陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

北海道における教育現場の驚くべき実態

2010-03-04 22:08:30 | 教育と研究
 北海道教職員組合(北教組)の違法献金問題から、これまでに北教組が独善的に行って来た政治活動の実態が次々と明らかになっている。国家公務員法によって、教員の政治活動は厳しく禁止されているはずなのに、組合員から強制的に政治献金を集めて、民主党議員を応援している実情が参議院予算委員会で取上げられた。

【北教組問題】ヤンキー先生、「ひどい実態」暴露
2010.3.3 20:14

 かつて北海道の私立高校で教(きよう)鞭(べん)をとっていた「ヤンキー先生」こと、自民党の義家弘介参院議員が3日の参院予算委員会で質問に立ち、幹部逮捕で揺れる北海道教職員組合(北教組)の実態や北教組を含め日本教職員組合(日教組)の支援を受ける民主党の姿勢を激しく追及した。

 義家氏は現職教員の証言として、北教組の教員に支持者獲得のノルマが課され、「選挙に莫大(ばくだい)な公金を原資とした裏金を使い、先生たちを違法に動員して自分たちのイデオロギー実現のために議席を買っている状態だ」と非難した。

 さらに1月に北教組支部が作成した「日の丸・君が代強制」反対のための内部文書を示し、校長への抵抗方法や「強制」された場合の超過勤務拒否といった「裏マニュアル」を暴露。平成18年に民主党の輿石(こしいし)東参院議員会長を支援する山梨県教職員組合幹部が政治資金規正法違反罪で略式起訴され停職処分になったが、昨春、小学校教頭に昇進した例も紹介した。

 義家氏の「波状攻撃」に鳩山由紀夫首相は「偏向した考え方を変えないとか、違法行為があることは許されない」と答弁した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100303/plc1003032017017-n1.htm


 北教組・日高支部は、我が国の象徴である国旗・国歌を、小中学校の入学式や卒業式で取り扱わないように組織的妨害運動も行っていた。北海道教育委員会は、北教組による政治活動の実態調査に乗り出すようであるが、遅過ぎると批判されても仕方があるまい。

 日教組全体に関し、文部科学省はその政治活動の実態を国民へ報告する義務がある。現在の川端達夫文部科学相は、労組出身の代議士であるが、日教組問題にどれだけ踏み込むか疑問である。


【北教組問題】日高支部が「国旗国歌排除マニュアル」
2010.3.4 00:12

 政治資金規正法違反容疑で組合本部の幹部が逮捕された北教組の道内21支部のうち北教組日高支部が今春の小中学校の卒業式・入学式での国歌・国旗の適切な取り扱いをさせないために「『日の丸君が代』強制に反対するとりくみについて」と題した“闘争マニュアル”を作成、支部内の学校に配布していたことが3日、わかった。「マニュアル」には掲揚・斉唱阻止に向けた綿密な指示とともに「学校から完全排除」を掲げている。教師の違法な選挙活動だけでなく、学習指導要領に定められた式典での国旗掲揚や国歌斉唱への妨害も野放しに近い状態になっていることを示す内容になっている。

 「マニュアル」では教師仲間の事前の学習で、国旗・国歌への反対の意志統一をする重要性を指摘。その際のポイントとして国旗や国歌が(1)憲法の主権在民や良心の自由を侵害(2)侵略戦争のシンボル(3)今でも日本経済の海外進出や政治大国、軍事大国のシンボル(4)掲揚や斉唱を通じて改悪学習指導要領の徹底につながる-という観点で共通理解を図るよう求めた。

 さらに、国旗や国歌は「天皇を中心とした国家主義的な日本人としての自覚をもたらす役割」を持っており「文部科学省が天皇制のもと、侵略戦争・植民地支配の歴史を隠蔽(いんぺい)し、国際化の美名の下、ハイテク時代における日本人の海外進出拡大のため『国際競争に勝ち抜く大国日本人の自覚』を求める人づくりを目指すもの」ととらえるよう求めている。そのうえで学校から完全排除する「戦い」を呼びかけている。

 具体的には校長への抗議だけでなく「立て看板の設置」「式典当日の進行表から国旗国歌の文言の排除」などを提唱。ワッペン・リボンを着用した戦いや、式典会場でなく校舎屋上への掲揚に変えさせる取り組みを紹介。それがダメなら「可能な限り見えない位置での掲揚」といった段階別の戦術を提示している。校長に突きつける交渉材料として(1)お祭りへの参加など「町から(学校への)の依頼業務の拒否」(2)超過勤務の拒否(3)新規の教育研究活動などへの非協力-などを組合の「対向戦術」に挙げている。

 一方で戦術を行う際には「物理的抵抗はしない」「PTAに関することは状況を把握し、保護者を敵に回さないよう配慮する」「超勤拒否は部活動は除く」などと批判回避にも入念に配慮した内容となっている。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100304/edc1003040014000-n1.htm
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1 コメント

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Unknown (うんこちんちん)
2010-03-05 23:25:29
かつて道産子だったのだが、内地に住んで外から見ると、北海道の良さは自然だけで、人心は荒んでいると思うようになった。

もう、北帰行は無いと確信している。

自分は、新潟長岡からの移民の子孫だ。今は内地へ里帰りしただけのことかも知れない。

札幌の高校の同窓は、五十人以上が教育大へ進学したから、教員に向かって石を投げれば、その高校出身に当ると言われたものだ。

かれらも洗脳されたのだろうか?
人生の生き方が変われば、かくも生き様も変わっていくと言うことだろうか。
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