「こんにちわッ、テディちゃでス!
むむゥ? またしてもォ?」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!離脱~!)
こんにちは、ネーさです。
2021年秋季ドラマ、
『日本沈没』に続いて
『ラジエーションハウス』も
離脱してしまいました……ので、
今日10月20日からは『恋です!』に参入します!
楽しいお話でありますように、と祈りつつ、
さあ、読書タイムもがんばりますよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 藤田嗣治 パリを歩く ――
著者は清水敏男(しみず・としお)さん、
2021年9月に発行されました。
『Dans Paris,à la recherche de Foujita』と
仏語題名が付されています。
ある年の暮れのこと――
と、著者・清水さんは
冒頭で述べています。
ダヴォス会議に来ないか、
というメールが友人から届いたのでした。
「わほほゥ! それッてェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:かの有名な!)
スイスのダヴォスで開催される
世界経済フォーラムの年次総会、
いわゆるダヴォス会議。
その会議の夕食会で
アートの話をする人材が要るんだ。
お誘いを快諾した清水さんは、
翌年1月の下旬、
スイスへ旅立ったのです、が。
実は、
心のうちに
ひそかな計画を抱いての
出発でした。
「ひみつゥ~でスかッ♪」
「がるぐるがるる??」(←訳:何の計画だろう??)
清水さんが長年研究している、
画家・藤田嗣治(ふじた・つぐはる)さん(1886~1968)。
日本に生まれ、
1955年にフランス国籍を取得、
レオナール・フジタとなって
晩年をフランスで過ごした藤田さんの没地は、
チューリヒ。
そこで、清水さんは考えたのです。
ダヴォスはチューリヒから近い!
会議のついでに、
チューリヒへ行こう!
「ないすゥあいでィあッ!」
「ぐっるぅるがっるぅる!」(←訳:行っちゃえ行っちゃえ!)
文献をもとに、
訪れたのはチューリヒ州立病院。
けれど、
藤田さんが亡くなった病室や病棟、
フランスに住んでいた藤田さんが
スイスの病院に入院した理由も
分かりませんでした。
なぜ?
清水さんは、
さらなる旅へと踏み出します。
藤田さんの終焉の地・チューリヒから
時間をさかのぼり、
パリへ。
画家”フジタ“を見出し、
育て、
世界へ送り出してくれた都市・パリへ。
「でんせつのォじだいィ!」
「がるぐる!」(←訳:黄金時代!)
本文は、
パリを旅する12日間と、
アヴィニョンやランスへ足を伸ばす3日間の
2つのパートで構成されています。
《藤田さんのパリ》
を偲ぶ清水さんの旅日記には、
藤田さんの作品はもちろん、
エコール・ド・パリの画家さんたちの絵画、
街の地図、
現在のパリの写真など、
多数の図版も添えられており、
不思議な気持ちにさせられますね。
「じだいィはァ、かわれどォ~」
「ぐるがるるる?」(←訳:街は変わらず?)
堅苦しい評論書ではなく、
こころのまま、
ただ歩く。
かつて、
ひとりの画家さんがしたように。
旅の本であり、
絵画を想う本でもある、
ユニークなノンフィクション作品は、
アート好きな方々に、
フランス好きな方々にも
おすすめですよ。
書店さんのアート本コーナーで、
それとも
旅行ガイド本のコーナーで見かけたら、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
むむゥ? またしてもォ?」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!離脱~!)
こんにちは、ネーさです。
2021年秋季ドラマ、
『日本沈没』に続いて
『ラジエーションハウス』も
離脱してしまいました……ので、
今日10月20日からは『恋です!』に参入します!
楽しいお話でありますように、と祈りつつ、
さあ、読書タイムもがんばりますよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 藤田嗣治 パリを歩く ――
著者は清水敏男(しみず・としお)さん、
2021年9月に発行されました。
『Dans Paris,à la recherche de Foujita』と
仏語題名が付されています。
ある年の暮れのこと――
と、著者・清水さんは
冒頭で述べています。
ダヴォス会議に来ないか、
というメールが友人から届いたのでした。
「わほほゥ! それッてェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:かの有名な!)
スイスのダヴォスで開催される
世界経済フォーラムの年次総会、
いわゆるダヴォス会議。
その会議の夕食会で
アートの話をする人材が要るんだ。
お誘いを快諾した清水さんは、
翌年1月の下旬、
スイスへ旅立ったのです、が。
実は、
心のうちに
ひそかな計画を抱いての
出発でした。
「ひみつゥ~でスかッ♪」
「がるぐるがるる??」(←訳:何の計画だろう??)
清水さんが長年研究している、
画家・藤田嗣治(ふじた・つぐはる)さん(1886~1968)。
日本に生まれ、
1955年にフランス国籍を取得、
レオナール・フジタとなって
晩年をフランスで過ごした藤田さんの没地は、
チューリヒ。
そこで、清水さんは考えたのです。
ダヴォスはチューリヒから近い!
会議のついでに、
チューリヒへ行こう!
「ないすゥあいでィあッ!」
「ぐっるぅるがっるぅる!」(←訳:行っちゃえ行っちゃえ!)
文献をもとに、
訪れたのはチューリヒ州立病院。
けれど、
藤田さんが亡くなった病室や病棟、
フランスに住んでいた藤田さんが
スイスの病院に入院した理由も
分かりませんでした。
なぜ?
清水さんは、
さらなる旅へと踏み出します。
藤田さんの終焉の地・チューリヒから
時間をさかのぼり、
パリへ。
画家”フジタ“を見出し、
育て、
世界へ送り出してくれた都市・パリへ。
「でんせつのォじだいィ!」
「がるぐる!」(←訳:黄金時代!)
本文は、
パリを旅する12日間と、
アヴィニョンやランスへ足を伸ばす3日間の
2つのパートで構成されています。
《藤田さんのパリ》
を偲ぶ清水さんの旅日記には、
藤田さんの作品はもちろん、
エコール・ド・パリの画家さんたちの絵画、
街の地図、
現在のパリの写真など、
多数の図版も添えられており、
不思議な気持ちにさせられますね。
「じだいィはァ、かわれどォ~」
「ぐるがるるる?」(←訳:街は変わらず?)
堅苦しい評論書ではなく、
こころのまま、
ただ歩く。
かつて、
ひとりの画家さんがしたように。
旅の本であり、
絵画を想う本でもある、
ユニークなノンフィクション作品は、
アート好きな方々に、
フランス好きな方々にも
おすすめですよ。
書店さんのアート本コーナーで、
それとも
旅行ガイド本のコーナーで見かけたら、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
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