サダム・フセインの死

　イラク政府高等法廷の裁判により死刑判決を受けた独裁者サダム・フセイン（６９才）は、１２月３０日午前６時（現地時間）に絞首刑となった。バクダッド市内の旧軍情報機関本部の建物内で執行されたと言う。 　フセインは、高等教育の経歴も無いまま、３６才の若さで国軍最高司令官となり、１９７９年にイラク共和国大統領（４２才）に就任。それからは、米国と旧ソ連を手玉に取って、イランとの長期戦争、第一次湾岸戦争、第 . . . 本文を読む

朝日新聞論説主幹・若宮啓文氏の夢

　朝日新聞論説主幹・若宮啓文氏がクリスマスに夢見話をコラム「風考計」に書いた。相変わらずの政府批判の内容だが、何時もと違い怨念に満ち溢れている。早速あちこちのブログから強烈に批判されつつある。 　昨年３月には、竹島を「友情島」として韓国へ呉れてやれと言う「夢想」を若宮氏は同じコラムに書いて、罵詈雑言を浴びたそうだ（本人の言）。当たり前だろう。この人物は、何か言いたい事があると、「夢想」とか「夢見 . . . 本文を読む

研究者の質は低下し続ける？

　またもや、自然科学分野における捏造問題が発覚。先の大阪大学大学院生命機能研究科・杉野明雄教授（６３才）の懲戒解雇事件に続いて、東大ではＲＮＡ（リボ核酸）関連の事件が起きた。両方共、研究分野は生化学、更に研究費不正流用で辞任した早稲田大学の松本和子教授も類似の研究分野。 　今年２月には、大阪大学大学院医学研究科で学生による論文捏造事件があり、下村伊一郎教授（４２才）と竹田潤二教授（５３才）が停職 . . . 本文を読む

シナ人による文化破壊が進む

　まずは、大野和基氏のブログから引用する。 －－－－－－－－－－－－－－－（引用開始） ジェームズ・キング/James Kynge イタリアの伝統的織物都市もアメリカの軍需産業都市も壊滅状態に 国外に流出する大量の中国人労働者が世界の都市の景観も生活も破壊している （SAPIO　2006年12月13日号） 中国経済がもたらす巨大な力は、世界の国の有り様さえも変えている。その国をかたちづくる伝統 . . . 本文を読む

レイチェル・カーソンと「沈黙の春」

　今では、有機栽培野菜や無農薬米が市場に定着し、農薬を使わずに栽培した美味しい作物が産地直販で消費者へ届けられる。政府機関による農薬規制も以前より厳しくなり、２００１年には果物王国山形県で起きた果樹に対する不法農薬問題がマスコミを大いに騒がせた。特に、家族を守るため食物の安全性に関心の深い主婦は、この１５年で環境問題に敏感になった。 　ここ数年、中共産の野菜、魚介が薬物汚染されていると指摘され、 . . . 本文を読む

防衛省の設置を慶ぶ

　先の国会で遂に防衛庁の昇格が決まり、来年早々に防衛省として動き出す。警察予備隊として発足した自衛組織が、保安庁、防衛庁と名前を変えて、ようやく他省と同格の立場になった。予算申請も、内閣府を介せずに独自に申請出来る事になった。これは、安倍晋三政権の大きな成果である。 　組織的にも防衛省内では色々な改変が行われると思うが、政治権限移譲があったとしても昭和初期から始まった軍閥政治体制の復活はあり得な . . . 本文を読む

雪の少ない今年の南東北

　今年の南東北は、完全に雪不足である。只今市街地は積雪ゼロ。蔵王高原は３０－８０ｃｍで、湯殿山や天元台も７０ｃｍ、これらの地域でのスキーは充分に可能だが、標高１０００ｍ以下のスキー場には雪が全く無い。 　昨年は、１２月初旬に降った雪がそのまま根雪となり、１２月１０日には市街地で積雪８０ｃｍもあった。それで毎日、除雪車がフル稼動、私も家の周辺の除雪で疲労困憊したのを懐かしく思い出す。ただ、昭和４８ . . . 本文を読む

映画「バルトの楽園」を見る

　職場の大掃除を終えた１２月２６日、若い人達１０人程と共にビールを飲みながら映画「バルトの楽園（がくえん）（監督：出目昌伸）をＤＶＤで観賞した。この映画は、２００６年６月１７日に公開されたものだ。プロジェクターを用いて、２００インチ位の大画面で見るから、中々迫力がある。 　それは、第一次世界大戦中、青島攻略戦で日本軍の捕虜になったドイツ軍人と、彼らに恩情ある計いをした日本軍人の物語である。徳島県 . . . 本文を読む

談合防止の為、知事選システムを変えよう

　福島県、和歌山県、宮崎県の知事が談合疑惑で辞任し、更に広島県知事が後援会の政治献金疑惑に包まれている。全国知事会は、３知事辞任を受けて、談合禁止の申し合せをするようだが、それだけでは談合は止まらない。見えない所で、より巧妙にカネが動くだけである。 　何故、談合をするのか？ 　土建屋は高額公共事業を高い見積もりで落札し、浮いたカネを自社の利益とすると共に、キックバックして知事選費用に差し出す。知 . . . 本文を読む

天皇誕生日に思う

　１２月２３日は、今上陛下の御誕生日である。平成１８年（２００６年）を以て陛下は７３才にお迎えになられた。昭和８年（１９３３）のお生まれであらせられるから、第１２５代天皇に即位されたのは５６才の御年であった。 　激務の為と思われるが、平成７年に大腸のポリープを摘出され、前立腺ガンを患われて、平成１５年には前立腺全摘出の手術をお受けになられた。しかし、経過はとても良く過ごされ、昨年夏は美智子皇后陛 . . . 本文を読む

本間正明政府税制調査会長の辞任

　週刊ポスト紙のすっぱ抜き以来、揉めていた本間正明・政府税制調査会長（６２歳、大阪大学大学院経済研究所教授）がようやく辞任した。安部首相－塩崎官房長官ラインで企業減税を図り、経済成長路線を維持しようとした方策はそれにより頓挫した。 　毎日新聞は、次のように解説する。 －－－－－－－－－－－－－－－－ ＜本間会長辞任＞安倍官邸、未熟さ露呈　「党高政低」化進む 12月22日3時4分配信 毎日新聞 . . . 本文を読む

知事さん達、「伝国の辞」を考えて欲しい

　宮崎県知事の談合汚職発覚、それを巡る進退に関して知事自身の考えが定まらず、県政に齟齬を来たしている。この知事は、県政とは如何なるものかに関してどうやら基本の考え方が欠けており、県議会も改めてそれに気づいて全会一致で不信任案を可決するに至った。 　福島県知事、和歌山県知事といずれも権限を利用しての金銭に絡む不正が表沙汰になり、地方自治に厳しい批判が続いている。１２月２日には成田市長が業者との癒着 . . . 本文を読む