「くっくり」さん、頑張って下さい

　「ぼやきくっくり」と言う興味深い個人ブログがある。 　働く主婦である「くっくり」さんが、折に触れて政治や外交に対して率直な意見を述べている。手伝う人がいるでも無く、１人でコツコツとやっている。ＴＶニュースの丁寧な記事起しなどは、大変な労力が必要だが、その努力に頭が下がる。女性らしいデザインのブログであるが、中々厳しく突っ込んだ内容を含む。私は、時折拝見していた、いや、数カ月前まではこのブログを . . . 本文を読む

吉村昭氏の逝去

　７月３１日深夜、作家の吉村昭氏が逝去された。丁度１ヵ月前である。享年７９才。膵臓ガンとの事。残された奥さんは、女流文芸作家の津村節子氏（７８才）。 　沢山のドキュメンタリー文芸作品を執筆されたが、未だ々々健筆を振るわれるであろうと考えていただけに、何とも惜しまれる。改めて同氏の御冥福を心から祈ります。 　吉村氏の著作は、近代以降の日本人を取り上げて、話題となった作品も多い。私は、吉村氏の小説 . . . 本文を読む

盧武鉉の支離滅裂

　昨今、盧武鉉政権の統合性の無い外交と国防政策を傍観していると、これが国家の振舞いかと思って唖然とする。米国との戦時統制権移管交渉に関し、大統領と国防担当者とで意見が食い違うことが明らかになった。それに伴う駐韓米軍の費用分担については身勝手な発言を続け、米国国防省はただ呆れている事だろう。 　朝鮮半島は、只今停戦状態なのである。何時戦争が開始されても不思議では無い。それなのに首都を国境近くに置い . . . 本文を読む

焦国標氏の意見：日本は、人権と民主化の重視を中国民衆に伝えるべき

　「大紀元」と言う新聞があって、各国語で発行され、そのＨＰも充実している。＜法倫功＞が組織的にバックアップしているらしいが、中共の内部事情に詳しい。内容全部を信用するのもどうかと思うけれども、有力な支那大陸関係情報源と思っている。 　現在の中共が最も恐れているのは、＜法倫功＞の存在では無いか。中共の共産党員数は８０００万人とも言われるが、「大紀元」では共産党脱党運動を世界中でやっていて、昨年末か . . . 本文を読む

渡嘉敷島集団自決、軍命令は嘘

　旧帝国陸軍が、米軍の沖縄侵攻上陸作戦に際し、戦いに協力してくれた民間人に集団自決を命令して、手榴弾を渡したとの話は聞いていた。「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」は戦陣訓の習い、帝国軍人の行動規範とされたが、何も民間人にまでそれを強要する必要はあるまいと思っていた。 　渡嘉敷島で起きた集団自決は、その哀しい実例とされ、「無慈悲な陸軍部隊長がいたものよ」と世間に受け止め . . . 本文を読む

「聖職の碑」の意義

　昨今は、警察官、自衛官、教師、裁判所関係者など特殊な公務員の犯罪が増えている。それも性と金銭に係わる亊案が多い。国民の安全と財産を守る職業にあっては、他の公務員よりも高いモラルが要求されるであろうし、罪を裁く側の人達も同じように倫理観が欠落していれば、人々の間で不公平感が増える。 　教師は子供達の躾を行うと共に、彼らの持っている潜在的な力を引き出してあげる大事な職務である。それ故に、自らに厳し . . . 本文を読む

天元台に遊ぶ

　朝方、若い人達と例のように雑談をしていて、今日は天気が良いから山へ行ってみるかとの話になった。思い付きだから、山登りの支度などしないで行ける所を選ぶ。ドライブを兼ねて、あまり体力を消耗しないで一応の高さまで上がる、じゃあ、ロープウェイ利用だねとの発案。そこで、若者３人（男２、女１）と私の４人で西吾妻山の天元台へ行く話がまとまる。 　早速車に乗り、お喋りしながら暫くドライブ、山の上で食べる弁当は . . . 本文を読む

ある台湾人の靖國観

　台湾人の地球物理学者、アンディ・チャン氏（米国在住）が明解な靖國論を展開しておられる。私達が曖昧なままにして来た点も、きっちりと述べている。朝日新聞に対する批判は辛辣である。とても参考になると思うので、著者にお断りをして、全文掲載する。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ［AC通信：No.182］　アンディ・チャン ◆ [AC論説]No. 182　靖国と民主国家（2006/ . . . 本文を読む

ある米国人の靖國観

　小泉首相の靖國参拝に関して、米国人の見解の一つを紹介。米国政府は、只今の所、この問題に関して静観の姿勢だが、米国人としては賛否両論があるのは当然と思う。このスニッチ氏の論説については、同じような意見が国内にもあるが、米国人の一部もそう考えるかと言う点で興味深い。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ トーマス・スニッチ氏　戦没者追悼への非難は傲慢 08/05 12:12 . . . 本文を読む

レーガン大統領のジョークと中東紛争

　レーガン大統領が国賓として初来日し、天皇陛下主催の宮中晩餐会が行われた。１９８３年１１月１０日夜の事だ。晩餐の後、和気藹々と歓談が行われていたが、突然に外交ブラックボックスを介して緊急連絡が入り、レーガンは席を去った。ちょっとアラブで問題が起きたようですと言いながら。 　衆知のようにレーガンはウィットに溢れ、ジョークが上手である。気楽な歓談の席上でも、こんな話をしていた。 　アラブの何処かの . . . 本文を読む

口惜しい＜第３１吉進丸＞銃撃事件

　ロシアによる＜第３１吉進（きっしん）丸＞銃撃事件は、北海道漁民の抱える領海問題を象徴してまことに辛い思いがする。亡くなられた盛田光広さんの御冥福を祈り、御家族にはお悔やみを申し上げる。勾留されている３人の乗り組み員が無事に早く戻って欲しいと願う。実は、哀しさと共に激しく口惜しい思いが湧いて来る事件だ。 　ところで、高橋はるみ知事も葬儀会場を弔問した。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ . . . 本文を読む

北朝鮮核実験はイラン軍事演習と連携か

　いよいよ北朝鮮は、地下核実験に踏み切るらしい。韓国軍が２４時間監視体制に入るという事は、米軍も自衛隊もそうしているのだろう。昨日は、北朝鮮の核実験区域で住民非難命令が出たとの情報があったし、ブッシュ大統領も、昨日それについて特別コメントを出している。この事態は、下記のイラン情勢と連動しているのだろうか。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 韓国軍：２４時間監視態勢に　北朝 . . . 本文を読む

騒々しい朝鮮半島

　指揮統制権移管交渉で在韓米軍と揉めたり、靖國神社参拝で厳しい（？）姿勢を取ると言いまくり、更には竹島近海で海軍演習をやると言ったりして、この所韓国も中々忙しい毎日である。どうやら、厳しい姿勢も靖國写真を焼いて済んだようだし、海軍演習の話は噂に過ぎなかった。 　北朝鮮も甚大な豪雨災害に負けずに、営々と地下核実験準備中との情報（１７日ＡＢＣニュース）が流れる。金正日は、４０日ぶりに新聞に姿を見せた . . . 本文を読む

靖國への戦犯合祀問題：対話

　８月１６日のエントリー「中韓に精神的鉄槌を下せ」と言う内容に、悠遊子様から長文のご意見をいただいた。主要な論点は、靖國戦犯合祀にある。それに対する私の返事も長くなるので、ここでやり取りを改めてエントリーにしておきたい。 　御覧戴いている方々からのコメントを期待する。以下に応答を記す。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 　まず始めに数々の妄言を陳謝します。なにぶんに . . . 本文を読む

中韓へ精神的鉄槌を下せ

　日本人には、罪を憎んで人を憎まずとの感覚が強い。それは、些かクリスチャン的な感覚である。罪を犯した人に対しては、生きている内はその罪を償う事を求めるけれども、亡くなった後はその人格の優れた面を思い遣る。こうした根底には、「昔の事は水に流す」との思想がある。 　一方、献身的な振る舞いをした人達へは、人々の道徳心が篤いが故に、尊敬と感謝の念をいつまでも忘れない。それは、神道でも、日本仏教でも似てい . . . 本文を読む