陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

雪の降る夜は「常夜鍋」を楽しむ

2012-01-24 01:14:19 | 食べ物
 24節気の大寒(1/21)も過ぎて、一年中で一番寒い頃となった。武道では、寒稽古が盛んに行われる時節である。

 深々と雪の降る夜、皆で楽しむ簡単料理、「常夜鍋(じょうやなべ)」は如何。豚肉とほうれん草が良く合って、生姜が体を芯から温める。但し、酒を使うので、小さい子供たちへの慎重な配慮は必要。「毎日食べても飽きない」、「一晩中食べても飽きない」のが、この鍋の名前の由来だそうだ。

常夜鍋のレシピ

○材料(3人分)

 ロース豚肉(すき焼き用)  400~450g(バラ肉薄切りでも可)
 ほうれん草           2束
 根生姜             1欠片(かけら) 是非必要
                  おろし生姜(チューブ入り)で代用可。
 冷凍うどん           3玉(細目の茹うどんで可)

 水                500cc
 料理用酒            100cc(吟醸酒なら、なお可)
 かつお出し汁(市販品)    大匙1.5杯
                  (「ほんだし」利用なら小匙2杯)
 塩               小匙1杯

 ポン酢醤油、あるいは、柚子ポンを用意(これは漬け汁用)

○調理方法

 1.豚肉は、食べ易い大きさに切っておく。
 2.ほうれん草は、さっと茹で(30秒位)、絞って5cm程度に切り揃える。
   これは、蓚酸成分除去のため。
   面倒くさい場合は、流水で十分に洗い、水切り後ザク切りにする。
   根生姜は、皮を剥いて、短冊に細切り。
 3.土鍋(7号~8号)に水と酒、生姜、調味料などを入れて、軽く煮立てる。
 4.豚肉を最初に入れ、ほうれん草を適当量だけ鍋に加えて、豚肉の色が変わったら
   取り分けて、ポン酢などで食べる(シャブシャブの要領)。
 5.刻みネギ、大根おろしor紅葉おろしをポン酢に加えても美味しい。
 6.湯通し油揚げ2枚(適当に切る)、もやしを1袋用意しておき、
   これらを後に適当に鍋に加えて、変化させるのも一興。
 7.最後にうどんを加え、これで満腹!
 8.うどんの代わりに、水餃子を入れても一味違って美味しい。


 生姜汁に豚肉を入れるような内容だから、体が良く温まる。生生姜には、ジンゲロール成分が含まれ、辛味と共に発汗作用、嘔吐抑制作用がある。加温するとジンゲロールはより辛味の強いショウガオールに変化し、これは血行の循環を良くすると言われている。

 生姜は、古くから生薬として用いられ、風邪の引き始めなどに生姜湯を飲むと体がポカポカして、体調が回復するのは良く知られている。常夜鍋も、食後数時間経過すると、爪先まで良く温まり、ぐっすりと睡眠出来る。
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