Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

シュークリームの皮

2011年05月20日 | Weblog

                

先日、日刊工業新聞の新刊案内を見ていてフッと興味が湧き、「災害列島日本の地盤を探る(前野昌弘:薯)」を購入した。これまで地質学とか地球物理学など学んだことは無いから、地球がどのような構造になっているのかなぞ全く知らなかった。地球の地下深くはドロドロに解けた高温の物質で満たされていて、その表面だけが冷えて固まった陸地や海なのだろう・・・程度に漠然と考えていた。

我々の住む地表、つまり地球の表面から地球の中心までの距離(半径)は平均6400Kmなのだそうである。地球表面を覆っている地殻(山や海が乗っている固い地盤)の厚さは凡そ50Km、その下はマントルと呼ばれる岩石の溶けた厚さ3000Km程の液状の層、更にその下は外核と呼ぶ金属の溶けた厚さ2000Kmの液状の層、そして中心部は内核と呼ぶ半径1300Kmの高温(6000℃以上)の金属(固体)。実に地球は直径の1%にも満たない薄い地殻で覆われているわけである。シュークリームの皮のようなものだ^^!

地球の表面を覆っている固い十数枚の地盤(プレート)はマントルという流動体の上に浮かんでいるようなものであり、プレートの境界部分では相互に軋轢を生じながら少しづつ動き続けている。だから時たま境界部分が壊れて大地震を引き起こす。しかし人類はまだ地球規模でプレートの動き(変化)を詳細に把握しているわけではないから変化を予知することもできない。人間は自然の前では謙虚に頭を垂れ、過去の経験から少しづつ学んでいくしかないようだ。

地盤の章では、日本列島がどのように誕生し地盤がどのように形作られていったかという事も大変興味深読んだ。歳はとったけれど、知らなかったこと、自分にとって新しいことを学ぶ楽しさを味わっている。
これから益々もて余すであろう時間は、興味のあることを「勉強」することに
費やすのも良いかもしれない^^!

          



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2 コメント

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Unknown (Jin)
2011-05-21 20:19:55
偉い・・・頑張れ!!!
陰ながら応援します。
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Unknown (Ed)
2011-05-22 11:58:18
頑張っても・・・今更どうこうってこともないんだけど(^^!、たまに畑違いのことを学ぶと新鮮で結構愉しめます。唯それだけ^^!ハハハ・・・
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