テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

誰よりも不思議で、誰よりも長生き?

2013-01-27 22:53:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さぼりまくりィ~ッ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!サボりました!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、《サロン・デュ・ショコラ》の美味しいショコラに熱中し、
 長々とサボってしましました、読書タイムを。
 まだまだ未練いっぱいですが、
 ショコラの話題は週末にでも再びお届けすることにして、
 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
       ―― サイモン・アークの事件簿 Ⅰ ――


 著者はエドワード・D・ホックさん、
 1955年から2008年までの間に発表されたシリーズ作品の中から
 日本で独自に編纂された『事件簿Ⅰ』は、2008年に発行されました。
 そして……

  


       ―― サイモン・アークの事件簿 Ⅱ ――

       ―― サイモン・アークの事件簿 Ⅲ ――


 画像右側の『事件簿Ⅱ』は2010年に、
 左側の『事件簿Ⅲ』は2011年に発行されました。
 え? 
 サボっちゃったぶん大量紹介?
 いえいえ、違います!
 シリーズ作品のどれもこれも面白いので、一挙に御披露目ですよ~♪

「なが~ィしりーずゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:すごいねえ!)

 半世紀以上に渡ってホックさんが紡ぎ続けてきた《サイモン・アーク》シリーズは、
 一読したら忘れられない、
 なんとも印象的な連作ミステリ作品です。

 だって、探偵役さんが“自称2000歳”なんて、
 ちょっと他にないでしょ?

「えええッ?? にせんッ?!?」
「がるがるぐるるるぅ??」(←訳:二十歳の間違いじゃ??)

 いいえ、間違いでも誤植でも作者さんのカン違いでもありません。
 サイモン・アークさん、
 自称2000歳のオカルト探偵さんなのです。

 サイモンさんは言います――

 
   私はただの調査員。
   世界中の、説明がつかなかったり、
   怪奇に思える出来事を調査しています。

 説明不可能な、不思議な事件を追いかけていたら、
 いつしか二千歳という年齢になってしまった、ということらしいのですが。

「せつめいィがァ、つかないィじけんッ??」
「がるっる~??」(←訳:怪奇って~??)

 サイモンさんが特に興味を持っているのは、
 悪魔の存在……。
 コプト教僧侶である彼は、
 悪魔を捜して世界中をさまよっているのです。

 悪魔は、どこに?
 悪魔の足跡、痕跡をサイモンさんは探します。
 そうするうち、
 悪魔が手を貸したとしか思えない不可思議な事象・事件を、
 調査してゆく結果になったんですね。

「うゥ~んッ? あくまッてェ、そんざいィするのッ?」
「ぐるぐるるぐるがるるる!」(←訳:いないとは言い切れない!)

 2000年の、捜索と探索。
 2000年分の、知識と知恵。
 サイモンさんが名探偵になってしまうのも、必然でしょうか。

 私ネーさのお気に入りは、
 『事件簿Ⅰ』に収録されている《魔術師の日(Day of the Wizard)》。
 詩情を加味したインディ・ジョーンズ風物語、ともいうべき作品です。
 皆さまも、ぜひ一読を~♪

「それでェ、あくまはァ?」
「がるるるぐるぐる?」(←訳:見つかりましたか?)

 さて、サイモンさんと悪魔の邂逅は……?

 つい先日発行された『事件簿Ⅳ』で明かされているかもしれませんよ!
 『Ⅳ』も近日中に御紹介いたします!



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年も《オーロラ》観測! | トップ | 散歩でめぐるTOKYO♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックス」カテゴリの最新記事