よじょうとは、春秋・戦国時代の国士・豫 譲のこと。本編では、宮本武蔵が登場して、何とも味わい深い作品となった。
主人公の岩太は、熊本藩・細川越中守に仕える二条流包丁人・鈴木大夫の次男である。
【朗読】よじょう - 山本周五郎 <Bun-Gei朗読名作選>
巧みな朗読をされて、これを公開された方に心から感謝しています。コピペすることをお許し下さい。 . . . 本文を読む
気候変動のせいか、体調が良くない。それで、気分転換のために明るい雰囲気の曲を聴いたりする。表題の曲は若い頃から親しんだ曲の一つ。
Mozart -Flute and Harp Concerto K299 . . . 本文を読む
この作品も、山本周五郎著《小説 日本婦道記》に収録されている作品である。
舞台は米沢藩で、若き上杉鷹山公が藩内政治改革を進めようとした時、「七家騒動」に巻き込まれるのだが、それが話の下敷きになっている。でも鷹山公が直接作品中に登場するわけではない。
不断草は、別名「とうちさ」、ほうれん草に似た葉野菜のようだが、私は未だ味わったことが無い。
朗読・山本周五郎「ちゃん」 . . . 本文を読む
40年も昔のことだが、私は山本周五郎の作品に強く惹かれた時期があった。それで彼の長編・短編を問わず乱読した。取り分け印象に残っているのは、短編集《小説 日本婦道記》(新潮文庫版)である。これは親しく付き合っていた人々に贈呈したりして、清冽な感動を語り合ったりした。山本の作品に溢れる真・善・美の世界には心打たれるものがある。
同短編集については、10年位前このブログでも取り上げたことがある。
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我が国では、「蛍の光」として知られる曲であり、その日本語歌詞は誠に優雅で素晴らしい。このスコットランド民謡は、欧米では新年を迎える時に大勢の人々が集まって、<Auld Lang Syne>を楽し気に唄う。改元を迎えて、この歌を聴きたくなった。
ノルウェーの国民的歌手 シセル(1969-)は、1番を英語で歌い、2番以下は母国語(?)で歌っているようだが、私にはその内容が分からない。 . . . 本文を読む
前庭の白木蓮(はくもくれん)が満開になった。昨年秋に剪定をして、かなり枝を切り払ったため、花の勢いが多少心配であったが、例年と変わらず元気に大輪の白い花を咲かせている。花言葉は「清楚」。
この花は、8cm~10cm位あり、6弁だが3枚の花顎が一緒に咲くので9弁のように見える。顔を近づけるとふんわりと甘い香りがする。
夕方にこの花が散る様子を観ていて、ショパンのノクターン(夜想曲)を思い出 . . . 本文を読む
今シーズンの冬は体調不良で、ベッドで寝ていることが多かった。視力は益々低下し、読書は殆ど不可能。それで音楽を聴いているのだが、交響曲や協奏曲は疲れてしまうので、小品を楽しむことが多い。
表題の曲は、ウォルフガング・A・モーツアルト(1756-1791)が1781年頃に作曲した曲で、その主題は18世紀中頃のパリで大流行したシャンソン、"Ah vous dirai-je, Mam . . . 本文を読む
内外共に複雑な問題が山積し、1年先は愚か3カ月先でもどうなるのか予断を許さない昨今。何とは無く「なる様になれ」と言う気持ちが強くなる。そんな気分の中で、半世紀以上も前に流行した<ケ・セラ・セラ>の歌が懐かしくなった。私が高校1年生の頃大流行していて、期末試験の前など準備不足の同級生たちは、この歌をよく歌っていた。このフレーズは、スペイン語で「なるようになる」の意味らしい。
kyudou kag . . . 本文を読む
ハンガリーの首都ブダペストのレストランで、少人数のロシア人楽団が演奏していた。その中に表題のロシア民謡があった。バラライカを加えた情熱的演奏であったのが懐かしく思われる。
【ロシア語】コロブチカ (Коробейники) (日本語字幕)
コロブチカ ~学校フォークダンスDVD小学校編より~(日本フォークダンス連盟) . . . 本文を読む
風邪を引いたようで、咳(せき)が止まらない。インフルエンザの予防注射を受けていないので、温かくして眠ることにした。陽射しのある中だから眠りは浅くなる。夢の中で、女性が綺麗な声で歌っていた。聴いたことのある曲だなと思っていたら、<アメイジング・グレイス>だった。
この歌は、賛美歌集にも収録され、キリスト教圏ではよく知られている。特に、女性歌手により歌われることが多く、サラ・ブラ . . . 本文を読む
何時の間にか、当地も晩秋を迎えた。
2階のヴェランダから庭を眺めると、紅葉と黄色になった木々がひっそりと佇んでいる。そろそろ霜が降り、やがて初雪も訪れることだろう。物音一つ聞こえない夕刻、愛唱歌<里の秋>を思い起した。
~里の秋~ 白鳥英美子
(参考)
愛唱歌<里の秋> : 川田正子が唄った名曲
https://blog.goo.ne.jp/char . . . 本文を読む
この歌劇は、イタリアの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)の作曲による。初演は、カイロで1871年12月に行われた。スエズ運河開通の1年後である。
物語は古代エジプト時代(ファラオ王朝)、エジプト王国と隣国エチオピアとの抗争が背景にある。アイーダは、エチオピアの王女で、様々な理由によりエジプトの奴隷にされ、エジプト王女アムネリスの侍女として仕えていた。アイーダは、エジプト軍将 . . . 本文を読む
表題の曲は、フランツ・フォン・スッペ(Franz von Suppé : 1819-1895)による1866年の作品。彼は、南欧ダルマチアの生まれである。この地に流れて来たベルギー貴族の末裔と言う。北イタリアで音楽修行をした後、ウィーンへ出て主としてオペレッタ分野の作曲で活躍した。同時代のライバルにオッフェンバックがいる。
Franz Welser-Möst . . . 本文を読む
この曲は、<交響曲の父>と呼ばれるオーストリア人、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)が1796年に作曲、1800年にウィーンのブルグ劇場で初演された。私にとっては、若い頃から親しんでいた曲なので、改めて聴くと懐かしい感じがする。内外共に情勢変化の激しい昨今、鬱々とした気分を変えてくれるような曲である。
演奏しているのは、英国の女性トランペット奏者、アリソン・バルサム(39歳) . . . 本文を読む