米国とイランは国交断絶状態だが、最近の両国は経済戦争状態にある。米国は、国連安保理決議(2006、2007、2008)を誘導して、イランへ経済制裁を行って来た。しかし、イランではそれに屈することなく、経済活動が順調に推移している。
今年の元日、オバマ大統領はイラン金融制裁法案に署名、イラン中央銀行と取引のある各国金融機関に制裁を加えるとした。つまり、米国の手立ては国内法を利用、イランが各国 . . . 本文を読む
今シーズンは、昨年12月中旬から「クリスマス寒波」が襲来して、80cmもの積雪量になった。ここ5~6年には無い珍しい事態である。年が明けてからも、雪は断続的に降り続き、町内道路(市道)の完全排雪作業が1月13日に行われた。これは、町内会の費用で行った。
しかし、その後も雪は降り止まず、現在の積雪量は120cm(!)を越えた。我が家の母屋は、屋根から雪が自然落下する造りなのだが、車庫と物置はス . . . 本文を読む
全国の小学校に設置されている二宮金次郎少年の銅像が、老朽化のため撤去されていると言う。何とも寂しい話である。金次郎は、貧困の中、刻苦勉励して家を再建し、長じては農政改善に身を挺した偉人であった。その少年時代の姿を小学生に伝えるのは、大いに意義がある。
亡父の影響により、金次郎は読書を好み、独学で『四書』に親しんだ。焚き木を取りに山へ入り、その往復の山道で声を出して読書に励んだ。焚き木を背負っ . . . 本文を読む
ムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、フィッチは、米国の三大格付け会社で、有力国際企業の株式や社債、そしてソブリン債(各国政府の発行する国債)の安定度評価を行い、それらを公表している。大凡、三社のリスク評価結果は、一致しているようだ。
ギリシャ危機が始まってから、PIIGSソブリン債は遠慮無くこの三社によって、レーティングが落とされ、その都度ソブリン債の利回りは上がった。つ . . . 本文を読む
1月23日深更から、都心は4cmの積雪に見舞われた。郊外では、10cm程にもなったらしい。滅多に降雪の無い首都圏、しかも雪道に慣れていない人々が多いから、革靴で凍結した道を歩いて滑ることもあるだろう。
道路でも、スタッドレスタイヤを着用していない車両が多いから、スリップ事故が起こる。急ハンドル、急ブレーキは、雪道の運転では厳禁である。私たちは、冬用タイヤを着用しているが、運転を極めて慎重にし . . . 本文を読む
24節気の大寒(1/21)も過ぎて、一年中で一番寒い頃となった。武道では、寒稽古が盛んに行われる時節である。
深々と雪の降る夜、皆で楽しむ簡単料理、「常夜鍋(じょうやなべ)」は如何。豚肉とほうれん草が良く合って、生姜が体を芯から温める。但し、酒を使うので、小さい子供たちへの慎重な配慮は必要。「毎日食べても飽きない」、「一晩中食べても飽きない」のが、この鍋の名前の由来だそうだ。
常夜鍋のレシ . . . 本文を読む
通常国会が1月24日に召集されるが、それを前に、<救国のジャンヌ・ダルク>、稲田朋美衆議院議員が野田<どぜう>首相の二枚舌を鋭く指摘、理念を失った民主党の政権運営を批判し、増税提案の前に国会議員数の削減と歳費を半分にすることを提案している。
参考までに
民主党政権のマニフェスト(2009)http://archive.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/ . . . 本文を読む
オリジナルは、サラ・ブライトマンが唄って、とても素晴らしいけれども、森麻季さんの歌い方は心が籠もっているように感じる。
Stand Alone/森麻季 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」より <Stand Alone(凛として立つ)> 作詞:小山薫堂 作曲:久石 譲 歌唱:森 麻季 ちいさな光が 歩んだ道を照らす 希望のつぼみが 遠くを見つめていた 迷い悩むほどに 人は . . . 本文を読む
政府は、1mSv/年(Sv:シーベルト)を一般人の放射線許容量として、様々な規制を行っているが、厳し過ぎる印象である。
その根拠は、国際放射線防護委員会(ICRP)による2007年勧告の被曝限度によるもので、
(1)一般人の平常時:1mSv/年
(2)緊急時:20~100mSv/年
(3)緊急事故復旧時:1~20mSv/年
を参考に、(1)を採用したものと思われる。
だが、宇宙飛行士 . . . 本文を読む
官僚との癒着が著しかった自・公連立政権への批判が高まり、2009年(平成21年)9月に民主党中心の連立体制へ政権交代したが、この後、鳩山、菅、野田と首相が交代、その度にマニフェストに書かれたことは殆ど無視されて、民主党は詐欺政党との汚名が定着した。
国政を預かる首相の識見と道義的資質が低いから、それぞれの内閣で指名される大臣もハチャメチャな人物が多い。国民は、「何だ、これは!」と呆れ返った。 . . . 本文を読む
大阪万博(1970)を賑やかに終えて、高度成長と言われた世相が一息吐(つ)いた昭和47年(1972)、2月の札幌冬季オリンピックで日本人選手たちの活躍に興奮し、5月の沖縄返還も無事に完了して、国民は気分が緩んでいた。そこへ金兌換制を突如停止する「ニクソン・ショック」(1972.8)が襲い掛かった。ブレトン・ウッズ体制が終焉したのだ。 日本経済は、固定相場制から変動相場制に突入し、為替レートは . . . 本文を読む
私は、最初から野田<どぜう>首相を全く信用していない。TVドラマ「水戸黄門」に出て来る悪代官に、面相が似ているから不信感を抱くのではない(笑)。一国の首相になろうとする人物が、自らを泥鰌(どじょう)に例える厭らしさ、ポピュリズムへの迎合性に辟易するからだ。彼の言葉は、余りにも軽過ぎる。靖國参拝発言でも、無責任な性格であることが露呈した。
この<どぜう>が民主党マニフェストに書いていない消費税 . . . 本文を読む
オリンパスの東証一部上場は、なお継続しているが、不正経理で世界を騒がせたのであるから、東証理事長は同社を上場廃止にすべきであった。それにしても、オリンパス経営陣の破廉恥振りには呆れてしまう。
大王製紙の経営者も無様な姿を曝した。平成の御世になってバブルが弾け、不動産業や金融業におかしな経営者達がいたことが露呈したが、製造業では余り目立たなかった。それでも、株式の時価発行で荒稼ぎ(エクイティ・ . . . 本文を読む
1月13日の夕刻、台北市の屋外競技場で行われた蔡英文候補の応援演説会には、数万人の支援者が集まった。応援演説も終わりに近づいた午後9時頃、李登輝元総統が病躯を押して会場に現れた。支援者は総立ちになって大歓声で彼を迎えた。私はその様子を動画配信で眺めていた。
李登輝氏は、力強く演説を行い(華語=マンダリンが分からないので内容不明)、最後に「台湾はあなた方に任せた」と締め括った。蔡英文女史も感激 . . . 本文を読む
英国は、欧州連盟(EU)加盟国であり、その運営に強い発言力を保持して来た。だが、次の点で欧州大陸の加盟諸国とは一線を画している。
(1)ユーロ圏に入らず、自国通貨ポンドを維持
(2)シェンゲン協定に未加盟
欧州大陸諸国から英国へ入国するには、その都度パスポート・チェックが必要。
(3)大陸では、メートル法が普通だが、英国はヤード・ポンド法を墨守している。
これは、繰り返し大陸側から . . . 本文を読む