鳩山首相が米国から帰国したら、沢山の政策課題が待ち受けている。JALの経営再建問題もそうであるが、「八ツ場ダム」中止問題は公共工事全般に絡む内容を含んでいるから厄介だ。それに、鳩山首相と民主党幹部は「八ツ場ダム」の建設着工に直接関係していたのではないか?
1992年の三者協定書締結後、1994年に巨大プロジェクト「八ツ場ダム」建設のゴーサインを出した政権は、「自民・社会・さきがけ」連立政権で . . . 本文を読む
世界経済縮小が顕在化して、以前から経営が問題になっていたJALは資金繰りに行き詰まった。デルタ航空(DA)への出資要請やアメリカン航空(AA)からの資金供与がこの夏に話題となる。そして、9月24日、遂に西松遥日航社長は前原誠司国交相へ公金出資の要請を行うに至った。オバマ政権が、GM問題に取り組んだ構図とかなり似ている。
JALの経営における問題点は、
1.8600億円の長期有利子負債(有利 . . . 本文を読む
鳩山由紀夫首相が国連気候変動首脳会合で、温室効果ガス(≒炭酸ガス)排出を基準年1990年比で25%削減するとの演説を行った。会合に参加していた約100カ国の首脳からは、好意的な発言が相継いだらしい。
世界の温室効果ガス総排出量(2005)271億トンの40%は、米国(21.4%)とシナ・中共(18.8%)で占めているのに、この2国は言を左右にして排出量削減に消極的だ。それに、米国は「京都議定書 . . . 本文を読む
当地の朝夕は随分冷え込んで、昨日午前6時頃の気温は何と10℃!平地の紅葉も部分的に始まって来た。
ある晴れた日の午後遅く、のんびりと近所の並木道を散歩。メタボ対策でもある(笑)。
街路樹のナナカマドが、沢山の赤い実を付けていた。
こちらは、トキワヤマボウシの実。熟するのを待ってカラスが啄ばみに来るのだろうか。この樹はハナミズキの親戚だ。
暫く歩くと、道沿いに山 . . . 本文を読む
前原誠司国交相は、9月17日、「八ツ場(やんば)ダム」を建設中止すると明言した。理由は、無駄な公共事業を排除するとした民主党マニフェストに「八ツ場ダム」の建設中止が掲げられている故、それに従うとの説明である。鳩山首相もこれを支持した。
1967年(昭和42年)、群馬県吾妻郡長野原町の上流に「八ツ場ダム」の建設を建設省が決定して以来、長野原町住民の反対運動と自治体からの批判が盛り上がった。だが . . . 本文を読む
9月19日から自民党の総裁選挙活動が具体的に始まった。3人の候補者、西村康稔前外務政務官(46)、河野太郎元法務副大臣(46)、谷垣禎一元財務相(64)は公開討論会に出席、自党国会議員と党員に熱い思いを訴えている。この際、候補者は解党的出直しを意識して、思いのたけを十分に語ってもらいたい。
さて、大惨敗を喫した自民党は、その財務に大きな問題を抱えていることが分かった。その詳細は、雑誌AERA . . . 本文を読む
横浜の男児小学生(12)が豚インフルエンザに感染し、高熱を発症、入院治療中にも拘らず9月17日に亡くなった。この治療過程では、3回の簡易検査が陰性であったため、タミフルなどの投与は行われなかった。もし早めに抗ウィルス薬を投与していればと思うと、何ともやり切れぬ話である。
医療機関においては、簡易検査の有無に拘らず高熱発生患者(特に若年者)に対して、タミフルやリレンザ投与を早めにするよう治療方 . . . 本文を読む
今月11日、種子島宇宙センターから打ち上げられた無人物資補給機(HTV)は、無事周回軌道に乗ったが、9月18日に国際宇宙ステーション(ISS)へ接近、それへの合体に成功した。両者共、秒速8kmで移動する中での制御と合体操作であるから、素晴らしい技術成果と言える。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の担当者に、心から「おめでとう」と申し上げます。
新大型ロケット「H2B」も、相当に安定した飛翔動作 . . . 本文を読む
麻生前政権は、リーマン・金融ショックから始まった<経済カタストロフィー>への対応策を次々と展開したのはご承知の通り。その効果が少し現れて来たのだろうか、2009年通算のGDPは横這いから少し上昇するようだ。だが、経済成長率はマイナスレベルに留まっている。
民主党新政権は、自民党政権とは異なる脱不況政策を行うのだろうが、まずはこれを原点にして努力を重ねてもらいたい。麻生前政権がやらなかった「電 . . . 本文を読む
我が国5大紙のWeb情報を見ていたら、新内閣のメンバーが所属する民主党内政策グループまで含めて記述していたのは、日経と朝日のみ。とりあえず、日経のデータを貼り付けておきます。
鳩山新内閣の顔ぶれ(2009年9月16発足)
http://www.nikkei.co.jp/senkyo/2009shuin/index.html#sokaku
以前自民党の閣僚が発表されても、半分位はどんな人物 . . . 本文を読む
本日午前、麻生内閣は総辞職し、約1年間の政権担当を終えた。次いで、鳩山民主党代表が首相に選ばれ、鳩山内閣が発足した。自民党にしてみれば、途中1993年の細川連立政権(8ヶ月)があったけれど、実質53年間維持した政権与党から離れることになった。
麻生太郎総裁には、期待するところがあった。だが、首相として疑問に思う点を折々に感じた。首相公邸に3ヶ月も遅れて引越ししたこと、国籍法改悪の軽薄な取り扱 . . . 本文を読む
今月15日に、沖縄県の若い女性(24)が新型インフルエンザに感染して亡くなった。この女性は、基礎疾患が無かったのに、肺炎を起こしていたとのこと。今迄の死者と異なる症例で、厚労省は相当に注目しているようだ。
我が国の新型インフルエンザによる死者は、これで13人目。世界全体では、3200人を超す死者が出ているとWHOは報告(9/12付け)。世界の感染者総数は、27万7600人にも達している。
. . . 本文を読む
当今の若年教育で問題になっている学力低下、健全な競争心の喪失、それと小中学生の倫理観欠如は、担当教師の資質及び能力劣化と大きく関係する。安倍内閣ではこれを改善すべく、教員能力の向上を目指して再教育を行い、組合活動に力を入れる不適格教員の免許停止を図ったが、日教組はこの方針に一貫して反対を続けて来た。
民主党政権が発足すると、早速この問題を取上げ、「教員免許更新制」を廃止の方向で動くようだ。そ . . . 本文を読む
高校生になった頃、ヌーベルバーグの旗手として有名になったルイ・マル監督の第二作、<恋人たち>(1958)が発表され、1年遅れ位だったろうか田舎の映画館でこれを見た。裕福な若妻が、倦怠感から行きずりの若い学者と恋に陥り、目くるめく一夜を過ごした後、夫も子供もそして財産も全て投げ捨てる。そして、恋人の車で去って行くと言うようなストーリーだ。
今と違い、当時の高校生にとっては、刺激的なベッド・シー . . . 本文を読む
今日は、久し振りの快晴、初秋の爽やかな空気が辺りに満ち、とても気持ちが良い。8月中は、群れを成して庭に遊びに来ていた30-40羽の雀達も、田んぼに餌漁りに出かけているのだろうか、今日は2羽のみが餌皿を啄(ついば)んでいるだけ。何とも、のどかな午後のひと時である。
政治の世界は混沌とし、またかと言う位に殺人事件や交通事故死が続き、そしてタレントの覚醒剤事件の執拗な報道など、ニュースをTVで見る . . . 本文を読む