陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

論文捏造と研究助成

2006-06-30 01:30:13 | Weblog
 先日松本和子早大教授の一件でエントリーを書いた際、私は論文データ捏造を危惧していた。昨日の報道では疑惑有りとの事、実に寂しい限りである。それもシナ人研究者との共同執筆らしい。もし、捏造が事実であったら、松本教授は最早研究者としての立場は完全に失われる。当該論文は米国の化学誌に掲載されたようだが、発行機関も困惑していることであろう。 --------------------------- 論文デ . . . 本文を読む
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福井俊彦日銀総裁の鈍感さ

2006-06-27 23:14:45 | 国内政治:議会と政党
 福井俊彦日銀総裁(70才)は、最早国民の信頼を失った。今更見苦しい弁解は止めて、潔く総裁を辞任すべきである。だが、彼はその決断を多分しないだろう。何故と問われれば、彼は信頼・信用を軽視する鈍感な人柄だからと言う他はない。  本日、福井総裁の資産状況が明らかになった。年金が770万円も貰えて、総裁の報酬が3641万円。随分高額な年俸に加えて、通常の人々の3倍もの年金を貰っているのだ。預貯金も1億 . . . 本文を読む
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松本和子早大教授の不正

2006-06-25 00:12:38 | 教育と研究
 学術研究で国費補助を受けた教授が、不明朗な予算流用をして摘発されるケースがここ数年相継いでいる。今回発覚した松本和子教授(早稲田大学理工学術院)の場合もその一例だ。松本教授は個人の投資信託へもそれらの一部を流用していたと言うから、これは新しいタイプの不正である。  松本教授は、金属錯体化学を専門としてそれなりの業績があり、現在「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」副会長(副会長は、次期会長に . . . 本文を読む
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安岡正篤の死と靖國問題

2006-06-05 00:15:09 | 靖國関連
 陽明学者安岡正篤が亡くなったのは、昭和58年(1983)12月13日である(享年85才)。今から23年前の事だ。安岡は、大阪市順慶町に住む堀田喜一・悦子の四男として生まれた。父は、楠木正行側近であった勤王武士堀田彌五郎正泰の末裔で、尊王心の篤い家柄である。幼少の頃から漢文に親しみ、中学生の時に四条畷に住む大儒閑翁岡村達から陽明学の手ほどきを受けた。  一高へ入学する時、彼は安岡家へ養子に入り、 . . . 本文を読む
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