陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

《タイスの瞑想曲》を聴く

2016-04-12 12:22:06 | 読書・映画・音楽
 4世紀頃、エジプト・アレキサンドリアの人気舞姫タイスは、それまでの我が泡沫的な人生に飽きが来ていた。聖僧アタナエルは、退廃したアレキサンドリア市街の姿を見て慨嘆する。彼は、その雰囲気を変えようと頽廃の象徴的存在であるタイスを説得し、改悛の意義、そして神への帰依を促して尼僧院へ行くことを熱心に勧める。タイスは、彼のひたすらな真摯さに打たれ、己の来し方行く末を想いつつ、静かに瞑想に耽(ふけ)る。 . . . 本文を読む
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