陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

精神科医・銀谷翠氏のユニークな治療法

2018-03-18 12:13:41 | Weblog

 銀谷 翠(ぎんや みどり)さんは、秋田大学医学部を卒業した精神科医。食事を中心としたユニークな治療方法で知られている。現在は、東京で<代々木クリニック>の経営者として活躍中。

 今シーズンの強力寒波襲来で、私は体調を崩しベッドで寝ていることが多かった。その折、改めて下記の動画を数回聞いた。後期高齢者となって、記憶力は減退し、視力低下による現状認識不足、意欲喪失なども伴い、精神病になったのではと思うことさえある昨今。そんな訳で、銀谷さんの実践を伴う経験談を興味深く聞いた。

【夜桜亭日記 #41】闘う精神科医・銀谷翠さんをお招きしました[桜H29/2/11]

 

(参考)

 

銀谷 翠・著、神津 健一・監修、「薬を抜くと、心の病気は9割治る~精神科クリニックで行っている栄養療法の驚くべき実績」 (素朴社、2014、1200円)

        

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6 コメント

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医師はテレビに出る暇などない (医師)
2018-05-05 10:49:47
メディアに露出したり、エキセントリックな治療法提案したり、こういう医師は信用できない。
この医師の経営するクリニックの診療科目はなんと呆れたことに内科、ガン、精神科と大學病院なみに多岐に渡ってる。
しかも病は食事療法で治すww
どうかしてるよ。

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朝鮮雑記 (高橋秀夫)
2018-12-01 16:37:18
銀谷先生の朝鮮半島の風俗や習慣についての話は大変面白かったです。
 もちろん現在の日本人はかつての日本人とは違っております。
今の日本人は「大」、「中」、「小」という差別の認識しか出来ないでしょう。
 つまりは道元の『正法眼蔵』の世界などさっぱり分からない、それはどうしてかというと根本的に考え方が分からないためです。
 道元の世界が分かるためには、原文を声を出して何回も何回も読むしかないのです。

 先生が疑問に思われた、大華人の「大」とは絶大の大の事で、比較にならない程に大きいという事でしょう。つまり比較の世界と比較を超えた世界のことと思います。
 仏教経典で例えば『大般若経』の「大」は、これを表しています。
 球体の一点は「絶対的差別」取り換えることができない、詰まり球体という「絶対平等」なるものの一点であるわけです。
 だから、この「大」という意味は、無くてはならない存在であり、しかも取り換えることができないものです。

「大」、「中」、「小」の比較されるものは、取り換えることが可能なものでもあり、位置も変えることができるものです。そこには争いがあり殺戮もあるのです。
 そいう意味では、大華の人は、絶大なる存在で光り輝く人であると、そう有りたいと努力する人でもあるのです。

 東洋の歴史は日本の佐藤深淵のごとく、西洋の帝国主義に蹂躙される中で、何とが日本が彼等を救済したいという願望があった。
 しかし彼等は比較の中に生きた人達ですから、日本を良くは思なかつた。それを米国等々は利用した訳です。
しかし敗戦後の日本人は己のアイデンティティを失ってしまつたのです。

佐藤先生の北方四島の話もありましたが、シベリヤ出兵当時、ロシアの陸軍中将セメヨノフを助けた黒木親慶少佐は中央アジアの理想の国を建設すると、武士道に生きた方がおられました。
 こういう人は、絶大な「大華人」とも言えましょう。

 まあ、色々と考えますが、今の日本人は法華経の「良い」「良い」「もつと良い」という、絶対肯定の精神を忘れているのでしょう。一寸、一部の利益を求めて、結果的には全てのものを失うという状況に至っているのでしょう。どう見ても、朝鮮人、志那人、ディープステートの人達と何処が違うのでしょうか。
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ディープステートが支配かる世界(1) (高橋秀夫)
2018-12-03 10:00:35
 アメリカの侵略は生木の皮を剥ぎ取るようなもの、志那の侵略はウィルスが生物の体内に寄宿し、ウィルスが生物そのものを自分に変換するような侵略であると戦前に活躍した、長野朗という中国研究者が長年の現地視察から得た教訓であった。
 詰まりアメリカというよりユダヤ人は、世界を一つの木に作り替えれば、剥ぎ取る皮の質量ともに多くなり、莫大な利得を手にできるという世界同時革命的な侵略である。
 志那の侵略は全ての生物に寄宿してその生物の体を作り替え、自己のクローン化を進めることにより利得を得ようする侵略である。
現在日本には志那の工作員が約五万人いるという。彼等は中国大使館の指揮下にある、アメリカが発表したように中国共産党の対外工作機関による中国政府の目的を持つた工作活動を展開している。
自民党と共産党の協議の場で、共産党幹部が自民党に要請したメディア規制、現実にはもう日本メディアは彼等の統制下にあるのです。
「一帯一路」による弱小国への投資は、人民元でそして労働者は中国人、そして債務の弁済はドルでの弁済を要求する。
紙屑のような人民元が、世界に流通するドルという金に変換させるという、マネーロンダリングを行う仕組みこそは、新帝国主義の弱肉強食の姿である。

 ディープステートという言葉が認知されてきたのは、誰が真の世界支配者か、それと世界支配の実体が明確になつてきた。
その功績はトランプ大統領の誕生による所が大きい。
 ディープステートの始まりは今から約百年前のアメリカのウイルソン大統領の誕生による。ユダヤ人銀行家はウイルソンを大統領にした。
ウィルソンは彼等の要望を聞かざるを得ない。その一つが民間機関としてのFRBの設立であり、これら銀行家が世界金融を支配する構造が出来上がる。そしてフィルソンの不倫スキャンダルを脅しとして、最高裁判所の判事の推薦権をウィルソンにのませる。
最高裁判事は終身制であり、現在リベラルと言われている判事はユダヤ人である。弁護士と判事を以て司法界を牛耳る体制が確立される。ユダヤ人はマイノリティであるが、現在最高裁のユダヤ人の判事は三人である。

 そしてユダヤ人はメディアを握る、政界ではネオコンサバティブと言われる新自由主義者達である。
かくしてユダヤ人は、金融、司法、メディア、教育、シンクタンク、FBIを握る。俗称0.1%の人達である。
トランプは彼等からすればアウトサイダーであり、これはディープステートの力を弱めようとする初めての大統領である。
 そのため何とかしてトランプを辞めさせたい、そこにロシアンゲートが作り上げられ、ブッシュ家の子飼いの弁護士モラーを特別検察官としてトランプの追落しを企てている訳である。

 ロシア革命はユダヤ人によりなされた。当然コミンテルンは米英の金融資本家が背後にいた訳である。
コミンテルンは中国大陸で騒乱を造り出しもした。
日本の国内でもコミンテルン工作がなされ、陸軍では統制派に影響力を発揮して統制派と皇道派との分裂を招く。
統制派が優勢となり大陸でコミンテルンの罠にはまり戦線を拡大し泥沼化する。
そしてデーブステート、即ち日本は英米の金融支配に屈従してゆく。デーブステート一環に連なった日本資本主義、そしてその政治的触手となつた御用政党その政権である。
 蒋介石を援助したのは矢張りユダヤ資本であり、ナチスドイツに資金を投じて復興させたのもユダヤ資本である。
ナチスは日本と同盟国でありながら蒋介石を支援した訳である。
ルーズベルト大統領を操ったのもユダヤ人であり、ユダヤ人によるグローバリズムの野望なくしてこの戦争は説明が付かないのです。

 オバマ大統領までは民主・共和問わずユダヤ勢力が背後で操っていた政権である。
アメリカは従来ワスプ八割の国であり建国精神が生きていたが、今や白人六割、非白人四割の国で、あと二十年すれば白人と非白人の人口は逆転し、白人が非優遇のマイノリティとなる日は近いのです。
アメリカのワスプをエスタブリッシュメントの地位から引きずり下ろしたのは自分達だと、ブレジンスキーは自分の本で公言しているのです。
その方法はマイノリティ、即ち黒人、ヒスパニック、アジア系その他の、地位を向上させることにより、相対的のワスプの地位を下げる方法であった。ポリティカルコレクトネスこそは、多数の言論封殺の仕組みなのです。
日本でも少数者擁護のプロパガンダが横行している現状は言論封殺という、謂わば自由民主主義という看板を一皮剥けば、そこは弱肉強食の世界だと知るべきなのです。
左翼(背後にユダヤ勢力がおり)は平和・平和と叫ぶが、実はこれが戦争に導く、これが左翼の常套手段なのです。
浸食こそが彼等の利益なのです。

 そしディープステートの野望のグローバリズムが格差を造り出し、ラストベルトを造り出し、中国を世界の工場とし、ナショナリズムを破壊し文明を没落させてきた訳です。何故東西冷戦の時に中国を潰さなかったのか冷静に考えれば分かる筈です。
 中国を世界の工場として利潤を上げようとしたディープステート、しかし中国は自分達独自の「中国の夢」という中国基準を世界基準とするグローバリズムを、所謂現在版冊封体制を構築しようとしているのです。
 これはユダヤ人ディープステートの利益とは異なり、彼等の利益とはならないために、今度はトランプと共闘して中国グローバリズム即ち新帝国主義を潰す方向に世界は舵を切ったわけです。
ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、日本、印度が共闘して、中国の冊封体制を潰す方向に世界は動いていると言えましょう。
日本が中国と通貨スワップ、一帯一路への協力とは、世界は中国を兵糧攻めしようとしている時に、明らかに日本の政策は歴史の流れに逆らっていることから、国民は安倍政権の政策を支持しない。
トランプはディープステートの力を弱めようとしている、これは日本の利益でもある訳です。

 世界の癌はディープステートと中華の新植民地主義である訳です。日本はディープステートに酷い目にあわされ300万人程、山ほど殺されたし原爆投下された。もうそのトラウマから脱出すべきでトランプの時代を最大限に活用すべきです。
山本玄峰老師の侍従であられた平井玄恭師は「寒山詩提唱」のときに、メディアの自由化は絶対にしてはいけないと言つていた。
何故ならは、ユダヤはメディアを支配している、邪悪な情報が入って来て日本人を駄目にすると警戒していた。

 今はメディアはある程度自由となり、今や情報は中国やディープステートにコントロールされているのです。
メディアのモリカケ問題の政治的追求は日本人的ではないのです。
今や出演者や放送内容が中国の工作員によつてコントロールされている。
何で志那の「洗国」に自由民主党、野党は協力するのでしょうか?
実にマヌケで知性なき日本の指導者であることと言えましょう。

 ケナンは1928年の時点でアメリカ二ズムとポルシェ二ズムは似たような両方とも病気であると、しかもバーバリアン インベイジョンであると言っている。オルテガは1930年にリバーバリアリズム(re-barbariarism)文明の再野蛮化が始まったと、バンダリズム(vandalism)とはゲルマンの一族でバンダル族というのがいて、それが民族大移動のときにイタリア半島になだれこんだ、バンダル族にとっては、ローマの残した文化遺産それ自体が気持ち悪くて、全部ぶっ壊せということでローマの破壊に入った、何で壊しているのかわけが判らないそのことをバンダリズム(訳せば文明破壊の野蛮行為)という。
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ディープステートが支配かる世界(2) (高橋秀夫)
2018-12-03 10:01:41
 アメリカ文明そのものがアーチフィシシャル(人為的)で、歴史を否定したエイフィストリカル(ahistorical・無歴史的)な存在である。
例えばエイモラルというと無道徳、インモラルが反道徳でしょうから、アメリカというとエイヒストリカルエンパイバイヤーである。
結局それを真似せざるを得なくなった日本は何故かというと、日本の保守派の連中は日本人は腰抜けになったからだという。
 勿論それは六割ほど正しい、福田恆存氏は戦後日本人がアメリカに占領された途端にアメリカの真似をするようになった、親米保守と護憲左翼というのは対立しているように見えているが、本当は同じである。

 日本人は民主主義(デモクラシイ)というが、ギリシャ語のデモスとは民衆のことで、エドモンドバーク(1729~97)著書『フランス革命への省察」(1790年にフランス革命くそくらえ)と書いた。
デモクラシイという言葉は全て否定語、批難語として「とんてせもないもの」というときにデモクラシイという言葉を使っている。
プラトンを読むと、古代ギリシャの時代からそうである。
 勿論、ヨーロッパだってデモクラシイの国であるが、益々少なくはなってはいるが、心ある一群の人がいて、デモクラシイしかないかも知れないが、これが厄介至極で困ったものだ、という気持ちが残っている。
 十九世紀からアメリカを訪れたヨーロッパ人の学者とか知識人が皆いっているが、アメリカ人が興味を示す学問とか知識は、最終的には全部役に立つか立たないかと、アメリカ人とは役に立つ知識だったら取り入れてもいいとそればかりしている。

 物質主義的で拝金主義的で功利主義的な文明が1945年に日本は入り込んで来たら、日本人はパッと飛びついてしまった。
これは前述のとおり福田恆存氏がいったように明治、大正、昭和初期と貧しい教育をしていたから、あっというまに飛びついただろうと。
そうでもない限り、そう簡単に飛びつかなかったのではないか、それは教育だけでなくて明治維新そのものが、已を得ず起こったわけである。
 お金は何処で稼ぐかというと、市場経済を盛んにする事である。市場経済を発展させるというと、ある種の合理性とか技術とかが必要に成って来て、それをトコトン進めて行くと自由貿易、資本が何処でも動けますから、自由に動ける様にして欲しいという。
そういう要望に変わって行く、所がそうい過度な資本主義はやはり人間を幸せにしないのではないかという事で、社会主義的な所に、今はすたれましたが社会主義に行く。
その資本主義を単にお金の自由に任せると変な事が起きるので、色んな規制をしたり、それは国家が統制して行きましょうという社会主義に成って行く、先の左翼・右翼で行くとここに誤解が出たと思うのですが、社会主義が左翼で資本主義が右翼的方向で、それてアメリカが右翼でソ連が左翼だという風に誤解したのです。
そこのところが、自由、平等とかそういう合理主義を徹底するのは皆左翼で、アメリカもソ連も左翼の最たる物である。

 2003年のイラク戦争これは国際法違反の侵略戦争であるが、これをやったのはネオコンである。
(『ネオコンサバティブ』とは、米国の政治的思想の一つでタカ派、その原型は戦前までは左派であったが、戦後リベラル派(中道左派)を経て、保守へ転向したため「ネオ」を新保守とし旧来保守と区別している)
 古い話であるが、1940年迄は、トロッキストであった。人種偏見は全く別にして本当のことを言うと、ネオコンの主要メンバーのほとんどはユダヤ人である。これは皆知っていて、それを言うとユダヤ人差別になり嫌われるから普通は言わない。
 1940年迄のネオコンの連中というのはユダヤ系の知識人で皆マルキストであった、それでトロツキー主義を支援していた。
(『トロツキー主義』ロシアの革命家トロツキー(ユダヤ人)の理論、永続革命論の立場からスターリンらの一国主義に対して、プロレタリア世界革命なしには社会主義の勝利はあり得ないとするもの)

 彼らのお爺さんとかお父さんの世代というのは、ロシアから逃げて来たユダヤ人である。そうするとロシアから逃げて来たユダヤ人であるから、ロマノフ王朝時代のロシアにに怨みがある。そしてこの王朝をぶっ壊したロシアの共産主義に好意を持つ、だからアメリカに移民してきたロシア系のユダヤ人というのは、皆レーニンとトロツキーに拍手した訳である。
 この連中は1940年代ぐらいに、ネオコンサバティブの元になるトロキストグループを作った、このトロキストグループが1960年になると、トロツキーとマルクス主義からチョコっと中央にきて、ジョン・エフ・ケネディーを支持する民主党のリベラル派となった。

 だから20年後には元の共産主義・マルクス主義の連中が民主党の左派になった、で一番有名なのはアーヴィング・クリストル(1920~2009)、今活躍しているネオコンの有名な言論人ウイリアム・クリストルの父親である。
(『アーヴィング・クリストル(1920~2009)』米国の評論家・思想家、ユダヤ系の知識人であり、左派思想から民主党リベラル派を経て共和党保守派へ転向、ネオコンの創始者と考えられている。
『ウイリアム・クリストル』(1952~)1994年に雑誌「ウィークリー・スタンダードを創刊。アメリカの単独行動主義を主張しブッシュ(息子)政権ではクェール副大統領の主席補佐官を務めた)
 アーヴィング・クリストルなんかは、ケネディーを支持する民主党のリベラル派に成ったわけである。何とその20年後の1980年にはレーガンを支持する共和党の右派に成った。

20年ごとにホイホイ変わる訳である。それでこの連中は対ソ強行策、1940年にしても1980年にしても一貫しているのはこれらユダヤ人にはソ連に怨みが残っていることである。言ってはいけないが本当の事だから言うが、ユダヤ人に対して偏見を持てと言うのではなくて、事実を言っているだけなんだから。

 自由民主党の頭には、日本という言葉が付いているのですか? 付いていないです、それは問題である。もしも日本自由民主党でしたら、日本型の自由、日本型の民主という事の国民性、ナショナリティという物が、日本という字を通じて出て来る。
日本とか国民性を省く、軽んじちゃうと流行の単なるグローバリズムである。
 この何年か非常に顕著に成って来て、結局、物を作ってそれを売る、流通とかそういう所でお金儲けをしていく事で有ったが、そうでは無くてお金がお金を生む、株を買ったり、単なる投資をしたりして、自分はここに居てコンピュータをいじっていると、何億円儲かったぞという様な世界に成って来た訳である。
額に汗して働く事が、比率としてはウ~ンと弱く成って、バカバカしくて働けない、大金儲けた奴が偉いんだと言って、これがお金の恐ろしさで、お金を持っている人が「ちょっと頼みますは」と言って、「分かりました」と直ぐ成るのです。
 それが世界中で悪さをし始めていて、今は単に右翼、左翼というよりも、近代型の金が儲かりさえすればいいのだ、という非常に可笑しな世界を、それを正すのはたぶん保守主義なのだと思うのです。

 戦後の昭和というのは兎に角全く無い所から、一生懸命働く、もう働かなければ生きて行けない、という所で日本は凄い成長したと思う。
だから冷戦が終わった時に、アメリカがどこの世界を一番恐れていたかというと日本が一番怖い国に成った、それは日本の経済力である。
ところが、その時に日本は丁度バブルが弾けて、少子高齢化その他沢山問題が出て来て、それでどういう国を作って行くのか、そもそも経済を豊かにするのは何の為かという事に付いて、やはり平成に成った時から今日に至るまで、真剣に考えなくてはいけない時に、何か頭が思考停止を起こし(進むべき方向を見失ったバブル崩壊後の日本) 、その間隙を突いて新しいアメリカニズムが入って来て、そこでその故郷、郷土という日本人にとって一番大事な物は何か、という事に付いての勉強というか方向性が無くて、『構造改革』という破壊が強行された。
 日本経済の停滞は、日銀と、それとアメリカ的な市場原理主義と競争社会、これは日本の経済運営には向いていない、であるから日本的な経営とか産業政策をもう一回やるべきである。

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ディープステートが支配かる世界(3) (高橋秀夫)
2018-12-03 10:02:30
 アメリカの真似ばかりしないで、日本人には日本人の経済運営が有るんだということを思い出してやるのがベターではないか。
安倍総理は『瑞穂の国の資本主義』と言ったが、しかし現実の日本の安倍政治がそこに向かっているかというと、非常に疑問で非常に不安である。

 昭和から平成の時に、日本は働いたけれども、あれは日本的経営として働いていたのです。それで中曽根時代にバブルに一発襲われただけで、日本的経営はもう古いという、どこまで調べのか不明であるが、それを言いまくって、次にあらゆる規制を緩和せよと、つまり日本的経営という事は、日本的な規制の体系という事で、「ここまでやらなきゃいけない」、「これ以上の事はやっちゃいけない」、といういろんな規制が、習慣も含めて言えば日本に有ったから、日本的経営と言う勤労態度がそこに保たれていた。
 ところが、そこで一発バブルに襲われただけで、日本人は戦後自分達に自信が無いものだから、それでも規制緩和に始まって構造改革に至るまで、考えて見ると構造改革なんでいう言葉をよくも自民党サイドから言い出した物だと。
 構造改革という言葉は、他に言い換えれば『急進的大変革』という意味である。かって社会主義が革命と言っていた事である。それを自称保守と言っていた人達が、構造改革だ、構造改革だ、と何十年も言い続けるという、奇妙奇天烈というよりも、クレイディな政治状況がこの日本列島に現出した訳である。

 それはアメリカが日本を変えて行く為に、日本の構造を改革させた。当にアメリカニズムに染め上げて行く為に、日本という国を自分の僕にする為に考えた改革こそが、日本のアメリカ化の為の構造改革、郵政改革もアメリカが要求した訳でしょう、日本人として何で郵貯、簡保を持って行くのだ、と反対したらどうなったですか、お前は自民党を出て行けと叩き出された、日本人の価値観を無くし「新自由主義」経済へ傾く、そんな国はアメリカに完全にやられているではないか。
 日本の、日本人の価値観という部分が無くなって、結局、言ってしまえば経済でいう新自由主義で、新自由主義者達は色んな事を言いながら、やりながら、大変な多額のマネーを手に入れた訳である。
そこで発言力が物凄く増していて世界を牛耳じっていると言って良いのではないかと思う、そういう流れの中で日本を変えてやれと、その彼らに取って都合の良い国に日本を変えて行こうという意味で、真正保守勢力が根絶やしにされたのである。

 田中角栄氏が日本列島改造論、これは当に家族と故郷で、これをやって行った。そういう事も含め、金権だか知りませんけれども目的は家族と故郷、これをちゃんと食べさせてあげようというので、ああいう国土形成をしていった(「家族」と「故郷」がテーマだった田中角栄「日本列島改造論」)。
 又、事業家の方も家族的経営というのが日本的経営で、家族と故郷を守る為にそれぞれの地域でやって行って、世界のトップに行ってしまったと、バブルが終わっちゃったら、今度もう全部家族も故郷も捨てで金だけ儲けたらよいという、新自由主義というのは結局そういう事である。
 田中角栄氏は日本的政治家として本当に素晴らしい保守の政治家だと思う。じゃあ何故、角栄氏が晩年ああいう風に成ったかと言うと、御承知の通りロッキード事件でしょう、しかも裁判は日本の最高裁が免責特権で外国人(コーチャン)を呼んで証言させる、(どんな嘘を言っても良い事)、ですから司法がアメリカに屈し、政治がアメリカに屈し、三権全て屈している。
 こういう事を考えると、もう近代主義もヘッタクレも無く、日本とアメリカと全く異なる国柄で、日本は単一民族で皆一緒だけれども、アメリカは人種が多様で階級も複雑で、そんな所の自由で日本を変えようとされても、日本は始めから自由である。

 田中角栄の72年の『日本列島改造論』が出て来た時は、あの時代要請として多分素晴らしい物が有ったと思う。
60年代の10%の成長の後に、太平洋岸だけ豊かに成って日本海側が貧しく成ったと、この格差を埋めて日本全体を豊かにする為に交通網を作って、それである程度箱物を作って日本全体を一つの単位に変えてい行くと、この発想自体は素晴らしかった、しかし現実に何が起こったかと言うと、今度は地方は中央の公共事業、中央から来るお金に依って公共事業を実行し、それで日本人が本当に守るべき一番良い物は先祖の皆さんから頂いた自然ですね、その自然破壊、景観の破壊、それから本当に大切にしなくてはならないのは文化で、この自然と文化というのを、その後のつまり早く言うと、平成になってからドンドン日本は壊して来ている。
その景観と文化が壊れる背景に日本人の心がドンドン壊れて来ている、これはアメリカにやられた分も有るが、やはり平成に成ってからの特に日本人がもう一度日本人が反省しなくちゃあいけない。

 何処が悪いかと言えば新自由主義なのです、金儲けさえ出来れば良いと事にして、金が儲かろうと思ったらドンドン集中したらよい、結果的に過疎地域が起こる、保守というのは新自由主義に対抗していかなくてはしけないので、何を守るかとしうと地域を守る、今、自然と文化と言われたが、それを含めて地域を守る、地域に日本全体が夫々の地域が、夫々がちゃんと生きて行ける様にもう一回直そうと、難しいですよ言うのは簡単ですが、保守というのは何を保守するか、地域を保守しようと思ったらそこに人が定住しなくてはいけないのです。多くの人がそこに住み続けようと思う魅力を作らなかったら廃れるのです。
 それは何かという事を本気で考えるのが保守主義であり保守政党で(保守の役割は地域を守り、地域に定住させること)、じゃあ自分の住んでいた地域をどうしょうか5年後、10年後についてそんな議論した事が有りますか、殆ど居ないのです。
地域をどうしましょうという意志もない所が、どうして発展するのですか、それを議論しなかったら駄目です。

 その延長線で言いたい事は、田中角栄は「家族と故郷、これをちゃんと食べさせてあげようという」と、しかし片方で田中角栄の政治で日本が一番可笑しく成っている、それは何かと言うと、自主防衛を出来る仕組みでやって行く、それを問わなきゃならなかったのを、当に日本列島改造論は、「相変わらず戦後復興をずっとやって行きます」という路線であり、だから本当は一生懸命に食べられる様に成って来たと、日本海側もやりますけれども、片方で自分達の国の国防が全く出来ていない、だから体を張って国を守る仕組みを作らなければ成らないというのに、あの当たりから本当は問わなければならなかったのに、それをしないで結局、金の話に変えている。
 そうすると、それが又、マモニズム(mammonism)を生んで新自由主義を産んで来るという、結局、故郷を守るという話も国防とセットで、体を張らなきゃ出来ない訳ですから、体を張る事の大切さというのを最後まで気付かず、日本は否定して来てしまったのではないか。

 国防とインフラ、明治の時に一機に新しい時代に対応出来たのは、鉄道をあっという間に全国に引いたのです、これは物凄い力です、戦後はしかし太平洋戦争に負けた時に世銀からお金を借りようというので、外国から調査団が来たら、日本には道路が無いと、こんな国が戦争したのかと呆れて帰った訳ですが、高速道路をそれから作り始める事に成って行く訳ですが、高速道路や空港や港湾へ、或は災害が滅茶苦茶多い国ですから、そういう事に、所謂インフラ整備にお金を掛けるのは当たり前で、今でもアメリカやヨーロッパは掛けているのです、日本は公共投資をするとそれが悪い事だと、いらない事をしているのだと、色々探せばあまり効率的でない公共事業は有るかも知れない、それは減らしても良いですが、基本的に足りないのです。
地域を守る為にインフラも整備しなければどうやって生きていけるのだと、それが駄目である。

 アベノミクスの現状は、かつての民主党政権と同じように緊縮財政となっている。量的緩和で増やした円資金は国内に投資されず、民間だけでも安倍政権発足以降に於いて海外投資が数百兆円増加している。それに企業の内部留保は国内投資や賃金上昇とならず眠っている。その意味では法人税減税は国策として大失敗であろう。
 消費税8%増税は国内の好循環に対する爆弾となり、マイナス成長となりデフレ脱却を難しくしてしまった。政府はGDP600兆円の目標を掲げたが、消費税10%増税は日本経済に対する時限爆弾である。
 政府は20兆円規模の補正と、企業の厖大な内部留保を吐き出させるてめの、或は海外投資に対する賦課金を税制として創設すべきである。これこそ、具体的なGDP600兆円の政策と言えよう。
 IMFのSDR特別引出権の付与は、現状の緊縮財政の継続は、日本経済の縮小を招き、弱体化した日本経済が中国経済に呑み込まれ行く、所謂、瀬戸際であるとも言えよう。

 福沢諭吉は「政府は国民の公心の代表也」、という原稿を書いた、当時は薩長が政府を独占する、それで自由民権派が薩長はけしからんと言う。でも政府というのは、まだ議会政治が始まる前ですから、どう考えても政府というのは、国民が居て、国民には私心も有るけれども、皆地域の事も考える、公心が有って、そういう物を代表して政府が出来るのだと、そういう当たり前の気持ちが日本人に少ない(公心をなくし金とモノを神とした日本人)、という事では無いのでしょうか?
 マルクスの『資本論』を読んでみると、この資本論に面白い所が有るのは、結局、あんな資本の論理、商品の論理でドンドンと行っちゃう、所々あの本にはフェッチシズム(fetishismー霊が宿り魔力があると信じられている物神や呪物崇拝)の、精神病理の箇所が有る、つまり人間がフェッチしモノを神さまと思うという、今で言えばマモニズムですか、あの資本論というのは、「そういう物に囚われたらこんな世界が出来ちゃう」という一種の物語です。
 故郷の集合体としての国家をどう作るのかという風な、公心が日本人にそこそこ在れば、そんなマモニストにもフェッチシズムにも成らずに済むのだけれども、何時の間にやらこう成ってしまったのは、やはり日本がアメリカの属国に成ってから、上部では自由だ平等だ博愛だと綺麗事を言っているけれども、本当の公心という物を能う限り少なくしてしまった。

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ディープステートが支配かる世界(4) (高橋秀夫)
2018-12-03 10:03:13
 明治以来の教育制度というのは立身出世主義だと、教育とは立身出世のためにやるのではない、徳川時代は立身出世のために勉強したのではない、だって勉強しても立身出世できないから、要するに勉強しても立身出世できない得しないから、本当に勉強したい人だけ勉強したわけで、そこが良かったわけである。
 ところが明治時代以降は中学、高校と良い成績をとって高等文官試験に良い点で通ると出世できる、そうすると全部教育制度自体が教育自体が出世主義と功利主義になってしまった。これは教育の貧困化、やっぱり得する、出世する、お金儲かるとかいうことで勉強するのであれば、これは本当の勉強ではない。

 勉強は好きだからする、損してもする、暇を持て余しているからする、それが本当の文化であり本当の教育なのに、明治以降の機会平等というのはいいけれども、悪い反面は勉強にせよ教育にせよ全部出世するためだと、得するためだということに成ってしまった。
 スクール(school)の語源はラテン語のスコレ(schole)で暇としう意味で、暇だから遊んでいるのではなくて、ソクラテスなど「汝、自らを疑え」と、つまり今、自分に言っていることが正しいか、美しいかどうかということを自分で考え始める。
暇とは悪くなく本当は自分は何であるか、言っていること、考えていること、それを尋ねる、そっから学校が始まったわけである。
 物質主義的で拝金主義的で功利主義的な文明が1945年に日本は入り込んで来たら、日本人はパッと飛びついてしまった。
これは前述のとおり福田恆存氏がいったように明治、大正、昭和初期と貧しい教育をしていたから、あっというまに飛びついただろうと。そうでもない限り、そう簡単に飛びつかなかったのではないか、それは教育だけでなくて明治維新そのものが、已を得ず起こったわけである。

 日本は破壊が戦略的に進む、教育も当局で破壊したし、政治家のレベルがこんなに低くなったかというと、高いレベルの政治家が当選出来なくなっている、レベルが高いと意見を言う、意見を言うと党から出て行けという事になる。
外国は政治家は地域から選ばれる、如何にサッチャーが有名でも、サッチャーの考えは可笑しいという人は現実に保守党には沢山いた。しかし、彼らで保守党から追い出された人は居ない、日本ではタカが郵政一法案で、アメリカの法案に反対したら党から出て行けと小泉が言った時に、マスコミも助けない。マスコミが助けないから国民も知らない、選挙制度として小選挙区制をするならば公認は党では無くて地域にやらせる、地域の為に働く人が地域から出て来る、そういう事をしないから中央集権で田舎など関係ないと成っている。

 良く解らないのは、自民党政治の中で田中角栄の限界を乗り越えて、新しい地域ベースのビジョンをやろうとした先生が何人も居られる、大平氏の『田園都市化構想』、竹下氏の『故郷創生』、小渕氏の『富国有徳』、こういうある意味で、立派な流れが有るにも係わらず、今の状況は本当に不十分である。
 それは、考える人が中央の人に期待するから駄目である。先に言った様に、自分の所をどうするか考える、そこに住んでいる地域の人が出て来なければ駄目なのです。

 そうとは言えないし、例えば大平氏だって田園都市構想と言った、本当は戦後歴代首相が掲げたスローガンというのは、それなりに皆意味が有るのです。
恐らく平成に入ってからの主要なテーマであるべきで有ったのは、それまで色んな首相がイキアタリバツタリだったかも知れないが、出したスローガン、価値観そういう物全体を総合して、それを日本の国家論として定着させるという仕事が必要だったにも係わらず、それをしないで外国から吹いて来るグローバリズムだのマネタリズム等何だのという風に吹かれて、浮かれてしまって自分達自身の先輩達が作った色んなイメージ世界という物を、これには地域も入っていたし、国家も繋がっていたのですが、それを平成と共に吹き飛ばされちゃった、この25年間なのです。
 住民の事を英語でインハビタント(inhabitant) と言うが、ハビトとは習慣の事で、習慣が成り立つ為にはある程度の定住性が無いと、5年、10年定住していて習慣が身に付く訳で、そういう習慣を身に付けた人達、そこに入って行くのがインハビタント住民という。
1週間も経てばどこかに動く奴らは何ら住民では無い、習慣も定着しないそういう意味で、非常に流動性が激しすぎて落ち着きのない、怪しげな人間と思われない人が、この列島をウロウロとさ迷って居ると、殆んど幽霊の世界だという事である。

 政権中枢でやっている限りは金の亡者で、一般国民と全くかけ離れた経済政策を打っているようでは国家の繁栄は無い。
もう一回良い国を創ろうとしたときに何処をモデルに取ったらというと、これは皆言っている、これは日本である。
地域を如何に旨く作って行くか、地域の人が発想し地域の人が発言して考えて出来る事が、これから日本の方向である。
豊かな所に人が故郷を捨てで行つちゃってると、世界中が金に振り回されて潰れて行くというのが、今、出て来ている最終的には世界が間違いなく破滅する。
グローバルの時代です、TPPに入りましょうという調子で、上から下まで騒ぎまくるという、何とも早やお陀仏だなあと!

21世紀のバランス・オブ・パワーは、17世紀~20世紀の始めまで5つか6つの大国がやって来たが、このバランス・オブ・パワー外交に戻るであろう。20世紀とはある意味で異常な世紀で、アメリカが最初はバランサーに成ることを拒否して、それから東西の二極構造というこれまた異常な三千年間で一回しか起きなかったシステムが起きた、その後、愚かなアメリカは世界を一極にしようとして失敗した。
それで21世紀に何が起きているかというと、国際政治が17世紀~20世紀の始めまでの5つか6つの大国がバランス・オブ・パワー外交をするとうノーマルな状態に戻ってきている。
中国とアメリカのバランスはドンドン中国の方に有利になっている、これが正に日本が置かれている状況である。
そこで日本はどうするかというと、少なくとも17世紀~20世紀始めまでのバランス・オブ・パワーの教訓を学ぶならば、同盟関係というのはいつ壊れるか分からない、いつ空洞化するか分からない、しかもアメリカと中国のパワーポジションはドンドンアメリカに取って不利な方向に動いて行く。

 CIAの予測によると今後、例えば2025年とか2030年に、中国の世界経済におけるシェアーは30%程でCIAはそれがノーマルであると言う。インドも15%ほと行くだろうと、これも過去1千年間の歴史を見るならばノーマルである。
アメリカも20%より落ちて10数%であろうと、アメリカに取っても中国に取っても核兵器があることから真正面から衝突することは不可能であるから、そうすると米中2つの覇権が有るというよりも、アメリカ、中国、インド、ロシア、ヨーロッパと、この5極が必ず極になるだろうと、それで日本がもし必要な核抑止力を持って自主防衛しないのであればこのまま行けば中国の勢力圏に併合されてしまう。

 日本は決断を迫られている、アメリカは西半球を支配する地域覇権国に成るだろう、ハンティトンによるとそれがノーマルであるという。だからアメリカはノーマルな形に戻る、我々は日本と縁の深い隣国の中国、これが強大になる事に関する特別の警戒心は持たざるを得ない訳である。

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