陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

降雪で交通が混乱した首都圏

2012-01-25 02:00:45 | Weblog
 1月23日深更から、都心は4cmの積雪に見舞われた。郊外では、10cm程にもなったらしい。滅多に降雪の無い首都圏、しかも雪道に慣れていない人々が多いから、革靴で凍結した道を歩いて滑ることもあるだろう。

 道路でも、スタッドレスタイヤを着用していない車両が多いから、スリップ事故が起こる。急ハンドル、急ブレーキは、雪道の運転では厳禁である。私たちは、冬用タイヤを着用しているが、運転を極めて慎重にしている。

 4cmの降雪で混乱が起きるのだから、15cmも降ったら首都圏は麻痺してしまうのだろう。特に、大量輸送機関のJRや私鉄が走れなくなり、架線や切り替えポイントへも影響が出るはずだ。除雪機械も多くはないだろうから、自動車の運行、空港の離発着も困難となる。人の動きも、物流も止まってしまう。

 札幌のような雪の多い大都会では、2車線あるいは4車線道路さえも一方通行に指定している。午前3時くらいから、多数の大型のペイローダーが走り回って除雪、通勤路を確保する。北国では、電車の動力部は防雪対策が施されているので、凍結などで電車が止まることは殆どない。軌道の切り替えポイントにも、融雪システム(温湯散水、加温バーナー)が常時設置されている。

 滅多に雪の降らない首都圏で、こうした設備を整えるのは費用とメンテナンスの点で極めて難しいだろう。工夫をするにしても、限界があるから、5cm以上雪が降ったら勤め人は一斉に休暇を取るのが良いかも知れぬ(笑)。緊急車両や、生鮮食料運送車に優先権を与えるためにも。


東京大雪 交通乱れ 小田急は除雪で終夜運転も
2012/01/24 00:31更新

 23日から24日にかけて降った大雪の影響で、鉄道などの交通機関軒並み乱れ、帰宅の足を直撃した。24日早朝にかけて一定量の積雪が予想されることから、鉄道各社ではポイントに融雪装置を設置するなどの対策に追われた。

 JR東日本によると、武蔵野線は23日午後9時ごろ、東京都東村山市の新秋津駅と府中市の府中本町構内でそれぞれポイントが切り替わらなくなったほか、東所沢-新八柱間で沿線の竹が雪の重みで軌道内に倒れかかった影響で府中本町-西船橋間で運転を見合わせた。

 JRではポイントが雪で凍結しないように、灯油ランプに似た「融雪カンテラ」に火を灯したり、「電気融雪機」と呼ばれるヒーターを稼働させる方針。24日早朝には、始発電車の前にほぼ全線で回送電車を運行し、架線の凍結を防ぐ。

 私鉄各社によると、小田急多摩線が運転を見合わせたほか、東京都小平市の小川駅構内で発生したポイント故障の影響で西武国分寺線、拝島線が一時運転を見合わせ。新宿線も最大1時間の遅れが生じた。山口線(レオライナー)は午後8時35分以降、全列車の運転を見合わせた。

 小田急電鉄では終電後、除雪のための回送電車を全線で運転する方針。京王電鉄や西武鉄道などでは、始発電車の前に除雪と安全確認を兼ねた回送電車を運転することにしている。

 東京・浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールも、軌道上の雪をブラシで落としていく除雪列車を夜間に運転。ゆりかもめでは、雪を溶かす塩化カルシウムの除雪剤を軌道上に散布する方向で検討している。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/543150/


レインボーブリッジも一時“封鎖” 大雪で都心の交通機関乱れる
2012.1.24 08:14

 23日夜から24日未明にかけて今季初の雪が積もった首都圏では、早朝のJR線などに運休や遅れが出たほか、道路が凍結して高速道の通行止めが相次いだ。

 JR東日本によると、午前5時50分ごろ、東京都八王子市の八王子駅構内で架線が凍り電車に送電できなくなり、八高線の一部区間で一時、運転を見合わせた。

 このほか、千葉県山武市の成東駅で始発電車のパンタグラフが故障。千葉市美浜区の車両センターでポイントが切り替わらなくなり、京葉線の一部が運休した。

 私鉄では、多摩都市モノレールで、軌道が凍結しているため多摩センターと高幡不動の間の上下線で始発から運転ができなくなった。小田急電鉄も、始発から特急ロマンスカーの運転を見合わせた。

 都心の高速道路では路面凍結により、埼玉新都心線新都心西-さいたま見沼など9区間で通行止めに。東京都港区の芝浦とお台場を結ぶ吊り橋「レインボーブリッジ」でも、午前5時半ごろから約2時間半にわたって通行止めになった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120124/dst12012408170008-n1.htm



裁判は遅れ、転倒者も続出 首都圏積雪
2012.1.24 21:51

 東京都心で6年ぶりに4センチの積雪を観測するなど、24日未明にかけて首都圏の広範囲に降った雪。慣れない降雪に24日は、転倒者が続出するなど、首都圏は朝から混乱した。凍結にともなう転倒や車両スリップなどは、25日朝にかけても懸念される事態になっている。

救急搬送

 今回の雪は関東地方の南海上を低気圧が通過した影響で大気が不安定になったところに、日本海側から強い寒気が吹き込んだことで起きた。「条件が重なって雪雲が強く発達した」(気象庁)という。

 東京消防庁の24日午後3時までのまとめだと、足を滑らせて転倒するなどして173人が病院に運ばれた。うち76人は骨折などの重傷。また少なくとも埼玉県では80人、千葉県で175人、神奈川県で16人が病院に運ばれるなどした。

スカイツリー

 634メートルの高さに達してから初めての大雪を経験することになった東京スカイツリー(東京都墨田区)。運営会社ではタワーからの雪や氷の落下に備え対策本部を設置。タワーに付着した雪を払う作業を進めるとともに、警備員約50人が地上を見回り通行人に注意を呼びかけた。

 運営会社によると、ツリーは鉄骨が丸く、雪がたまりにくい設計になっている。つららや積雪防止のため展望台の外壁や下部にヒーターも設置されているという。今回は塊の落雪はあったが、けが人の報告はなかった。広報担当者は「初めての本格的な雪だったが、大きな混乱はなかった」と安堵(あんど)していた。

交通機関

 JRや私鉄でもダイヤの乱れは広範囲で発生。あおりを受けて、さいたま地裁で午前10時に開廷する予定だった木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判に、裁判員の到着が遅れる事態に。開廷は3時間遅れの午後1時にずれ込んだ。

 路面凍結で通行止めや交通事故も相次いだ。相模原市緑区小原の中央道上りではトラックがスリップ。神奈川県内で276件、東京都内で742件、千葉県で287件の交通事故が起きた。埼玉県でも事故に絡んで県警に寄せられた通報が500件を超えており、警視庁や各県警が対応に追われた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120124/trd12012422030006-n1.htm
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