ぜるだけ
とても簡単
焼きたてにキュラソーを効かせた
シロップをしみこませ一晩



オレンジから連想するのは
おひさま

爽やかで元気をくれるお菓子を
がんばる受験生にも
プレゼント♪

７月のお菓子レッスン☆くるみとコーヒー

今まで作ったケーキをならべて
ひとり国民投票すると
常に上位ランクインするのが
シャルロットポワール。

ビスキュイにババロアズの組み合わせって
衝撃的においしくて感動した。

ただ、工程があまりに多く
へろへろになったのを覚えてる。

今回の、くるみとコーヒーも
同じく、ビスキュイとババロアズ。



天地二枚は仕込んでくれてたので
サイドとセンター、
二種類のババロアズを作る。



ビスキュイが厚いと、組み立てたときに
ババロアズの入る隙間が減ってしまうので
絞り出し注意。
まっすぐのラインで引けないと
カッコ悪い。。

クレームアングレーズを炊いたら
２分割で、くるみリキュールとコーヒーの
２種類のババロアズにする。
これってすごく合理的。

くるみリキュールのほうは、
水分量が増えるため、
ゼラチン追加。

コーヒーのほうは砂糖追加で苦味とのバランスを。

混ぜる生クリームも分量が少し違う。
このへんのこだわりかたが、
さすがだな。


生地をはめこみ冷やしたセルクルに
くるみリキュールのババロアズを流す。
センターを置いてコーヒーのほうを流す。
冷凍するとへこむので
ぎりぎりいっぱい。


ふわっとやわらかいけど
かなりインパクトのある
香ばしいケーキ。
ポンシュとババロアズに使った
黒糖の風味がとても強い。

毎回、驚かせてくれるから、
やめられないんだな。