昭和20年9月2日、米国戦艦<ミズーリ>上で、帝国陸海軍は降伏文書に調印、以来日本は連合軍に占領され、主権を喪失した。その間、7年と少しであったが、昭和27年(1952)4月28日に<サンフランシスコ講和条約>が発効し、日本は国家主権を回復した。今から59年前のことである。
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表題の曲は、かつての人気ヴォーカル・グループ、The New Cristy Minnstrels の Barry Brian McGuire と Randy Spark が1963年に発表し、世界から人気を集めたフォークソング。
当時、日本では丁度<東京オリンピック>(1964)の頃だった。数年の後、片岡輝氏がその歌詞を巧に意訳した歌はNHKの「みんなの歌」で紹介され(1967)、以後は子供たちが楽しむ愛唱歌に変貌して行った。 . . . 本文を読む
3・11東日本大震災以降、米沢地域でも大小の有感地震は50回を超えている。大震災の時、当地米沢は震度5強、それでも家屋損壊は無かったし、停電・断水をも免れた。この地域は、LPG配送だから家庭用ガスの止まることは殆ど無い。
米沢市と福島市の間に横たわる標高2000m級の吾妻山は、期せずして福島第一原発からの放射性物質流入を跳ね返す衝立の役割を担った。だが、この山は活火山である。明治26年(1893)6月には噴火して、2人の死者を出した。 . . . 本文を読む
ご無沙汰してしまい、まずは訪問者の方々へお詫び申します。東日本大震災における様々な辛い場面を改めてグラフ誌でじっくりと拝見、暫らく言葉を失っておりました。これだけ哀しいことが起きても、自然の姿はまるで何も無かったかのように私たちの元を訪れる、それをつくづくと感じ入った次第。
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この4月、統一地方選では各県知事・県議選及び政令指定都市市長選が行われた。その結果は、予想された通り、民主党の大敗北となった。地方自治体の選挙は、国政選挙と些か異なって、地域住民のエゴがむき出しになるのが通例だが、今年の統一選挙前段は国民の安全認識を反映して、国家のあり方に注目が集まった。こうした中で、民主党の国家意識欠落が露呈し、それが地方政治にも杜撰な形でむき出しになった側面がある。
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福島県の佐藤雄平知事は、佐藤栄佐久前知事が辞任した後を継いだわけだが、選挙では民主党と社民党の支援を得ている。その佐藤知事は、3・11大震災が起きてから、民主党政権へ限り無く不信をつのらせている。福島第一原発の事故処理に関する初動状況を見ていれば、佐藤知事のイラつきと怒りが良く理解出来る。
菅直人政権は、<政治ごっこ>をしているのである。国家観も無ければ、安全保障、外交、財政、教育に関して菅 . . . 本文を読む
石巻市で中学生達に英語を教えていた米国人女性テイラー・アンダーソンさん(24、バージニア州出身)は、小学校の児童達をも可愛がっていた。3・11東日本大震災の日、児童達を避難させた後、彼女は津波に飲み込まれて亡くなった。 . . . 本文を読む
谷垣禎一自民党総裁(66)は、首相経験者の意見を聞いた後、ようやく民主党との大連立を断った。何とも頼りないリーダーではある。復興支援に関する立法措置は、菅政権がドンドン出して、妥当な内容であれば自民党が協力すればよい。救援策が時宜にかなったものであれば、それに反対すると逆に世間から批判されるだろう。 . . . 本文を読む
従来から、私は我が国の原子力発電推進に、ある程度の理解を持っていた。資源の無い我が国としては、エネルギー供給の一部分を原子力に頼るのは止むを得ないとの考えだ。他の技術分野で、日本の技術展開が国際的に高く評価されるのと同様、我が国の原子力利用技術も、優れた知性が関与して世界レベルを維持しているとばかり考えていたのだ。だが、この分野の安全管理技術面では、些か足りない部分があることが露呈された。
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この大震災、特に津波で殉職された警官の方々へ、心から哀悼の意を捧げる。警察庁の発表によれば、3/27の時点で、殉職された警官は17人に及び、なお13名が行方不明と言う。家族を持つ方もおられようし、あるいは独身でも地域に溶け込んでいた若い警官もいる。
「疾風に勁草を知る」[後漢書(王覇伝)]との言い方がある。大異変、あるいは様々な大混乱が起る中で、身を捨ててそれに立ち向かう強い存在のあることを . . . 本文を読む
大量の放射性物質を含んだ高レベル汚染水の流出が止まらない。海洋への放射性物質が拡散する傾向は、色々とシミュレーションされているようだが、プランクトンや魚介類による放射性物質の生物濃縮がとても気になる。こんな事態が長期間続けば、いわき沖や沿岸の漁業は潰滅するのではないか。更に、低レベルの汚染水であってもサケ・マスなどの回遊魚への影響が心配である。
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原発事故発生以来、気象庁は気候データを用いて放射性物質の拡散予測を行っていたが、公表していなかった。文部科学省担当の緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)で予測するから、気象庁によるデータは公開しないとの判断のようだ。だが、気象情報を加味したシミュレーションは極めて重要である。
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遅々として進まない福島第一原発事故処理であるが、事故処理を担当する主体が東京電力なのか、政府なのかごちゃごちゃしてよく分からない。また、情報開示も一本化されておらず、内閣官房、経産省原子力安全・保安院、東京電力と分かれて会見し、それぞれが勝手に振舞う印象だ。
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