「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぐおおおおォ~ッ! けッしょうせんッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!言葉もないです!)
こんにちは、ネーさです。
錦織選手の快挙に日本中が沸いた一日でしたね!
テニスファンの皆さまには楽しい週末となりましたが?
ううむ、優勝杯の行方は?
ハラハラドキドキしながら、
本日の読書タイム開始です~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/e6/0e5b4f4614abec6be43efbfe3f6a0ed9.jpg)
―― 美術、応答せよ! ――
著者は森村泰昌(もりむら・やすまさ)さん、2014年7月に発行されました。
『小学生から大人まで、芸術と美の問答集』と副題が付されたこの御本は、
『ちくま』誌上に2012年1月号から2014年2月号にかけて連載された
実に奇抜で真摯な《問答》の記録です。
「いッきゅうさんッ、みたいなァ~?」
「ぐる~!」(←訳:南無~!)
いえいえ、これは、頓智(トンチ)の禅問答集、ではありません。
《美術についてなにか聞きたいことはありませんか》
という問題提起に対し、
寄せられた数々の質問。
それへ、森村さんは答えを述べてゆくのです。
もうホントにマジメに、
心から。
「でもォ~、びじゅつゥもんどうゥッてェ~…」
「がるるる~…」(←訳:難しそう~…)
おっと、読まず嫌いはいけませんてば。
この御本の中で、
森村さんは難解な専門用語、技術用語を使いませんでした。
分かりにくい用例も挙げませんでした。
ごく平易な、
理解しやすい言葉で実直に、
《美術であることと、そうでないことの境はどこに?》
《誰かの手に作品が渡るとき、どんなことを考えますか?》
《ヨーロッパばかりでずるい!》
《裸体作品がハズカシイ》
《表現者として震災に向き合うのは可能でしょうか?》
といった質問に応じます。
「ううむゥ! しつもんもォ~」
「ぐるーる!」(←訳:ユニーク!)
大学教授さん、有名な精神科医さん、会社員さん等からの問いへの
森村さんのお答えは、
読んでみればどれも、
なるほどなぁ~
そういう見方もアリか!
と感じ入ってしまうものばかり……。
私ネーさ的には、
狂言師の野村萬斎さんの
《美術家にとって『化ける』とは?》
という問いへの森村さんの答えが印象的でした。
本気と演技の間の、
捉え難い境界線。
そこに生まれるものこそが――
「しィ~ッ! それいじょうはァ~」
「がるるるぅぐる!」(←訳:バラしちゃダメ!)
森村さんの《まごころ》が露わになる、
そして読み手の心に残る、
まっすぐで、美しい一冊。
すべての活字マニアさんに、
ぜひのおすすめです!
(森村さんは現在開催中のヨコハマトリエンナーレのディレクションでも話題です。
トリエンナーレにも御注目くださいね!)
ぐおおおおォ~ッ! けッしょうせんッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!言葉もないです!)
こんにちは、ネーさです。
錦織選手の快挙に日本中が沸いた一日でしたね!
テニスファンの皆さまには楽しい週末となりましたが?
ううむ、優勝杯の行方は?
ハラハラドキドキしながら、
本日の読書タイム開始です~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/e6/0e5b4f4614abec6be43efbfe3f6a0ed9.jpg)
―― 美術、応答せよ! ――
著者は森村泰昌(もりむら・やすまさ)さん、2014年7月に発行されました。
『小学生から大人まで、芸術と美の問答集』と副題が付されたこの御本は、
『ちくま』誌上に2012年1月号から2014年2月号にかけて連載された
実に奇抜で真摯な《問答》の記録です。
「いッきゅうさんッ、みたいなァ~?」
「ぐる~!」(←訳:南無~!)
いえいえ、これは、頓智(トンチ)の禅問答集、ではありません。
《美術についてなにか聞きたいことはありませんか》
という問題提起に対し、
寄せられた数々の質問。
それへ、森村さんは答えを述べてゆくのです。
もうホントにマジメに、
心から。
「でもォ~、びじゅつゥもんどうゥッてェ~…」
「がるるる~…」(←訳:難しそう~…)
おっと、読まず嫌いはいけませんてば。
この御本の中で、
森村さんは難解な専門用語、技術用語を使いませんでした。
分かりにくい用例も挙げませんでした。
ごく平易な、
理解しやすい言葉で実直に、
《美術であることと、そうでないことの境はどこに?》
《誰かの手に作品が渡るとき、どんなことを考えますか?》
《ヨーロッパばかりでずるい!》
《裸体作品がハズカシイ》
《表現者として震災に向き合うのは可能でしょうか?》
といった質問に応じます。
「ううむゥ! しつもんもォ~」
「ぐるーる!」(←訳:ユニーク!)
大学教授さん、有名な精神科医さん、会社員さん等からの問いへの
森村さんのお答えは、
読んでみればどれも、
なるほどなぁ~
そういう見方もアリか!
と感じ入ってしまうものばかり……。
私ネーさ的には、
狂言師の野村萬斎さんの
《美術家にとって『化ける』とは?》
という問いへの森村さんの答えが印象的でした。
本気と演技の間の、
捉え難い境界線。
そこに生まれるものこそが――
「しィ~ッ! それいじょうはァ~」
「がるるるぅぐる!」(←訳:バラしちゃダメ!)
森村さんの《まごころ》が露わになる、
そして読み手の心に残る、
まっすぐで、美しい一冊。
すべての活字マニアさんに、
ぜひのおすすめです!
(森村さんは現在開催中のヨコハマトリエンナーレのディレクションでも話題です。
トリエンナーレにも御注目くださいね!)
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